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しま・しましま

Author:しま・しましま
こんにちは
しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
コメントとかすごくよろこびます。

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ツイッターで遊んだものその3


ツイッターでお題を募集して詠みました。
今回は題の音数制限なしで、
自身も短歌に詠んだ事がある言葉、とさせてもらいました。
基本的にはお題のフレーズ詠み込みで全部やりたかったんですが、
いくつかはテーマ詠になってしまったこと、
ちょっと残念でしたが、
やっぱり思いがけない言葉が飛び出してきて楽しかったですね。

「路線図」
地図を這うバスの路線図きみんちをみんなが忘れたわけじゃないけど
まず一つ目のこの「路線図」でいきなりうーんと唸らされてしまいました。
わたしの生活圏内に無いわけじゃないけど、電車とかバスとかめったに使わないので。

「助手席」
助手席のシートベルトになりたいよ君はいつでも飛び立った後
「助手席」ってもうすでに何か固定イメージが付きまとう言葉だなぁ
って、詠みかけて気がつきました。

「蝋燭」
捨て方は単純でいい 蝋燭はどこでも燃えるゴミになります
「蝋燭」、ろうそくも意外に苦戦しました。
ろうそく自体はなんどか詠んでるはずなんですが。

「キューバリブレ」
ライムジュース絞る手つきのあやうさにキューバ・リブレの傾いてゆく
このお題は自分の中からは多分ぜったいに出て来ないだろうなぁ
って思って楽しく詠みました。

「ディズニー」
ディズニーのダンボの色を水色と言ったあなたの明るい憂い
「ディズニー」めっちゃ悩みました。めちゃ難しかったですね。
TDRにも行った事がないし、どうしようってなりました。

「桃」
あんなにもやさしく触れたはずだった指の形に傷む白桃
「桃」は俳句でも短歌でも好きなモチーフ。
桃、いいですよね。桃。

「日本海」
日が射せば明るい筈だふるさとに貼り付いているこの海だって
このお題は色々考えたんですが、
テーマ詠になりました。
いやー、「日本海」って言葉入れるととたんに演歌チックに思えちゃうんですよね。

「鬼」
鬼が島が見えたあたりで桃太郎も大きな焚火を囲んだはずだ
最終決戦前夜、みんなで焚火を囲んで過去話とかしちゃう
みたいなイメージないですか?
ファイナルファンタジー10に毒されてます?

「フェールラーベンカンケンバッグ」
空っぽを背負ってあるくフェールラーベンカンケンバッグと知らない町を
「フェールラーベン」っていうブランドの「カンケンバッグ」。
北欧の小学生が通学かばんとして使ってるリュックらしいですね。

「酢酸カーミン」
握り込んで誰にも見られていないはず酢酸カーミンで染めた指先
はて……って一瞬思ったんですが、
「さくさんかーみん」って口に出してみたら遠い記憶がうっすら甦ってきました。

「横取る」
犬のえさ横取りしてくカラスらの戦うためには出来てない爪
「横取る」と「横取り」は微妙に違うんではないか……と、思いつつ、
「横取る」でうまく言葉を紡ぐ事が出来ませんでした。うーん。

「プラネタリウム」
ナレーションオフして欲しいぼくたちがそれぞれの星で眠れるように
これもテーマ詠。
プラネタリウムはいいですよね。たまに行きたくなる施設です。

「毒」
毒殺は女の仕事 毎日が未遂であるという可能性
ちょっとだけブラック仕様にしました。

「遠雷」
つばひろの帽子が隠す眉のかたち 遠雷 ぼくは笑っていいの?
「遠雷」、このお題は「ディズニー」とツートップの難しさでした。
俳句では使いやすいんですけどね。
そもそもすでに「遠雷」に色々なものが詰ってて、
何を付け足しても蛇足っぽく思えてしまって
どう組み込めばいいんだろうってなっちゃいました。

「パイプ椅子」
パイプ椅子のぬるき座面に鼻白みつつゆるやかな群れに混じりぬ
今回詠んだ中で、けっこう自分で気に入ったうたになりました。
うっすら居心地悪い感じを
ぬめっとしたリズムで詠めたかなぁって。
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ゾンビ連作

