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しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
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うたの日(イルカ)


うたの日

11月17日歌題「イルカ」

シロイルカもたいへんですねバブルリングおかしなとこからあわ立つくらし(しま・しましま)

この日のお題は「放課後」「イルカ」
この歌、バブルリングとしてしまったんですが、
本当はマジックリングでした。
バブルリングはシロイルカの口から吐き出されるんで、
別におかしなところではないんですが、
マジックリングはシロイルカの鼻の部分から出される気泡でできた輪。
鼻っつっても、それがある場所は頭部上辺なんですよね。
噴気孔とも言って、
そう、鯨なら潮を吹くとこです。
ここからわっかになった気泡を出すことができるのは、
島根県の水族館アクアスのシロイルカだけなんだとか。
超ご当地ネタで申し訳ない。
シロイルカも人間も
思ってもなかった所から出てきたもので
ひょうたんからこまだったり、
藪から棒だったり、
棚からぼたもちだったり
二階から目薬だったり(ちがうか)
そんな日々を送ってるわけですね。

この日いいなと思った歌。
小向大也さんの
去年よりずっときれいになったって今年の君に言われたかった
歌手の方のイルカの「なごり雪」ですね。
「なごり雪」は別れの場面での
「去年よりずっときれいになった」
というフレーズになるわけですが、
小向さんの歌は
それ以前に既に別れがあって、
そう言って欲しかった、と。
唐突に
「あー、きれいになったって言われたかったな」
っていうよりも、
何か「きれいになった」と言われたい
きっかけがあるのかもって思いました。
イルカの「なごり雪」をベースにして考えると
何かしら主体は「大人になった」と
自分自身をそう感じる出来事があって、
そんな自分を、
(それより前に別れてしまったけど)
「君」に言われたかった
……んじゃないかなって思うと、
なかなかぐっとくるものがあります。
そして、ある部分では大人になったけど、
まだ前の恋を引きずっちゃってるところも
なんかいいなぁって思います。

まゆまゆさんの
スーパーでイルカの切り身を見つけた日だれにも言えず走って帰る
近年、日本のイルカ漁が国際的に物議をかもしてますが、
もちろんこの歌はそれを非難した歌
というわけではないと思います。
が、やっぱりスーパーで食品として
「イルカ」のラベルを貼られて並んでいるところを
目の当たりにするのはショックがあるだろうなぁ。
下の句の
「だれにも言えずに走って帰る」
の雰囲気から、その衝撃の強さが感じられます。
「帰った」ではなくて「帰る」というところに、
今もまざまざと何かイケナイものを見たような
背徳感というか裏切り感のようなものが深く残っている
そんな感じがします。
木原ねこさんの
スーパーにイルカ並べば足を止め「冬ね」と母は楽しげに言う
スーパーにイルカ、
そういうものが出回らない地域に住んでいる人間からすると
食べる地域もあると知ってはいても、
けっこう衝撃的な事実ですね。
まゆまゆさんの歌もそうですが、
「スーパー」で「イルカ」
というなかなかのユーザー(?)フレンドリーなところが
より衝撃的。
そして、
「冬ね」という母の感想が、
イルカが切り身になって食卓に上るのが
冬の風物詩的な存在なんだなぁって
衝撃を通り越して、ほほぅと思わされます。
多分、ですが、
ここんちの食卓にそれが登場したことはなくって、
母も自分では買わないけど、
イルカ肉がスーパーに出ると「冬ね」って気がする、
そんな感じかなぁと思います。
ある意味無邪気な母の一言をきりとった
非情の情、
のようなものを感じる歌でした。
ちなみに、
わたしの住んでる地域では
スーパーにたまに「ワニ」の切り身が登場します。
精肉コーナーではなくて鮮魚コーナーに。
これは鰐じゃなくて、サメなんですよね。ほんとは。
藤田美香さんの
何もかも知ってイルカは飛ぶのだろう囲われた海のボール目掛けて
イルカショーのイルカが、
何を何処まで知っているんだろう。
うまく出来れば、拍手とおやつをもらえて、
飼育員さんから褒めてもらえる、
知っているのはそれだけじゃない、
何もかも知っているんだろうという歌。
海水を満たしただけの擬似的な海が海じゃないこと、
その向うの向うに、本物の海があって、
そこが自分の本来いるべき場所であること、
ボールなんて目掛けて飛ぶ必要なんてないこと、
全部知って、それでも飛んでるんだと
そう思うと、しみじみとイルカをねぎらいたい気持になりますね。
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