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しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
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うたの日(重力)


うたの日

10月1日歌題「重力」

重力がことばの端をひっぱってやけに重たいつぶやき あ、雨(しま・しましま)

この日のお題は「重力」「最近いちばん笑ったこと」
最近どよんとしてるので、ちょっとよるの日はわたしに難しかったです。

この日いいなと思ったのは、
中村成志さんの
コーヒーをまたあたためる 火星でも水は下へと沁みるだろうか
コーヒーを新たに淹れるんじゃないところが、
この歌の面白さなんじゃないかなと思います。
コーヒーメーカーで作ったコーヒーを飲みながら、
何か作業をしてる人が想像されました。
もう一杯コーヒーを飲もうとしたら、
もう冷えていたので、コーヒーを温めるながら、
ふと、火星の水について考えている。
うーん、なんかいいなぁって思います。
あらたに淹れなおすほどの時間じゃない、
ほんとに短い時間に、
ふわーっと宇宙へ広がるところが好きです。
「水は下へと沁みるだろうか」という疑問は、
もう少し時間があったらきちんと淹れなおしたい
という気持から
ドリップのイメージを連想してのものなのかな。
火星の水って、ごく最近のニュースなところも、
いいなって思います。
こりけケリ子さんの
猫にエサめっちゃあげてる老人が鬼の顔してハトを蹴散らす
シニカルな主体の視点がすごく好き。
猫にえさを、しかも「めっちゃ」あげてる、
ハトを鬼の顔をして蹴散らす、
動物好きと見たらはげしく矛盾してるけど、
猫だけが好きな人だとしたらなんの矛盾もないこの「老人」を、
批判も何もしないで、
ただ「最近いちばん笑ったこと」として詠んでるところが好きです。
そういえば、
もしかしてこの「老人」は
猫たちにごはんをあげる仙人が町内会に叱られている(こりけケリ子)
の「仙人」と同一人物なんでしょうか。

フジタレイさんの
ユンケルを投げとばすほど元気な日 「重力の虹」を二時間で読む
「重力の虹」を二時間で読む
って!単純計算で一冊当り一時間か!
ってやっぱりまずそこにびっくりさせられました。
多分、何度も読み返した「重力の虹」であれば、
いける……かもしれないですが、
やっぱりそれにはスペシャルな「元気な日」でないと無理かも。
分厚い、長い作品だけど、ストーリーに引き込まれて、
のめりこんであっというまに読んでしまう、
という本もたしかにあるけど、
少なくとも私にとっては「重力の虹」は
そういうタイプじゃなかったので、
余計にびっくりで、
おおーっって感じでした。
門脇篤史さんの
重力にあらがふやうに風に舞ふフラワーシャワーの中を歩みき
うたの日のコメントに、
その後の結婚生活が穏やかな時ばかりではなかったのかなと、感じさせるうたと思いました。
「風に舞ふフラワーシャワー」というのは、実際その時そういう感じの情景で、「重力にあらがふやうに」と主体が思ったのは、回想している現在なのかなと想像しました。
と書きましたが、
なんか、読み返してもへたくそな文章で、
我ながらまいっちゃいますね。
実はひそかに「○○き」という過去回想の助動詞の短歌は、
いつも注目してしまいます。
俳句ではほとんどお目にかからない助動詞なので、
その使い方を勉強したいという気持もありますが、
それ以上に、何か音というかリズムと言うか、が好きなんですよね。
葵の助さんの
重力さえ昨日までとは違うかのような制服くろ、黒、濃紺
えーと、
まずはうたの日のわたしのコメントをご覧下さい。

昨日と今日の間に主体の心情を変化させる何かがあったんだなって思わせます。
朝の登校風景の中の、制服の暗い色合いだけが目に飛び込んでくるということは、余り良い方向の変化ではないのかも。
「くろ、黒、濃紺」から、いろんな学校の制服が交じり合う感じが印象的でした。

ね。(ねってなんだ)
これが完全な読み違いの例です。
後で、作者の葵の助さんに、衣更えの歌とうかがって、
ひゃー!たしかに!しかも10月1日だし!
と思って、一人で身もだえしました。
我が家に衣更えでその日に服装が切り替わる人がいないのと、
この日、小学生以外の学生さんを見る機会がなかったのとで
すっかり衣更えの存在を忘れていました。
10月1日が衣更えの日だということを念頭に入れて読み直すと、
まず、昨日と今日の間に変化したのは、主体の心情ではなくて、
登校風景そのものなんですね。
そこから、
「重力さえ昨日までとは違う」かのように、感じる主体が登場する、と。
完全に逆でしたね。
いきなりダークな色合いで埋め尽くされて、
それはたしかに1.5倍ぐらいの重力になってそうです。
太田宣子さんの
重力が違ふのだらうまつすぐに伸びてあなたはまつすぐわらふ
うたの日のコメントのまんまですが、
主体にとっての「あなた」のまぶしい感じが、
いいなと思いました。
知己凛さんの
見てみて!とどこで覚えてきたのかもわからぬ息子の絶妙ステップ
「最近いちばん笑ったこと」の歌。
たしかに、これは笑っちゃう。
謎の「絶妙ステップ」。
体言止めが効いてるなぁって思います。
きいさんの
浴槽に手足伸ばせば後ろから湿布クラゲがゆらり現る
腰とか背中に湿布貼ったまんまお風呂in
いかにもありそうで、
「湿布クラゲ」
って感じになるんだろうなぁって思うと面白いです。
結句の「ゆらり現る」がまた面白いなぁ。
その場で一人でちょっと笑った後、
その後なんども思い出してちょっと笑えちゃうヤツですね。
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