しばらく前に、テレビドラマの「ウォーキングデッド」にドハマリして、
その興奮のまま、ゾンビ連作編みたい!
と、だだっと20首連作を作りました。
誰かこれを読んで忌憚のない感想をお願いしますってお願いしたら、
三人の方が手をあげてくださって、
そこからまた少しだけ手を加えたのがこの連作になりました。
その後で一度ツイッターに上げてみたんですが、
イマイチ反応もうすかったんで
あんまり興味を引かなかったんだなぁってこっそり取り下げてたんですが、
喉もと過ぎればなんとかってやつでこんどはこっちに。


「ね、このトイレまだ水流れるよってそんなことも小さくはない幸せになる」
しま・しましま

死んだら人はみんなゾンビになるというながいながい夢のようなドラマ
を、見てた俺に死角はなかったといったあなたがまず死ぬリアル
音漏れのイヤフォン 静かに暮らすって最初の準備が大切なのね
生前は近視だったというひとの今はどれだけ見えてるだろう
左手を落しましたよお嬢さん、なんて窓から呟いてみる
おもかげは余りないけどあのひとがわたしの好きな人だったひと
頑張りすぎるところがあったね今もそうフェンスに何度もぶつかっていく
正午からしずかに雨が降りはじめ小道でゆれる死人を濡らす
倍速で朽ちていくんだ肉体も、ゆっくり育ってきたこの町も
群のなかの順位のつかない場所にいてこうもり傘にもたれて眠る
R-15 R-15と呟いて慣れてしまえばかれらは脆い
重そうに日めくりがぶらさがっている二月五日を血でそめたまま
どんな未来があるとしたって絶対に夏場のゾンビタウンは匂う
山茶花があかく地面を染めているここも誰かのたたかいの跡
かたまってゆっくり歩く わたしたちもゾンビもそれは同じに見える
蟻たちが胴上げみたいに運んでく死んだ蝶、死んだ蝿、死んだ蟻
もう誰もやけどを怖がったりしない だから(だけど)大きな火を焚く
人だったものの頭がころがって地球は丸いしわたしは生きる
意外にもわたしが生きていることもあなたは笑ってくれないだろう
でも信じられる?終わってく世界で親知らずなんか生えてきている

ツイッターで遊んだものその2


ツイッターで遊んだものその2は
八音以上のお題を下さい
とお願いして、
それに集まったお題で詠んだ短歌(と俳句)。

そういえば、
以前にも同じお願いをしてお題を集めたことがあったんですが、
こっちには転載してなかったんだなぁ。
長さを規定しないお題募集の方は転載してたのに。


「映画鑑賞会」(中牧正太さんから)
鳥帰る映画鑑賞会もせず
ぼくたちの映画鑑賞会笑つても泣いてもよいが立つてはならぬ

「苺狩り農園」(木蓮さんから)
苺狩り農園に出てしまひけり
苺狩り農園行きのバスが出てしまつたあとのバス停しづか

「プロジェクションマッピング」(小川けいとさんから)
啓蟄のまづプロジェクションマッピングより
プロジェクションマッピングなほいきいきと死せるものらを動かしてをり

「道路交通法」(ねんさんから)
風光る道路交通法教本
見通しのよい交差点 道路交通法を最初にやぶつた場所はここです

「ルーブゴールドバーグマシン」(那須ジョンさんから)
ルーブゴールドバーグマシン式つちふれり
ルーブゴールドバーグマシンの作動して三日で沈むスワンボートは

「ふるさと納税」(ナタカさんから)
梅ふふむふるさと納税しなくても
野良猫の立ち止りては振り返るふるさと納税こちらへどうぞ

「デイビッド・カッパーフィールド」(貝澤駿一さんから)
デイビッド・カッパーフィールド田螺鳴く
デイビッド・カッパーフィールドあざやかに自由の女神の自由を消しぬ

「ストラディバリウス」(荻森美帆さんから)
ストラディバリウスに振向き恋の猫
目隠しでストラディバリウス聞き分けるきみが知らない恋猫の声

「コンプライアンス」(須磨蛍さんから)
コンプライアンス薔薇の芽の紅に雨
誰にでもうすくいい顔 コン プライ アンス コップの氷は回る

「ブラジルプリマベーラ」(ゆらさんから)
薔薇の芽にブラジルプリマベーラの香
カフェオレの色に大地へ日の射してブラジルプリマベーラ農園の朝

「第五輪荷重」(あおくまさんから)
第五輪荷重野焼の火の軋む
馬車馬は気にせぬだらう第五輪 荷重かかれば上ぐる悲鳴も

「ンゴロンゴロ保全地域」(楢原もかさんから)
ンゴロンゴロ保全地域も春の月
ンゴロンゴロ保全地域に吹く風にはつかにまぎる散らし寿司の香

「証券新聞」(井筒ふみさんから)
茂吉忌の日付証券新聞に
コンビニのゴミ箱に突つ込まれてゐる証券新聞(はみだすエッジ)

