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しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
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うたの日(ぬいぐるみ)


うたの日

9月28日歌題「ぬいぐるみ」

ぬいぐるみみんなティッシュで寝かしつけられてことりとも出来ない夜(しま・しましま)

この日のお題は「ぬいぐるみ」「ガム」
31文字の破調、というのをやってみましたが、
やっぱり破調は読みづらいですね。
っていうか、あえてやるようなことでもなかったなぁ。

ところで、この日は「ぬいぐるみ」の評をつけておいて、
選自体をしてなかったという失敗。
したつもりだったんだけど、途中のまんまだったんでしょうね。
特選に入れるつもりだった歌が、
花束に一点たりない状態だったのを見て、冷や汗が出ました。
うわーん、ホント申し訳ないです。

この日いいなと思ったのは
秋山生糸さんの
くま、いるか、いぬ、ねこ、ゴジラ全員に避難袋を子は用意せり
うーん、すごく好きです。
お家で人間用の避難袋が準備されて、そのまねっこでしょうか。
それとも、テレビ等で災害の様子を見て、強い印象を持った子供が、
自分自身で考えて、ぬいぐるみたちにも準備してやったんでしょうか。
ありったけのかばんや袋状のものを
総動員した「避難袋」を想像しました。
もしかしたら、最後の方のぬいぐるみは買い物袋になったかも。
中身も、ハンカチとか積み木の三角のひとつとか、
ティッシュとかトミカとか、
そんなもので、それを何に見立てて入れたのか、
その子がひとつひとつ主体(お母さんかな)に
説明しながら準備したのかなと想像して、
微笑ましくも、何か心が痛いような気がしました。
「くま、いるか、いぬ、ねこ、ゴジラ」と、
ぬいぐるみひとつひとつを数え上げるような上の句に、
熱心にたくさんのぬいぐるみたちに避難袋を準備する子へ
じっと温かい眼差しを向けている主体が感じられていいなぁ。
わたしが選を失敗しなければ、秋山さんも花束だった……
と、思うとホント申し訳ないです。
こりけケリ子さんの
ものすごい頓智つかいの少年がコーヒーガムをかみながら来る
ものすごいおもしろい歌でした。
「ものすごい頓知つかいの少年」という、
よくわからないけどすごさだけは伝わってくるキャラクターと、
「コーヒーガム」のインパクト!
しかも
「かみながら来る」
と言われて、なにやら道の向うからゆっくりと歩いてくる少年が
わたしの目の前にやってきそう。
しかし、
そうか「コーヒーガム」か……
と、もうこのガムのチョイスだけでも
特選級の味わいがあるなぁって思います。

楽水童子さんの
テディ・ベアに綿をつめこむ手をとめて君は何をか聴く十三夜
わたし自身は作ったことがないけど、
大昔いもうとがよく作っていたことを思い出しました。
テディベアの綿詰めって、
かなりぎゅうぎゅうかたくかたく詰め込むんですよね。
綿の詰まり方の様子を見ながら。
このうたの「君」も、休憩を入れたり、
綿がしっかり詰まってるか確認したりするのに、
「手をとめ」たのかと思います。
その姿を、
「何をか聴く」と主体が見ているところがいいなぁって思います。
近くにいて、「どうしたの?」「何を聴いてるの?」って
聞かないで、ただ、「何をか聴」いてるんだなって思ってる。
そこに、熱心に作業してる「君」を邪魔しないように、
すこし離れたところで見守ってる主体の立ち位置を感じました。
「十三夜」のしずかな夜のたたずまいもいいなぁって思います。
永昌さんの
鬼らしく生きるためにはいらぬもの桃にくるんで川に流した
最初見たとき、
ぬい…ぐるみ…?
って疑問がふっと湧きました。
でも、じわじわ面白くて、じわじわこれは深い何かがあるのかも
って気になってきます。
鬼が島の鬼が、立派な鬼となるために、
幼い頃から愛情を注いだ何かを捨てる
という通過儀礼があったら、
と思うと、ぐっときますね。
このうたの場合は、それが多分ぬいぐるみだったんでしょう。
川下に住む老夫婦が川から拾い上げたのは、
たまたま赤ん坊入りの桃でしたが、
桃を切ったら、なにやら古びたぬいぐるみやら玩具やら入ってた
ということがあったら、
それはそれで、面白いなぁ。
冨樫由美子さんの
この部屋を訪れるたびふえてゐる繁殖力のつよいミッフィー
思わずふふっと頬が緩むようなたのしい歌でした。
訪れるたびに数が多くなっているミッフィーのぬいぐるみを
「繁殖力のつよい」と表現されているのが
たのしいですね。
ミッフィーのぬいぐるみって、
なんとなく赤ちゃん用かなって気もしましたが、
「この部屋を訪れるたび」の「部屋」とあるので、
一人暮らしの女性なのかも知れません。
ぬいぐるみをどんどん増やしていく部屋の主ではなくて、
ミッフィーそのものを詠んでるところもいいなって思います。
小川けいとさんの
ガムを噛むふりをしてみる ショーウィンドウ映る私はガムを噛んでる
「ガム」のお題のうたは、
ダントツで好きなものが二つあって、
このうたも、ハートで選を入れたい!という気持でした。
街角のガラスに自分が映っているのを見て、
ふと「ガムを噛むふりをしてみる」
そしたら、ショーウィンドウに映った自分は
「ガムを噛んでる」私になってた。
という歌ですが、
日常のなかの、ふっとした空虚さが感じられて、
いい歌だなぁって思います。
自分と、ガラスに映る自分が乖離してしまう一瞬を、
「ガムを噛むふり」で自分から作り出しているところが、
なんとも言えず好きです。
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