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しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
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うたの日(象)


うたの日

10月7日歌題「象」

西日差す象舎の脇の扉より厳しき顔の飼育員出づ(しま・しましま)

この日のお題は「象」「嵐」
これは以前実際に見た光景。
こんなところに飼育員の出入口があったのか、
とびっくりしたことがあります。
ところで久し振りに文語・旧かな遣いの短歌です。
「出づ」を使いたかった、
ただそれだけだったんですが。
っていうか、出来てしまえば、
当の「出づ」以外にあんまり該当するワードがなかったという。

「出づ」といえば、
文語・旧かな遣い 文語・新かな遣い
口語・旧かな遣い 口語・新かな遣い
と、表現方法は色々あると思うんですが、
この中の
文語・新かな遣い
選択の場合、「出づ」ってどうするんだろうと
以前からちょっと気になってました。
やっぱり「出ず」ですかね。
出るのか出ないのかわからなくならないのかなぁ
って疑問なんですが、
どうなんでしょうね。

この日いいなと思った歌。
藤 かづえさんの
そのときは象を手本にひっそりと群れから離れ逝きたいと父
「そのときは」の重さに、はっとさせられる歌でした。
いわゆる「象の墓場伝説」っていわれるやつかと思います。
それを手本に「ひっそり群れから離れ逝きたい」という父の願いを
家族はどういう顔で受け止めればいいんでしょうか。
胸の痛くなる歌です。
ちなみに、
象は家族単位で群を作っていて、
その仲間の死に対して、
明らかに悼む様子が見られたりするらしいですよ。

きつねさんの
象印マホービンからきらきらとこぼれてきっと最後の魔法
このうたの、
「マホービン」からこぼれた「最後の魔法」が何なのか、
はっきりわかりませんでした。
でも、「マホービン」「きらきら」というワードから、
子供のときに家にあった「マホービン」のことを思い出しちゃいました。
覗き込むとガラス張りになっていて、鏡のように「きらきら」してました。
落とすと当然ですが中のガラスが割れて……
というようなことを、わーっと思い出して、
とても懐かしい気持になりました。
太田宣子さんの
ぞうさんは母さんに似てながいはな ああ、わたしくしも母に似てをり
童謡「ぞうさん」から、
ぐっと自分へ引き寄せての下の句がいいなぁって思いました。
下の句の初めの「ああ、」の詠嘆が、
一首をドラマチックな構成にしてると思います。
母と似ていることが、嬉しくての「ああ」なのか、
嬉しくない方の「ああ」なのか
多分、複雑にこんがらがった「ああ」なのかなと思ったりしました。
童謡「ぞうさん」の二番は、
別の部位が誰に似てるというのでなくて、
「だれがすきなの」「あのね かあさんがすきなのよ」
と歌われます。
沼尻つた子さんの
木製の象のさしだす鼻先に時計あずけてあなたは眠る
「象」というお題で、
さらっと恋愛中のワンシーンを切り取ってるところ
上手いなぁって思います。
象の形のアクセサリー掛けとか小物置きって、
ああ、ありそうっていう感じで
すごく自然に「象」が詠まれてるんですね。
「時計」を象の鼻にあずけて眠る「あなた」は、
その時間を主体に預けているんだろうなって思いました。
吉川みほさんの
長い鼻ひるがえる耳やわらかく許される心地する大きなものに
この日出てた短歌の中で、
一番、あーわかるー
って共感する歌でした。
自分が弱っているときは余計に、
大きいものの近くに寄りたくなります。
大きいってだけで、なんとなく安心感があって、
ここでなら息をしても大丈夫みたいな、
そんな気持になったりします。
たぶんアフリカ象かなと思います。
陸上で最大の動物だけに、
余計に「許される心地」になるんでしょうね。
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