「濃厚接触者」(かっちゃんさんから)
春の風邪互ひに濃厚接触者
該当患者の濃厚接触者として幾度もポチの名前挙がりぬ

「サウザンアイランドドレッシング」(塾カレーさんから)
サウザンアイランドドレッシング色春あけぼの
三月のはじまるサウザンアイランドドレッシングのうすもも垂らし

「巨大建造物」(気球さんから)
獺祭り(うそまつり)巨大建造物の陰
巨大建造物建売祭の会場でサクラ家族がすするラーメン

「バッティングセンター」(えんどうけいこさんから)
バッティングセンター裏の蕗のたう
バッティングセンターで飲むコカコーラ特別なんて誰にでもある

「イリオモテオオヤマネコ」(知己 凛さんから)
いりおもておほやまねこへ朧立つ
にやにやと影のみあをくイリオモテオホヤマネコの見下ろし笑ふ

「大山隠岐国立公園」(笠和ささねさんから)
大山隠岐国立公園日脚伸ぶ
大山隠岐国立公園全きに大陸の砂いつまでも降る

「ワンルームディスコ」(長月優さんから)
ワンルームディスコなんにもない部屋でミラーボールのやうなプライド

「アンダーグラウンド」(未衣さんから)
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドねえどうしてもバナナを明るくゑがいてしまふ

ツイッターで遊んだものまとめ1


転載しておかないと忘れそうなので、
この間ツイッターで遊んでいたものを。

#1ふぁぼごとに存在しない句集の106ページ左端の句を書く
というハッシュタグ。
面白そう!って思ってやってみたんですが、
これが思った以上に楽しかった。
句集タイトルを付けるのが意外に難しくて、
なんとかタイトルをつけたら、
今度はその句集の表題作も詠んでみたくなって、
15の句集の106ページを書いたあと、
その句集の表題作を書く、に勝手に移行しちゃいました。


雛納めきみの釦をまぎれさす (106ページ左端)
ジャパニーズディライトさくらふぶきけり (表題作)
「ジャパニーズディライト」


イメージとしては十代後半の女の子の句集。
季語は「雛納め」(雛人形を片付けること)「さくら」。
ちなみに「ジャパニーズディライト」は、
ナルニア国物語に出て来るお菓子「ターキッシュディライト」から
思いつきました。日本の歓び、みたいな。

トランクス少年立たす春の海 (106ページ左端)
鎮魂感かすかに海水パンツかな (表題作)
「鎮魂感」


最初に句を作ったときはそこまでやりすぎる気は全然なかったんですが、
タイトルを「鎮魂感」としてしまったせいで、
暴走した感ありますね。
面白かったからいいんですが。
季語は「春の海」「海水パンツ」。

つぎつぎと雲を吐き出す辛夷かな (106ページ左端)
旅鞄ひとつまとめて夕焼けぬ (表題作)
「旅鞄ひとつ」


これは割と落ち着いた俳句を書かれる方の句集、
みたいなイメージ。女性の作品という感じで。
季語は「辛夷」「夕焼け」。
ちなみに「夕焼け」は夏の季語となっております。

泳ぐたびあふりか遠くなりにけり (106ページ左端)
もう半分過ぎてしまひぬ走馬灯 (表題作)
「もう半分」


割と自分、というかしま・しましまに近い句集ぽい。
タイトルの付け方も。
季語は「泳ぐ」「走馬灯」。
泳ぐはいいとして、走馬灯って季語なのかよ!
ってなりますが、
よく「これまでの人生が走馬灯のように」とかいいますけども、
本物の走馬灯は、回り灯籠のこと。
えっ回り灯籠ってお盆とかに飾るやつじゃない?
だったら秋の季語?
って思ったりするんですが、
どうも夏の夜の遊びみたいなものだったらしくて夏の季語となってます。

