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しま・しましま

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しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
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うたの日(カーテン・叫)


うたの日

10月3日歌題「カーテン」

水切れのよくないシャワーカーテンがしつこく零すゆうべの不満(しま・しましま)

この日のお題は「ピアノ」と「カーテン」
普段シャワーカーテンと無縁の生活をしてるんですが、
ホテルなどでユニットバスを使うと、
シャワーカーテン、そういうのもあったな
っていつも思い知らされる感じです。
肌に触れてひやっとする感じとか、
苦手なタイプのカーテンですね。

この日いいなと思った歌。
加賀田優子さんの
カーテンの模様になっているあいだ風が止まないことを祈った
ちゃんとこの歌の景が読めてるか自信がないんですが、
なんかとても好きでした。
どういう理由かは分からないけど、
カーテンに隠れてる人がいて、
風がそのカーテンを揺らして
光やカーテンの模様とかをチラチラさせてるから、
ちゃんと隠れていられるって思ってるところかな
って思いました。
というか、
レースのカーテンに隠れた子供を想像しました。
本気で消えてしまいたいわけではないけれど、
今は見えない子でいたい
そんな祈りかなぁ、と。

希和子さんの
カーテンのピンクの鹿が娘らを羊の替わりに夢へと誘う
このうたも、ハート候補でした。
とにかく可愛い!
そして
「娘ら」に向けられた眼差しが優しい。
眠れないときに羊の数を数える
ってよく言いますが、
あれは英語のsheepの音がsleepに似てて、
sheep sheep っていう事で sleep sleep(眠れ眠れ)って、
自己暗示にかけるらしいですね。
ここからは、もしかしたら深読みになっちゃうかも知れないですが、
このうたで夢へいざなっているのは、その羊ではなくて鹿。
deer deer deer

dear dear dear
になって、娘さんたちを包んでるのかもって
そう想像すると、
なんてすてきなんだって思いました。
中牧正太さんの
カーテンをしめるあなたはカーテンをあけるときまでやさしいですか
「カーテン」だけを使って、きっちり事前、事後を思わせるって
すごいなぁって思いました。
「やさしいですか」という、多分口には出さない問いかけは、
つまりはやさしくないかも知れないって思ってるからなのかな。
やさしくなかった人が過去にいたのかなって
そう思うと、
傷ついて震えている小鳥みたいな女性が想像されました。
桔梗さんの
夢でみたあなたの部屋のカーテンをつひにIKEAで見つけてしまふ
「あなたの部屋のカーテン」と同じカーテンを、
IKEAで発見した、
といううたなんですが、
その「あなたの部屋のカーテン」っていうのが
実際に目にしたものでなくて、「夢でみた」
というのが面白いなって思いました。
しかもただ面白いんじゃなくて、なんか怖いですね。
夢に出てきたカーテンを、現実世界で発見してしまうって
どんだけ鮮やかに覚えてるんだ
とか
「つひに」「見つけてしまふ」
って、探し当てた!みたいな感じと、
ああ、やっぱり本当にあったんだ
っていう残念な気持が漂ってるようで、
主体にとっての「あなた」ってどういう人なんだろうなぁって
思ってしまいます。
IKEAっていう具体性が、「夢」とか「見つけてしまふ」の
ふわっとした感じを、ぐっと締めているようで
そこも上手いなぁって思いました。


10月4日歌題「叫」

口に手を当ててるときのミッキーが飲み込んでいる叫びの重み(しま・しましま)

この日のお題は「折」「叫」
TDRのミッキーマウスに限らず、
着ぐるみが口に手を当てるしぐさをするってありますよね。
特にミッキーは完全なパーの手をしてるのと、
真っ白な手袋の手なので目立つ気がしますが、
あれを、
口から零れそうな何かを抑えてる
と思ったら、もうそれにしか見えなくなってしまいました。

この日好きだった歌。
木原ねこさんの
ありがとうバイオハザード不意打ちに小さく叫んであなたに触れる
ホラー映画やおばけやしきで、
女の子がきゃっ!って男の子にボディタッチして、
男の子が、その状況を作ってくれたものに感謝する
みたいなのは、よく見かける感じで、
それ自体がすごく可愛らしいなって思うんですが、
このうたは、当の女の子の方が
「ありがとうバイオハザード」
です。
すごく好き。
ちなみにわたしは
ありがとう/バイオハザード/不意打ちに~
と句切らないで
ありがとうオリゴ糖みたいに、
ありがとうバイオハザード/不意打ちに~
で完全に二句に句切って読みました。

宮嶋いつくさんの
体積の三分の二が体毛とわかった時のムックの叫び
体毛を体積に入れるって
なんて細かい計算なんだ!
ってまず笑っちゃいました。
それにしても、
多分わたしと同じ考え方で作られた歌と思うんですが、
(ムックも手が白いし)
ムックを出してきたところ、
やられた!
って気がしました。
しかもこっちは明るいし。
楽しいうたでした。
桔梗さんの
うつかりとマンドラゴラを引き抜いた大根ばたけ のちのしづけさ
その情景を想像するだに恐ろしい。
畑及びその近辺の人たちが、
引き抜かれたマンドラゴラの悲鳴によって、
ばったりとみんな倒れて、
後は音もなく静かで……。
これが「大根ばたけ」というのが面白いですね。
同じ、引き抜いて収穫するものの人参の畑だと
ここまで面白くなかったかも。
マンドラゴラの洋と大根の和の違和感も面白いし
太くて白い大根の散らばった感じも
想像すると衝撃的ですし。
沼尻つた子さんの
叫びより遠くへ届く囁きがほしい ベージュのマフラーを巻く
「叫」というお題で、鋭さや騒がしい感じを一切見せないという
歌で、目を引きました。
下の句の「ベージュのマフラーを巻く」の
ふわっとあたたかい感じがすごく好きです。
かすかに口元に掛かるぐらいの
ふんわりした巻き方なんだろうなとか思います。
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