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しま・しましま

Author:しま・しましま
こんにちは
しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
コメントとかすごくよろこびます。

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五首選会(自選)


中村成志さんのブログ「はいほー通信 短歌編」主催の五首選会に参加させていただきます。

まずは、自選から。
水分、という感じの歌を五首選んでみました。

025:さらさら
まだ花をつけたことない幼木の中はさらさら流れゆく水
「水」the水の歌。

065:スロー
どこにでも行けてどこにも行かなくてカーラジオからスローバラード
この歌には言葉としても情景としても、
出てないけども、「夜露」。

070:本
本当はそんなに欲しくなかつたと口に出したら涙こぼれた
「涙」の歌。

071:粉
粉つぽいビニール傘の真ん中にわたしがゐます 雨の真ん中
「雨」

099:聴
ふたり分の食器をお湯に沈ませて余った夜の雨音を聴く
「お湯」と「雨音」
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「食」五首

008:ジャム
買ひ置きのジャムの種類のどれも皆違つて今は生きていけさう

053:腐
湯豆腐は白いさみしい はしつこの少し欠けてる四角ばかりだ

076:舎
ストローでさくらんばうを吸ひあげて古い校舎のなくなる話

087:当
当面はこのまま行けば良いのだとフリスク三粒がりがり噛んで

099:聴
ふたり分の食器をお湯に沈ませて余った夜の雨音を聴く


うっかり読み流しそうになってしまい、「あれ?」と目が後戻りする。
しま・しましまさんの「食」は、そんな歌です。
全種類違うジャム、端が欠けている豆腐、フリスクの存在感。
ひらがなの多い文体を歴史仮名が適度に締めているのも心地良い眺めです。

いつぽんの柱をはなれバスにのる 柱をひとり残したままで


柱のひとのその後が気にはなる。けれども一緒になって突っ立っているわけにもいかない。バスがきた。


ふいに名を呼ばれたやうに振り返るもうその声も覚えてないのに


バスが発車した時、誰かがわたしを呼ぶ声を聞いた、ような気がした。振り向くと“柱さん”が停留所から去ってゆくうしろ姿が見えた。


葉桜の頃になつたら改めてまた来ますねとお辞儀をひとつ


あのひと、木とお話しているよ。子の指さした方を見やれば、桜の森の満開の下に若い女性が立っている。木と向かい合って、たしかに言葉を交わしているように見える。
「そうだね、きっとお友達なんだね」
子に笑いかけてふたたび桜木の方に視線を向けると女性の姿はすでにしてなく。


外階段だれか小さく軋ませてもう月曜は始まつてゐる


目覚ましは五時。だけどいつもその前に床から離れる。アラームは保険。子供の頃から寝起きはよかった。母親からその点だけはほめられた。
あんたはいい奥さんになれるわよ。結婚して子どもを生んで母の予言があたったかどうかはわからないが、わたしは幸せである。


同じはなし同じところで笑つちやう あなたが夫であるといふこと


こんにちは。はじめまして。東馬想と申します。五首選会でお邪魔しました。
ひみつの海のひとしずくを堪能いたしました。ありがとうございます。

五首選「人」です。

021:小
外階段だれか小さく軋ませてもう月曜は始まつてゐる

023:柱
いつぽんの柱のやうな人がゐてバス待つ人が集まつてくる

067:府
なんとなく語尾が疑問符だつたからさうだねと言ふ 府中へ入る

075:短
だれかへのバンザイの声に押しだされ一歩踏み出す 短い午後へ

080:標
もし姉があればかういふ人だらう徐行を示す交通標識

人の存在感で自己を意識させられるような歌を選ばせていただきました。
しま・しましまさんの歌は、すっと読めてしまうようで、あとから文語とともに情景がしみてくる素敵な歌ばかりで、好きな歌ばかりです。

