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しま・しましま

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しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
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うたの日(鈴木)


うたの日

10月5日歌題「鈴木」

いつの間に君は鈴木になっていて昔のことをカッコでとじる(しま・しましま)

この日のお題は「でも」「鈴木」
事前にツイッターで、
どうやらジェームズ鈴木さんが全首評をするらしいと聞きつけて、
これは彼を詠まないと!
と思っちゃったわけです。
ちなみに、ジェームズ鈴木さんは、
このブログで何度かうたをひかせていただいた
塾カレーさんの新しい名前。
で、この歌を詠んだときは、ツイッターで
ジェームズ鈴木(塾カレー)
という表記になっていたのを、
そのまま詠んだという。
なんでこんなにここに書いてるかっていうと、
実はまた彼のツイッターでの名前表記が変わってしまったので、
あっもう成立しない……と思ったからでした。

歌会という「座」だから成立する短歌ですが、
よく考えると、ずっと残るので、
なんだよ、この歌……ってそのうちなりそうですねw

この日いいなと思った歌。
ルイド リツコさんの
その名もMaison Bell Tree 一階で大家の鈴木が目を光らせる
下の句がなんとも言えず怖くて、
その怖い感じが面白いなぁって思いました。
で、
上の句の破調から、するっと定型に戻ってるリズムも好きでした。
いや、破調ではないのかな。
「Maison Bell Tree」と英語表記なので
それっぽく読むのか、カタカナで読むのかで、
また破調具合が変わりますよね。
うーん、賃貸住宅の名前なので、やっぱりカタカナ読みかな。
とすると、
上の句は「そのなも」「メゾンベルツリー」で4・8か、
あるいは「そのなも(ここで気持ためて)メゾン」「ベルツリー」
で、7・5になるのかな。
どちらにしても「その名も」という詠み出し方が
ちょっと見得を切ってるみたいで好きですねー。

きむろみさんの
まず払い止めてかさねて愛おしく鈴木と名乗る始まりの紙
このうた、最初は毛筆で書く「鈴木」かなと思って、
赤ちゃんの命名書かなって思ったんですが、
よく考えるとあれって下の名前だけですよね。
だから、出生届の方かなぁって思いました。
まあ、婚姻届というのもちらっと思いましたが、
あれは自分の名前は旧姓で書くんじゃなかったかなって
思って、
うーん、やっぱり出生届かなぁと
そう考えたわけです。
「まず払い」「止めて」「かさねて」と
丁寧に「鈴木」の「鈴」の文字を、
「愛おしく」書くというのも、
新しく同じ苗字を名乗るわが子への愛情かなと思ったんですが、
「鈴木と名乗る始まりの紙」は
今日になって考えるとやっぱり普通に婚姻届っぽいですよね。
わたしが婚姻届を実際に書いたのが
もうずいぶん昔なので、どうだったかうろ覚えで、
勝手に、
婚姻届じゃないだろ
って決め付けて申し訳ないような気がしてます。


10月6日歌題「声」

泣いている途中で覚めた夢のなか泣き声だけを持ってきちゃった(しま・しましま)

この日のお題は「誰」「声」
今いるのは「なか」なのか「そと」なのか
その辺をあえてあいまいにしてみました。

この日いいなと思ったのは
門脇篤史さんの
朝食は食べねばならぬといふ声に屈して吸つたゼリーの甘さ
「朝食は食べねばならぬ」の
「声」の重さにやられました。
誰の「声」なんでしょうか。母親かなぁ。
実際に同居している母の、直接の「声」と見てもいいけど、
親元にいるときにさんざん言われた言葉が
住いを別にしてても、頭の中に残っていて、
それに抗うことが出来ずに、
とりあえず手軽なウィダーインゼリー的なものを口にする、
みたいな情景でもいいなと思いました。
しかも「甘い」んですよね。
たしかにゼリーは「甘い」けど、
それだけの「甘さ」なのかな。
自分を心配してくれる人がいる(あるいは、いた)ことの「甘さ」
とも思えるし、
ひねくれて読めば、
「~ねばならぬ」という高圧的な言葉に屈した自分に、
皮肉にゼリーの「甘さ」を感じる
ともとれます。
わたしは素直に前者でいただいたけど。

宮嶋いつくさんの
いい声で「はい」と返事をするだけの機械を全国民に配りぬ
ごりごりの全体社会というディストピアへ向かう途中を描いた
SF小説のようで、惹かれました。
「配りぬ」なので、この歌の主体は体制側の下っ端なのかな。
深く考えずに配ってしまった後で、
あれはちょっとヤバいものだったんじゃないかと
一抹の不安を持ってる、
みたいな感じで面白いなって思いました。
折りしもマイナンバー制が始まるところだし、
そういう意味合いも込められているのかも知れませんが、
そこを加味しても加味しなくても、
ぞわっと怖い歌でした。
中牧正太さんの
目をとじれば一夫多妻のワンルームご飯が炊けたお風呂が沸いた
思わずふふっと笑ってしまうような歌でした。
うちの炊飯器はピピーなんだけど(以前は曲だった)
声で知らせてくれるものもありそう。
そういえば、ああいう音声案内って女性の声ですよね。
それが全部違う女性の声だという発見を
「一夫多妻」と表現したところが上手いなぁって思いました。

黒井真砂さんの
声帯も肉であるらし 七(しち)箇月臥せりしのちの痩せたおはよう
票は結局入れなかったんですが、
この歌もいいなと思った歌でした。
「声帯も肉であるらし」
って、すごく印象的で、
下の句も、声の痩せ加減がわかるような
説得力のある歌だったと思います。
ただ、
「七箇月」の「七」に、「しち」とルビが振ってあるんですが、
ここがちょっと気になっちゃって。
サ行、特に「シ」が重なると、読み難いなぁ
とか思って、
作者の「しちかげつ」と読んで欲しい意図が
ちょっと分からなかったのが、
最後までひっかかってしまいました。
でもやっぱり、票を入れればよかったなっておもう歌でした。
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コメント

こんにちはー。
初めてコメントさせていただきます。
一昨日は鈴木の歌をありがとうございました(もう塾カレーにもどっちゃいましたが)。

きむろみさんの歌ですが、見た瞬間「これは婚姻届に違いない!ピーン!」って感じだったんですが、婚姻届って旧姓を書くんですね。意外な事実でした。あーあ、早く結婚したいなー。(飛躍)

Re: タイトルなし

コメントありがとうございました。
もう塾カレーさんに戻っちゃったんですね!
残念!
といいつつ、見慣れた名前でほっとするようなw
ジェームズ小野田とかパパイヤ鈴木を連想させて
落ち着かない名前だったかもですねぇ。

こんにちはー

名前が出てる!v-402取り上げていただいてありがとうございます。そして鈴木さんから安定の塾カレーさんに戻ってらっしゃる方がw

件の歌、お二方の仰る婚姻届や出生届も想定しました。金融機関や職場に出す届けもありますね。
つくった当初「愛おしく」は「誇らしく」だったんですが読み手の想像が広がらないだろうと変えちゃいました。推敲するところはソコだけじゃないだろ、とノリ突っ込みしたのはひみつ。

Re: こんにちはー

コメントありがとうございますー。
読者の数だけ想起する「始まりの紙」があるのもすてきですね。
色々話がひろがる歌って、それ自体にも一つの価値がありますよね。

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