是非もなく飲み屋に集ふ雛の夜 (106ページ左端)
海近き町なれば驟雨も潮の匂ふ (表題作)
「驟雨集」


30代男性ぐらいを想定した挽歌を軸にした句集、
みたいなイメージ。
季語は「雛の夜」「驟雨(しゅうう)」。

夕顔のよこに氷の届きたる (106ページ左端)
スナックパブよしえのママの焚火顔 (表題作)
「スナックパブよしえ」


わたし自身、しま・しましまというよりももうちょっとわたしに近い感じ。
「スナックパブ」ってなんだよ
「パブスナック」だろ、普通。
って思うでしょ。実際に素で間違えてそう店名に入れてたママがいたんですよ。
季語は「夕顔」「焚火」ですが、
「焚火顔」とか勝手に作っちゃった。

「人生は一度きり」暗転 春の闇 (106ページ左端)
むかしむかしイタリアの木の人形に月おぼろ (表題作)
「ピノキオ句集」


これは今回新たに作ったものじゃなくて、
以前ネプリで出した「ピノキオ句」から。
なので、句集としては存在しないけど、すでに存在する句だったりします。
季語は「春の闇」「月おぼろ」。
「人生は一度きり」ってセリフは、
ディズニーの「ピノキオ」の中で、
遊園地でピノキオと一緒に悪さしてた悪童のセリフ。

林檎剥く真つ赤な舌でありにけり (106ページ左端)
スヰートピー誰へともなくしづくする
「しづくする」


これは二十代前半ぐらいの女性をイメージ。
「林檎」「スイートピー」が季語。

菓子鉢のルマンド順に割りて春 (106ページ左端)
蓑虫のまだ薔薇の木に夢を見て (表題作)
「薔薇の木に」


全体的にごちゃっとした感じの句集、
みたいなイメージを持ってます。
季語は「春」「蓑虫」。
花としての「薔薇」や、「薔薇の芽」は季語だけど、
この句では「薔薇の木」だからセーフセーフ。

寒林に弾き出されてしまひけり (106ページ左端)
(交はした会話が風に取られてかんばせ岬に集まつてくるといふ)
もう一度聞きたく岬の先のさき (表題作)
「かんばせ岬」


この句集もタイトルに造語を持って来て、
そこから楽しくなっちゃったもの。
「かんばせ岬」の「かんばせ」は
顔じゃなくてカンバセーションの「かんばせ」だったり。
前書きも付けるタイプみたいなのも
面白いかな
っていうか前書きないと通じないかもって思いました。
季語は「寒林」と、無季。
無季俳句も混ぜたかったんですよね。
喪失感みたいなものを軸にした句集とか
そういうイメージの句集でした。

啓蟄やトイレットペーパー最後まで白 (106ページ左端)
夏休み後半食べられないパンばかり (表題作)
「食べられないパン」


これもわりと自分が入ってるかなぁ。
ゆるい定型感で詠む伝統俳句みたいな。
季語は「啓蟄」「夏休み」。

塩袋に背骨のごとく秋の匙 (106ページ左端)
戻らぬと決めて桜の三分咲 (表題作)
わたくしへ桜咲く散る覆水祭 (表題作)
「覆水祭」


タイトルの「覆水祭」は造語。
覆水盆に返らず、の覆水です。
こぼれた水のことね。
離婚を決意した女性を想定して、
それを軸に編んだ句集みたいな感じ。
表題作が二つなのは、
「覆水祭」を詠みこんだ句一つだと、
ちょっと独立してなかったかな、と思ったからでした。
季語は「秋」「桜」。
「秋の○○」みたいな使い方、
本当は微妙にNGだったりしますが、
こういうのも入れてみたかった。

残雪のただひたすらに光りゐる (106ページ左端)
美作の三鬼の梅を見に行かむ (表題作)
「美作行」


岡山県美作市での旅吟をあつめた句集
みたいなイメージ。
「みまさか」って語感がすごく素適じゃないですか?
ちょうどこのくらいの季節に美作へ旅行へ行った感じで。
ちなみに、
「三鬼の梅」ですが、
ふるさとの美作の梅熟れにけむ(西東三鬼)
を下敷きにしました。
三鬼の「梅」は実梅の方なんですが、
この句集の表題作はあえての花梅と思って欲しいところです。

