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しま・しましま

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こんにちは
しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
コメントとかすごくよろこびます。

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うたの日(溶ける・くるぶし)


うたの日

10月26日歌題「溶ける」

マフラーを二重巻きしてくれる手の冷たさにでも溶ける 涙は(しま・しましま)

この日のお題は「同級生」「溶ける」
結句の「涙は」
なんか、♪飾りじゃないのよ涙は
の、涙はの置き方みたいだったなぁ。

この日いいなと思った歌。
文乃さんの
ほろほろとわたしの輪郭溶けてゆき静かな湯船に呼吸が浮かぶ
これからの寒い時期のお風呂のありがたさ
みたいなのを思い出させてくれるなぁ。
お湯に同化してって、
静かに身も心もあったまっちゃう感じが、
下の句に出てるようでした。

ルオさんの
女子会はラストオーダーまで続きバニラアイスは静かに溶ける
おしゃべりの止まらない女子会のテーブルのにぎやかな様子から、
そのテーブルの端っこに置かれたバニラアイスにカメラが移って、
ゆっくり溶け始めたアイスがくるっと回る
みたいな映像が想像されました。
でも、
その手をつけられないまんまで忘れられかけてるアイスに
注目してしまうあたり、
主体は女子会に参加しつつ、
どことなく楽しそうなほかのメンバーと心理的な距離がありそうな……。
気球さんの
かき混ぜる箸をカチカチ響かせて姉が仕上げたパウダージュース
全年齢タイプ(?)の平成の粉末ジュースもあるかと思いますが、
昭和の駄菓子系のものを思い出して、
なんかとても懐かしくなりました。
コーラ味のものとか、溶かすとちっちゃなお菓子が浮いてくるやつとか
ちょっと名称が分からないんだけども。
テーブルにはりついて、出来上がるのを待つ妹(あるいは弟)と、
パウダージュースを仕上げてくれる姉
っていう感じかな。
「姉」がいいですよね。
私には姉がいないけど、いかにもジュース作ってくれそう。
カルピスとかの濃縮系ジュースを仕上げてくれるのはお母さんでもいいけど、
パウダージュースだと、母というよりは姉が相応しい感じがします。
マドラー代わりの「箸」がまた泣かせます。
多田なのさんの
あの熱に溶けたすべてをまた忘れ 夏を恋しく思いましたね
「あの熱に溶けた」もの、
なんだろうな。
「溶けた」ことを「忘れ」ることで「恋しく思」うっていうことは、
「溶けた」こと自体がちょっと辛いことだった
んだろうなって思います。
単純に体や頭が溶けるような暑さかもしれないし、
恋愛のことかも。
どちらにしても、しばらくしたらまたその辛さを忘れちゃう
っていうのは、人間の記憶力のいいとこでもあるんだろうなあ。
それにしても、
わたしがこの歌で一番惹かれたのは
「思いましたね」という結句。
笑ゥせぇるすまんの喪黒福造っぽく
「思いましたね、ドーン!」みたいな感じなのか、
「いや恋しく思いましたね」とかいう感じの自分のセリフなのか。
どっちで読んでもよさそうだけど、
やっぱり後者かなぁ。
雨宮司さんの
わずかでも油が混じれば溶けてしまう乾燥ナマコをゆっくり戻す
乾燥ナマコ、食べたことも扱ったこともない食材です。
この歌は、乾燥ナマコの戻し方という薀蓄の歌
のような気もするけど、
「わずかでも油が混じれば溶けてしまう乾燥ナマコ」
という散文っぽい薀蓄の部分を
「ゆっくり戻す」でゆったり受け止めてるところがいいなと思います。
「ゆっくり戻す」も、
乾燥ナマコの戻し方のポイントでもあるんだろうと思うんだけど、
主体にナマコをぐっとひきつけてる気がします。
それにしても、
「わずかでも油が混じれば溶けてしまう」
というのが、なんだか気持がざわざわしてしまう。
不思議な性質の食材なんですねぇ。



10月27日歌題「くるぶし」

凩がだれかの名前を呼ぶ夜の丁寧すぎるくるぶしのケア(しま・しましま)

この日のお題は「続」「くるぶし」
こがらしとくるぶし、しかもくるぶしのケア
というのがまるっと被った歌があって、
ああーってなっちゃいました。
しかし、低調が続きすぎて、
こんなところで人のお歌の感想なんて書いてる場合かね
とか思ったりして。

この日いいなと思ったのは
希和子さんの
手術後の浮腫み予防のソックスの白さに馴染まぬ父のくるぶし
そういえば、父のソックスって、白のイメージないですね。
「手術後の浮腫み防止のソックスの白さ」という丁寧な表現に、
「父」への思いがこめられているような気がします。
「くるぶし」に注目したところに、ほんのりユーモアがあって、
いいなぁって思いました。

月花さんの
くるぶしを4つ並べてぶらぶらと踊り子号待つ熱海の足湯
気のおけない女友達との二人旅
とか想像しました。
「ぶらぶらと」に、「足湯」のリラックスの上に
さらなる気楽な感じがあって、
楽しい旅になったんだろうなって思われます。
「踊り子号」「熱海の足湯」という
具体的なフレーズもいいなって思いました。
小宮子々さんの
くるぶしが冷たい こんな格好で泣かなきゃとうに帰り付いてた
「こんな格好」がどんな格好か描写されていないので、
どんな格好だったんだろうと想像されます。
ちなみに、
ハロウィン衣装とか想像したりしたことをここに白状しておきます。
まあ、
それはともかく
帰り道の途中で泣き出しちゃって歩けなかったんでしょうね。
体がすっかり冷え切って、
とくにくるぶしが冷たくて辛くて。
格好はどうであれ、
切なくて、トホホで、
好きだなぁって思います。
堂那灼風さんの
くるぶしをつかまれたような気がしたがなんのことはない血だまりでして
いやぁ、くるぶしを掴まれたような気がして
ふりかえったんすが、
これが
なんてことはなくて
ただの血だまりでしてー
と、
わたしの中で岡っ引きが同心の親分に報告してる
という感じで再現されてしまいました。
いや、くるぶし掴まれるって
どんなホラーだよ
っていうか、
足元に血だまりを、なんてことはないって言うな
って親分にツッコまれそう。
「でして」というのが、
なんか妙に岡っ引き感があるんですよね。
藤田美香さんの
くるぶしにたこ焼きをひとつ入れてますホームシックにならないように
くるぶしのでっぱり、
そういわれるとたしかにたこ焼き一つぐらい入ってそうでもありますね。
大阪出身なんでしょうか。
ホームシックにならないおまじないっぽいんですが、
なんかもうすでにややホームシックになってそうな雰囲気も
ほわーっと漂ってきてるような。
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