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しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
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うたの日(占)


うたの日

11月5日歌題「占」

独り占めできないものを抱え込みちょっとすっぱい梨の真ん中(しま・しましま)

この日のお題は「たまご焼き」「占」
「たまご焼き」の締め切りに遅れ、「占」で詠むしかない
とは思うものの、
えー、「占い」って意外に難しいな、詠めないなぁ
と思って悩んでたけど、
あ、「占い」じゃなくて、漢字一字の「占」か
と気が付き、その上ツイッターで「独り占め」を人に提案してもらって
それで出来た歌でした。

この日いいなと思った歌。
きつねさんの
きみは知る由もないけどこのたまご焼きのたまごはふたごだったよ
「たまご焼き」の歌は、どれもあたたかみがあって、
いいなって思うものが多かったんですが、
この歌のふわっとしたやさしいあたたかさに惹かれました。
卵を割って、思いがけなく黄身が二つあったときの
気持の弾む感じ、
その時「きみ」が近くにいれば、主体も声を掛けて
ふたごの卵を見せたかも知れないけど、
多分卵焼きの完成品しか目にすることができない状況だったんでしょうね。
黄身を溶いて焼いてしまえば、
わざわざ報告するほどのことではないような気がして
黙っているけども、
実はスペシャルな卵焼きだったんだよと
心の中だけで思ってるのかも知れません。
「このたまご焼きのたまごはふたご」
というフレーズの、
思わず声に出してみたくなる可愛い感じもいいなと思いました。
静ジャックさんの
独り占めしたくなるような青空を君のタバコの煙がよぎる
抜けるような青空がまず想像されて、
もうそれだけで素敵だなって思いました。
情景としては色々と読む側の自由に想像できる、
「青空」と「君のタバコの煙」しか出てこないシンプルな歌で、
「タバコの煙」に対しての気持も、
否定的なのか肯定的なのか明かされてないんですが、
私は「タバコの煙」というよりも、
「君」の存在をほんのり肯定するというところかなと思いました。
ここからは完全に私の妄想ですが、
RCサクセションの「トランジスタラジオ」の世界観に、
教室で教科書広げてるはずの「君」も、
一緒に屋上にいるような、
一緒に寝転んでラジオから流れる曲を聞いているような
そんな想像をして、
ほわわわ~ってなりました。

堂那灼風さんの
カウントをゼロに戻して人類が最初の卵焼きを巻く朝
ずいぶん大きく戻したような、
意外とそうでもないような不思議な感じと、
それでもやっぱり壮大なところがいいなと思いました。
「カウントをゼロに戻して人類が」というところまで、
無慈悲ななにかを感じるんですが、
「卵焼き」をそこに登場させたことで、
作者がまだ人類に見切りをつけてなさそうな
あたたかみがあるような気がしました。
何かをやり直すことを、「蒔き直し」といいますが、
「最初の卵焼きを巻く朝」は、
それにかけてあるのかも。
木原ねこさんの
いいにおいまとって正しくおかあさんできているかと焼くたまごやき
一読で、童謡「おかあさん」が浮かんできて、
わ!すてきって思った歌でした。
二番の
おかあさん なあに
おかあさんていいにおい
おりょうりしていたにおいでしょ
たまごやきのにおいでしょ
ですね。
「いいにおい」「おかあさん」「たまごやき」
のひらがな表記も優しくて、
歌の中から抜け出してきたみたい。
で、そこから
ぐっと作者の方へ近づけて、
「正しくおかあさんできているかと」
という「おかあさん」としての立場から詠まれてるところが
いいなと思いました。
子供を育てることで、
明らかな大失敗はまああるかも知れないけど、
普通に育てていって、
これが正解、不正解ってないので、
「正しくおかあさんできているか」という命題は
自分自身に常にあるものだと思います。
根拠はないけども、
大丈夫、おかあさんできてます。
沼尻つた子さんの
キッチンへ届く朝日を巻きこんで金色に仕上がる玉子焼き
上手いなぁってただただ感心する歌でした。
お弁当用か、朝ごはん用か、
たしかに卵焼きって朝つくるイメージですね。
「届く」「朝日」「金色」「仕上がる」
の肯定的なフレーズも、
「キッチン」の促音の明るさも、
幸せの象徴みたいでいいなと思いました。
永昌さんの
占の字をみつめていたらへた付きのみかんにみえて冬のはじまり
「占」、たしかにへた付き葉っぱ付きのみかんに見えますね。
いろんな果物に(当然ながら)旬があるけど、
夏のすいか、冬のみかんは、
その季節の果物として100人中100人が頷くんじゃないかと
思うイメージ力の強い果物ですよね。
占→みかんのかたち→こたつでみかん→the冬
そんな連想が浮かぶのも、「冬のはじまり」ならではかも。
小宮子々さんの
七割も占拠されてちゃ仕方ないこうも勝手にこぼれる水だ
一読目は、ん?という感じで
どういうことか分からなかったんですが、
「七割」の「水」って
もしかして人間の体の中の水分量のことかな
と、気付き、
「こうも勝手にこぼれる水」が
あ、涙か
って分かったときに、
おおー!ってなって、思わず♪を入れてしまいました。
アハ体験的な楽しさというんでしょうか。
樫本らむさんの
凶兆だ!と何かにつけて叫んでた人がほんとに帰ってこない
「つまり、人類は滅亡する!」「な…なんだってー!!」
という一連の流れを思い出してしまいました。
いや、なかなかヤバい状態で笑い事じゃないですね。
どこかの終末論関係のコミューンに参加してて、
そのうちひょっこり
「人類滅亡しなかったわ てへぺろ」
って帰ってくればいいんですが。
塾カレーさんの
「きっと好き」「絶対好き」をくりかえし花占いはないものねだり
花占いなんて五弁の花でやればいいんですよ。
というのは暴論ですが、
「きっと好き」「絶対好き」だけの花占いっていいですね。
新しい花占いへのアプローチじゃないでしょうか。
「好き」のリフレインなのに、
「きっと」「絶対」という粘りのある感じが、
恋に恋する少女というよりは、
何か思いつめたものを感じて
「ないものねだり」が強く切なく感じます。
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