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しま・しましま

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しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
コメントとかすごくよろこびます。

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うたの日(雲・ピンク)


うたの日

11月15日歌題「雲」

うしろから「聞こえませーん」と野次られてだんだん雲が濃くなってゆく(しま・しましま)

この日のお題は「雲」「スープ」
正直、「聞こえませーん」って言っちゃうやつは亡びて欲しい。
こっちは発言なんてしたくないのに、嫌々させられてるんだよ。
という小学生時代。

この日いいなと思ったのは
太田宣子さんの
雲を抜け雲にまみれて雲に着く頂きのない夢ばかり見る 
「雲を抜け雲にまみれて雲に着く」
という上の句のスピード感がいいなと思いました。
最後「雲に着く」と言っているのに
「頂きのない夢」なので、
その雲が夢のクライマックスではないんですね。
夢の中で理不尽に翻弄されてるような
ほんわりした不安な感じと満たされない感じがすきです。

小野田光さんの
雲少しある青空は安心でメトロから出て二駅歩く
「雲少しある青空」が安心っていうのは
すごく分かるなぁ。
雲が多くて、雨が降りそうで降らないのは
それはそれで不安があるけど、
雲一つない青空は、
それとは違う不安感を誘いますね。
「メトロ」もいいな。
「地下鉄」ではなく「メトロ」といったところに、
明るさをかんじます。
まゆまゆさんの
熱だして布団の国の人となる窓の向こうの雲はながれて
熱を出して昼間に寝ている(横になってる)時って
普段よりも窓の外が遠い気がします。
家の中がしんとしているから、外の音も聞こえやすいですよね。
近所のおばちゃんの声が聞こえてきたり、
鳥の声が聞こえてきたり。
遠い窓の向うの雲がゆっくり流れていくのを見ながら、
普段なら今頃してることを考えたり。
「布団の国の人となる」
という表現に、子供の頃の思い出かなと思ったりしました。
お母さんから、布団から出ちゃダメって厳命されて、
布団の周りに水とかティッシュ、
暇つぶし用の漫画とか置いてあって、
「布団の国」って感じがするんですが、どうでしょう。
吉川みほさんの
わたくしを通り抜け出てゆく呼気で雲は高く高くなっていた
この日わたしがハートをつけた太田さんの歌は、
「雲」と「夢」だけで構成された歌でしたが、
こちらの吉川さんの歌も、
「呼気」と「雲」というはっきりした形のないものだけで
構成されてます。
ものすごく鋭敏な感覚を詠まれてて、
どう表現すればいいのか分かりませんが、
強い孤独感があって、あーいいなって思います。
「出てゆく呼気」「高く高くなって」いく雲、
どれも自分自身から離れていくものばかり。
雲が高く高くなっていくのに対して、
「わたくし」が地上で小さくなっていくように思いました。


11月16日歌題「ピンク」

恋愛運上げるんだってさ指先ではじくちっちゃなピンクオパール(しま・しましま)

この日のお題は「ピンク」「紺」
天然石をつないだお数珠みたいなブレスレットありますよね。
石ひとつひとつに意味がある、みたいな。
黄色系は金運、ピンク系は恋愛とか
色味の雰囲気かよ
みたいな面白さがあるなぁって思います。
あと、雑誌裏の通信販売のアクセサリーぽい。

この日いいなと思った歌。
気球さんの
ピンクってそういう意味かコンパニオン来るってだけで衝撃なのに
うたの日のコメントで
男性の職場の(あるいは何かの会の)忘年会とかで、今でも密かに毎年若者がこの衝撃の洗礼を受けてるのかも。
ピンク=ピンクの発見の衝撃がリアリティあって面白いなと思いました。
って入れたんですが、
何が衝撃って、
実はこれが気球さんの作品だったことだったりして。
男性の歌と思って鑑賞してました。
女性の作として読むと、また違った雰囲気がありますね。
まず、ピンクコンパニオンの話をしている相手がいる
という感じかな。
「ピンク」が「エロ」の別表現だという発見を改めてさせられた
ってところは同じだけど、
渦中ではないんですね。
うん、それはそれでやっぱり面白いなって思います。
そういえば、
エロ系を「ピンク」という表現、どこか前時代的な感じがしますね。
完全男性社会だった頃の、
ある意味おおらかな隠語、みたいな。

楽水童子さんの
銃声の鳴らない夜明けピンサロの客引きだけが礼装の街
下の句がいいなぁって思いました。
「ピンサロの客引きだけが礼装の街」
ハッとさせられます。
まあ実際はどうかわかりませんが、
猥雑な繁華街の住民だけが礼装をしている
というのが印象的でした。
下の句がとても良かっただけに、
上の句が盛り過ぎの感があるような気も
しないでもないですが……。
木原ねこさんの
恋なんてしてないってばいちご味はどうしてみんなピンク色なの
はー、
なんてかわいらしいんだろう。
「恋」「いちご味」「ピンク色」
という可愛いワードに
「してないってば」「どうして~なの」
という女の子全開な話し言葉。
このオンナノコ全開な感じで、
どことなく投げやりなイライラ感がいいなって思いました。
「いちご味はどうしてみんなピンク色なの」
という疑問もいいな。
実際いちごっていちごそのものでいえば赤だよね。
でも、いちご味といえばピンクだし、
ピンクのパッケージを見れば、
これはいちご味バージョンかなって思ってしまう。
(まあ、さくらんぼ味もアリだけど)
いちご味が好きなだけで、
別に可愛いピンクを選んだわけじゃないんだよ
可愛いを求めてるわけでも、恋をしてるわけでもないんだから
枠にはめないで欲しい
という、
ある種のジェンダー的な問題がうんぬんかんぬん……
……
脱線したような気がするので、
今日はこんなところで終ります。
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