『わんこ好み五首』

015:衛
郷愁の湧くより早く溶けてつた衛生ボーロ きみも元気か

036:バス
いつぽんの柱をはなれバスにのる 柱をひとり残したままで

053:腐
湯豆腐は白いさみしい はしつこの少し欠けてる四角ばかりだ

065:スロー
どこにでも行けてどこにも行かなくてカーラジオからスローバラード

097:騙
気が付けば舳先にをりぬ騙し舟摘んだままでひとりのままで

ノスタルジックですこし寂しい、そんな情景が浮かぶ五首になりましたね。
ひらがなにひらいて柔らかさを演出されているのが雰囲気・歌意とあっていて、他にももっと取りたい歌があって迷いました。

五首選

006:婦
吟味して夫婦茶碗を買つたけど春の終りを待たずに欠けた

012:おろか
おろかな日々 古い財布に入つてた古いレシート印字薄れて

042:特
特別な手紙に貼ると集めゐし切手のどれも二円足らない

053:腐
湯豆腐は白いさみしい はしつこの少し欠けてる四角ばかりだ

081:付
何にでも人懐つこく付いてくる草の実かさかさやさしく払ふ


「あるある」と共感した歌を選ばせていただきました。
特に好きだったのは「053:腐」の歌。
ほかの皆さんも選んでおられますね。いい歌だと思います。

「042:特」の歌は、「手紙に貼ると」の部分を、
例えば「手紙に貼ろうと」「手紙に貼らんと」などとしたほうが
歌意が伝わりやすいかな、という気もしました。
(私の読み違いで、それだと意味が変わってしまったらごめんなさい)
私もきれいな記念切手を見かけるとちょくちょく買うほうで、
目下、2円切手を足しては使っています。

五首選

023:柱
いつぽんの柱のやうな人がゐてバス待つ人が集まつてくる

034:前
あの日お前が地球模様と言ひ張つたまだらの石のこんなに小さい

047:四国
白魔法呪文詠唱大会は中四国のみ合同開催

056:リボン
いもうとのリボンとつたのあたしです 小箱にいれて埋めてあります

076:舎
ストローでさくらんばうを吸ひあげて古い校舎のなくなる話

しま・しましまさんの歌は振り幅が広くて。コミカルだったりシニカルだったり、056は初読お茶目な姉だけれど何のために埋めたのかと思い直すと色んな想像が生まれる。076も気のなさげな仕草に見えるけれど、感傷的にならないよう気を張って装うようにも思える主体。

一筋縄ではいかないなあと思いました。075もよかった!

好きな歌五首


014:込
捩ぢ上げるやうに西日が差し込んでくるから帰りの足がもつれる
032:昏
黄昏のくらさは耳のうしろから広がつてくる 早くおかへり
053:腐
湯豆腐は白いさみしい はしつこの少し欠けてる四角ばかりだ
081:付
何にでも人懐つこく付いてくる草の実かさかさやさしく払ふ
098:独
地下道へ続く手すりの銀色に触れて孤独は冷えだと知りぬ


しまさん初めまして、千原こはぎと申します。
しまさんの歌は面白かったりすこしひやりとしたり、どこか懐かしく切ない気持ちになったりして、好きな歌が多く5首に絞るのが大変でした。
「込」…「捩ぢ上げる」「足がもつれる」の言葉選びが好きです。
「昏」…「耳のうしろから」がいいですね。
「腐」「付」…やさしい目線が感じられるほっこりするお歌たち。
「独」…情景がありありと浮かびます。


しま・しましまさんへ

分かち書きはある意味冒険で、作ってる方としても短歌とは若干違うものを詠んでる気もしました。
こうして選んでいただけると、確かに湿り気をある程度感じますね。
ありがとうございました。

しま・しましまさん~(^^♪

五首選会、お疲れ様でした。

「恋愛のわちゃわちゃした感じ」!!!ふふふふ( *´艸`)
それそれ!
もう平坦な毎日なので、歌の中ではそんなことやっちゃいたいお年頃なの(笑)

また来年もご一緒できますように~
うたの日でもよろしくお願いしま~す(@^^)/~~~

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