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しま・しましま

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こんにちは
しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
コメントとかすごくよろこびます。

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うたの日(出・短)


うたの日

11月18日歌題「出」

嘘をつくことも出来たね 君の手が足裏の傷に触ったときに(しま・しましま)

この日のお題は「飛行機」「出」
実はわたしの右足の裏には古い古い傷がありまして。
母の貝印のI字カミソリを妹が遊びに使って、
そのまま部屋になげっぱなしにしていて
それをざっくりと踏んでしまったという。
I字カミソリっつっても、
あれですよ。昭和の、柄の部分まで全部金属のやつ。
冬になるといまだに足の裏の奥がずきっと傷んだりするんですよね。

この日いいなと思ったのは
だゆうさんの
出向を見送る我等飛行機や大型船を紙で作った
同僚が子会社か関連会社に出向が決まって、
そのはなむけとして「飛行機や大型船を紙で作った」
ということなのかな。
もしかしたら海外にある会社への出向で、
その見送りのボードに貼られたものなのかも。
実は「出向」って、
あんまりよいイメージを持ってないんですが、
この歌の場合が栄転なのか左遷なのかはわかりません。
ただ、
社会人が集まって工作をして、
同僚の門出を飾ろうとしてるっていうのは
その人のキャラクターの良さとか
彼の前途を祈る気持が出ているようでいいなって思いました。
上の句の「出向を見送る我等」というのが、
なんとなく昭和の団体感があるっぽいところも
実はわたしの好みでした。

椋鳥さんの
なかなかに楽しい迷路だったんだ出口の向こうがまだこわいんだ
その中にいるときは出口を、
出口のその先の開放感を目指す迷路も、
出口が見えて来るとちょっとさみしくなるのかも。
遊びの時間の終りですしね。
学生時代も迷路みたいなものですよね。
入り口と出口があって、
入ったからにはちゃんと出ないといけない
あちこちで行き止まりにぶつかったり、
どっちへ行けばいいのか悩む分岐の連続で
途中で、あーめんどくさい!って思うこともあるけど、
でもやっぱり終りが見えて来るとさみしいという。
「だったんだ」「こわいんだ」という話し言葉が、
大きい声ではいえないけど、
みたいなつぶやきみたいでいいなって思いました。
三畑幾良さんの
家出した母に連れ添い家出した 鼻をすすって日記に書いた
面白い、といったら語弊があるかもしれないけど、
でも、面白い情景だなって思います。
母親が家出をするときに、子供も連れて行く
というのはアルことだと思うんですが、
着いていった子供が
「鼻をすすって日記」にそのことを書いているというのは
なかなか聞かない話ですが、
子供視点でいうと、そういうこともアルのかも
って気がします。
家出の荷物に、毎日書いている日記帳も忍ばせてたんでしょうか。
これから自分たちはどうなるんだろうって
思わず涙ぐみながら、いつものように日記を書いたんでしょうね。
家出先でも。
ところで、この歌の
「連れ添い」という部分、ちょっと違和感がありました。
夫婦になるとか夫婦でいる、みたいな意味の言葉だと思ったんですが、
どうなんでしょうね。



11月19日歌題「短」

木のスプーンアイスに刺して席を立つ短くはない電話のようだ(しま・しましま)

この日のお題は「虫」「短」
さて、
18日、19日の二つのわたしの短歌を見て、
何か気付かれたことがあるでしょうか。
実は
恋歌チャレンジ中なのでした!
かねてから、
読んだ人がきゅんってなるような歌を、
出来れば恋歌を詠みたい
って思ってたんですが、
どうでしょうか
きゅんはまだ遠い気がしますが、
ちゃんと恋の歌として伝わるでしょうか。
しかし明日のお題は「レンガ」「架空の動物」
うーん、こっから恋歌になだれ込むのは、
恋歌初心者としては難しい……。

この日いいなと思った歌。
きつねさんの
違和感はあるけど君がくれたので丈の短い靴下をはく
靴下をプレゼントに貰う、
と言う事自体に違和感があるんですが、
まあプレゼントだったかもしれないし、
なにか別の理由でくれたのかもしれません。
でも、主体は「君が」くれたから、
普段ははかないような「丈の短い靴下」だって履いちゃうんですね。
そういうほんのりしたあたたかさが魅力的でした。
「丈の短い靴下」というのも、
ほんのりあたたかアイテムですし、
ほんのりユーモアとほんのりあたたかさが
なんともいえない可愛い歌だなって思いました。

大嶋航さんの
短編を読むかのような指先に剥がされていくバウムクーヘン
上の句のきれいな情景と、
そこから、
バウムクーヘンを剥がして食べるという
ちょっとお行儀が悪いけどチャーミングな行為への流れが
上手いなぁって思いました。
すごくきれいな指先とその動きだったんだろうなって
「短編を読むかのような」
ってフレーズから思われます。
「バウムクーヘン」で終るところ、
まるで自分がそのバウムクーヘンになって剥がされていきたいような
そんな感じがします。
秋山生糸さんの
青色のクーピーばかりいつだって短くさせる世界が好きだ
海、空、雨、
風景を描くときに青色は欠かせないですよね。
お絵かきをするときに、
ついつい風景を描くことを選んでしまう人だから
「世界が好き」なのか、
「世界が好き」だから、風景画を選んでしまうのか。
視線の高さ、視界の広さが心地よくていいなって思います。
「青色のクーピー」が「短く」なるという
「世界」の把握の仕方自体もすごく素敵でした。
雪間さとこさんの
前髪を自分で切った三歳のわたしがピースしてるカレンダー
今回のお題「短」で、髪を短くするものが
意外なぐらい多かったんですが、
この歌は、「短」という言葉を使わずに、
でも、鮮やかに、
一部分だけ前髪が短くなってる、
満面の笑顔の女の子が見えてきて、
思わず微笑んでしまいますね。
三歳の子が、いたずらでハサミを使って、
自分の前髪をざっくりやっちゃったら
絶対怒られる!
って思うんですが、
この歌では、どうやら叱られなかったみたい。
それどころか、ピースで写真撮ってもらってる
っていう家族のあたたかい眼差しも感じられていいなって思います。
三歳ぐらいなら、当の本人はそのことを覚えてないかもですが、
きっと、折に触れては家族間で
その時の話が話題に上ったりしてそうで、
愛されてるなぁってあったかくなりますね。
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