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しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
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うたの日(ビール)

うたの日

5月31日歌題「ビール」

たいくつなくらい無邪気な人といてジョッキのふちの泡乾きゆく(しま・しましま)

この日のお題は「薔薇」「ビール」。
うーん、我ながら性格悪そうな歌だなぁw
せっかくおいしいビールを飲んでるのに、
連れがこういう人だとちょっとツライ。
ちなみに、わたしが普段飲んでる缶の発泡酒は
どうがんばっても泡がグラスに残りません。

この日好きだったのは
樫本らむさんの
海じゃなくビールの泡になりそうだ派手にふられてもう人魚姫
「ビール」のお題で人魚姫!
わー、もうこれすてきすぎる。
王子様との恋が成就できずに、海の泡となってしまう人魚姫。
この人魚姫のはかなさを一新させる歌でした。
好きな人から「派手にふられて」やけ酒って情景ですよね。
でも、ぜんぜんじめじめしてないし、恨み節もない。
上の句の
「海じゃなくビールの泡になりそうだ」
からもう、スピード感があっていいなぁ。
続く「派手にふられて」の
勢いのいいフレーズがまた、スピード感があって、
最後に「もう人魚姫」と
すとっと落ちるところがホントすき。
最後に「人魚姫」が来たことで、
びしっと世界観が「人魚姫」側にもってかれた
って感じがしました。

堂那灼風さんの
気の抜けたぬるいビールを飲みながらメソポタミアの味と言い合う
宮嶋いつくさんの
愚痴を吐く相手もおらず注ぎ足したビールの泡のインフレーション
も、面白くてすきな歌でした。
灼風さんの歌は、
「気の抜けたぬるいビール」を「メソポタミアの味」
と表わしたところがキモなんだと思うけど、
わたしは、それを「言い合う」ってところが魅力的だなって思いました。
ちょっと言葉が悪いけど
くっそまずいビールを飲んで
(いやいや、ビール発祥の古代メソポタミアではこんな感じだっただろう)
ってだけじゃ、
どう考えても美味く飲めると思えない。
でも、それを「言い合う」ことでその場の面白さを感じさせる
って感じかなぁ、と。
いつくさんの歌は、それと逆に、
「愚痴を吐く相手もおらず」だから魅力的に感じました。
まだ少しグラスにビールの残った状態で、
適当にビールを注ぎ足したら、泡がどわっと溢れちゃう。
あるあるですよね。
それを「インフレーション」という一語の発見で
あるあるなだけじゃなくしてる。
そこに詩情をプラスしてるのが
上の句のわびしさなんだろうなって思います。
「ビールの泡のインフレやー」(彦麻呂風に)
って言う相手もいない。
切ない歌です。
この歌のつくりも好きでした。
「愚痴を吐く」というフレーズ、
初句で且つ画数の多い漢字なので強い印象のこって
「泡のインフレーション」という体言止めで、
こっちも印象が強い。
吐き出しきれない愚痴が
ビールの泡になって、
しかもインフレ起こしてるみたいな感じがしました。

それにしても
一緒に飲む相手がいれば、
ビールがぬるいならぬるいで、
注ぎ足したら泡ばっかりになったらなったで
それはそれで盛り上がるんですよね。
そういえば、
きいさんの
注ぎ足したビールの泡に誘われて話のボリュームまた盛り上がる
にも音符を入れたんですが、
これは、そっちの歌ですね。
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コメント

No title

評ありがとうございます!

Re: No title

評というほどしっかりしたものでもありませんが、すてきな歌をありがとうございました。

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