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しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
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うたの日(化粧)


うたの日

9月30日歌題「化粧」

マスカラのブラシまっくろ 失ったきみの重さをていねいに足す(しま・しましま)

この日のお題は「煙草」「化粧」
「化粧」か、
と思って、一番最初に浮かんだメイク道具がマスカラでした。

この日いいなと思った歌は
門脇篤史さんの
一本のPeaceが燃え尽きてゆくを我らしづかに眺めてをりぬ
挽歌かな、と思います。
お墓に、故人が好きだった煙草に火をつけて供える
というのは割とあることだと思うけど、
この歌の場合は、特にお墓と限定しなくてもよさそう。
親しい友人の集まりで、
亡くなった友人の好きだった銘柄の煙草に火をつけて、
それが燃え尽きるまで黙って見ている。
その間、それぞれの胸に去来する思いがあるんだろうなとか
しみじみ感じます。
「我ら」という言葉がまたいいなぁ。
沼尻つた子さんの
メタリックブルーのネイル不特定多数に愛されなくたっていい
「化粧」のお題のうた。
ネイルって化粧の区分だったのか
って思いましたが、まあ化粧品売り場で売ってるし、
そういえばそうですよね。うん。
顔に施す化粧よりも、とっぴな遊びがしやすいネイルですが、
粧うというよりも、武装する感がたしかにあるなぁって気がします。
「不特定多数に愛されなくたっていい」という下の句、
「愛されなくたっていい」というフレーズが印象に強く残るけど、
「不特定多数に」なので、
まあ、とてもまっとうな感覚で、
「メタリックブルーのネイル」の武装感との微妙なズレが、
グラグラと不安定な気持にさせて、
きっと主体は生き辛さを感じてるんだろうなって気がします。

照屋沙流堂さんの
ため息を紫煙に混ぜて吐くそばで空気清浄機がみな吸えり
煙草の煙を「紫煙」って言うと、
なんかかっこいいですよね。
そこに「ため息」なんて混ぜちゃったらもう、
ハードボイルドの中にちょっとロマンスをまぜたような
くすぐったいほどのかっこよさです。

そのそばから「空気清浄機がみな吸えり」
という台無し加減がめっちゃ好きです。
空気清浄機は、きっちり自分の仕事をしただけですが、
機械だからこその無情な感じが、
面白くてじわじわほろ苦いです。
気球さんの
大きさを比べるコレが教育上よろしくない、と竹輪にかわる
そういえば、大きさを分かりやすく見せるために
横に煙草の箱を添えるのって、
あんまり見なくなりましたね。
そうか、今のトレンドは煙草の箱ではなくて
竹輪になってたんですね。
たしかに竹輪も吸うものですもんね
って吸わないか。
「煙草」(という題)で「教育上よろしくない」と、
かたい雰囲気の上の句に対しての
「竹輪」の何とも言えないゆるい佇まいが想像されて
面白いなって思いました。
秋山生糸さんの
スモーキーローズピンクの口紅で通勤をする わたしは武力
沼尻さんのうたの感想で、
ネイルの方が武装感があるって書いたばっかりですが、
口紅もそういう意志的なものを感じますね。
「スモーキーローズピンク」という色がすてきです。
大人の女性のピンクって感じ。
わたしが青味がかった色が似合わないので
余計にそう思うんですが、
ローズ系の色を使いこなす女性はホント憧れます。
結句の言い切り方が潔くてかっこよくて、
作者の秋山さんご本人のことはわかりませんが、
社会人になって、ある程度年数がある主体だろうなぁって思います。
きつねさんの
本当にきれいに引けたアイライン スーツを脱いでそっと落とした
アイラインがきれいに引けた日って、
なんか朝からうれしいですよね。
っていうかわたしが下手なだけかもですが。
きっとこのうたの主体の一日も、
朝から晩までなんとなくうまく行った日だったかもって思います。
帰宅して、スーツを脱いで、
メイクを落とすときに、まだ今朝引いたアイラインがキレイに残ってて、
すこしもったいないような気持で「そっと落とした」のかな。
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