秋暑しレゴ基礎板の踏めば割れ (106ページ左端)
勇魚釣り冬の星座を欲しいまま (表題作)
「勇魚釣り」


ちょいちょい自分が登場しますが、
これもどちらかと言えばわたしの句ですね。
というか、勇魚釣りの方は、しま・しましまのツイッターで
過去に流したことのあるやつですし。
季語は「秋暑し」「勇魚(いさな)」。
「勇魚」っていうのは鯨のことです。蛇足ながら。

平成の次は相生明易し (106ページ左端)
ドドドドッピオの谺の戻る去年今年 (表題作)
「日常」


これは、あらゐけいいちの漫画「日常」の二次創作的なやつ。
ピノキオ句集と同じような感じですね。
季語は「明易し(あけやすし)」「去年今年(こぞことし)」。
あんまりなじみのない言葉かなって思うので補足しておきますが、
「明易し」は、夏の夜が短くてすぐに明けてしまう、というもの。
「去年今年」は、去年&今年のことではなくて、
大晦日の夜、去年と今年が入れ替わる時のことです。


黄砂降るわけても砂丘の駱駝らへ (106ページ左端)
「どうぶつ年鑑」

ジェイコブズラダーへ豆の蔓のぼる (106ページ左端)
「迷子札」

あたたかやしかけ絵本から指も出て (106ページ左端)
「こつんこん」


これらは15の句集を往復しおわったあとの、
ロスタイム(って今は言わないんでしたっけ?)みたいなもの。
「黄砂降る」「あたたか」が無理のない季語ですね。
「豆の蔓」は超アヤシイ季語。
というか、認定されないかも。
一応「のぼる」って付けたので、
大体季節感は出てるんじゃないかと思いますが。
で、この句の「ジェイコブズラダー」はアレのことです。
日本語にすると「ヤコブの梯子」。
「天使の梯子」とか「日矢」とか「薄明光線」とか言いますが、
雲の間から光が漏れて地上に一条の光が射してるヤツのことです。

ツイッターでお題を募って連作


今日ツイッターで、
詠み込み必須のお題を募集したら、
合計13のお題が集まりました。
そのお題を並べて眺めてたら、
ふと
これは連作になるなって思って、
こんな感じになりました。
後でもう一つお題を貰ったので、
合計14首の連作。

「ぼくらのらはラッパのら(ではなかったみたい)」

濃い霧がぼくらの町を消してゆく晴れたら何がのこるだろうか
                   『霧』塾カレーさんより

ラッシーと呼べばとうとう尾を振って駆け寄るようになったあの犬
                   『ラッシー』えんどうけいこさんより

違うわねえ確かにねえとねえさんはライチの蜂蜜スプーンなめて
                   『ライチの蜂蜜』小川けいとさんより

ガラス越しのメキシコサラマンダーをつつく無数のぼくらのひかる指先
                   『メキシコ』雀來豆さんより

橋の下で拾ったかばん 漂着物と名付けてだれも遠巻きにいる
                   『着物』ナタカさんより

ランドセルの金具が壊れてしまらないがちゃがちゃうるさい二学期だった
                   『しま』桔梗さんより

滑りやすいイチョウの落ち葉のところだけしずかに歩くじぶんのために
                   『落ち葉』終栗夢さんより

いいか、絶対さなぎをほぐしちゃいけないと言うにいさんの真剣な顔
                   『さなぎ』nu_koさんより

犯人(ほし)は多分おんなですぜと公園に点々とあるハイヒールの穴
                   『ハイヒール』かっちゃんさんより

よく締まるロープの結び方だけは忘れてないか時々ためす
                   『締まる』さとうひさんより

絆創膏はがした後もしばらくはうっかり立ててしまう中指
                   『中指』月丘ナイルさんより

「屋台ぶね」と言われてぼくらはうっとりと夢の小舟を浮かべたりする
                   『屋台ぶね』衣未さんより

鴨にエサをやらないでくださいぼくたちが必ずパンを持ってくるので
                   『鴨』宮嶋“Z”いつくさんより

まだお前タラコなんて食べてるのかよと明太子経験者が笑う
                   『タラコ』雨宮司さんより

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