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しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
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うたの日(夏にやり残したこと)


うたの日

12月17日歌題「夏にやり残したこと」

もう一度花火に誘いたかったなちっちゃなバケツで月がゆがんだ(しま・しましま)

この日のお題は「編」「夏にやり残したこと」
花火用にバケツも買ったから、もっと使っておけばよかったな、と。

この日いいなと思った歌。
小宮子々さんの
また海で泳ぎそこねてだんだんと遠くなりゆく魚の記憶
「魚の記憶」
もともと人間は海の生き物で、
陸に上がって肺呼吸を覚えて、哺乳類になった、
みたいな「魚の記憶」でしょうか。
それとも、
主体固有の記憶かな。
前世がそうだった、みたいな。
どちらにしても薄れていく記憶の悲しみにロマンがありますね。
上の句で「海」の空間的な広がりを想像させて、
そこから下の句の「魚の記憶」で
時間的なものや種族の違い的なもののイメージの広がりがあって
ステキだなぁって思いました。

沼尻つた子さんの
ふれられることのなかった腿うらの虫刺されのあとがまだ赤い
沼尻さんのお歌に限らないんですが、
歌の中の現在をいつとして読むかで、
鑑賞が変わってくるなって歌がありましたね。
このお歌は、多分、
夏が終ってすぐあたりを想定して読むべきかな
と思いました。
「虫刺されのあとがまだ赤い」ですし。
これを現在(12月)として読むと、
一体どんな虫に刺されたんだ!ってなりますね。
まあ、
数年前に実際にキイロスズメバチに刺された経験からいうと、
スズメバチの虫刺され跡は、かなり長い間残ります。
って、まあそれはどうでもいいことですが。
しかしなまめかしい歌です。
「腿うらの虫刺されあと」の赤さを言って、
白い女性の足がどーんとクローズアップされてしまいます。
「虫刺されあと」のうかつさが
なんとも言えずエロいなぁって思います。
「ふれられること」がなかったのが残念です。
三畑幾良さんの
一度だけただひとつだけの空白がラジオ体操皆勤を消す
そういうのって、妙に心に残ったりしますよね。
小学生の頃の回想でしょうか。
夏の終りに、ラジオ体操カードに、
ぽつんと一つだけシール(あるいはスタンプ)がなくて
皆勤賞のシールを貼ってもらえなかった。
その時の残念な気持が、
「夏にやり残したこと」というお題で
あざやかによみがえってきたのかな。
日本橋ミヲ子さんの
8月31日、未開封のブリーチ剤を姉にあげた。
このお歌、すごーく好きでした。
夏休みの開放感を、
存分に発揮することが出来なかった悔しさとか悲しさとか
そういうものがひしひしと感じられました。
単なるヘアカラーじゃなくて
「ブリーチ剤」がいいですね。
この夏は思い切って金髪に近い髪色にしよう
っていう意気込みが感じられます。
でも、使えなかった。
これを「姉にあげた」というところもツボでした。
日記のように書かれた形も、
残念感がリアルに響いてきて、
ホント好き。
でも、
うーん。
ここまで定型を崩してあるのは、
どうなんだろうなって思いました。
短歌って、
あまり規制がない分、
短歌を短歌たらしめてるのは
「定型」(あるいは定型感)
なんじゃないかなぁと
まだ初心者ではありますが、
そんな風に思います。
短歌も俳句も一行詩の一種かも知れないけど、
いわゆる一行詩と短歌との違いってなんだろうな、
というようなことを考えてしまって、
うーん、と唸らせられたお歌でした。

佐藤博之さんの
屋形舟、風に堤燈吹かせしめふつか醉ごとまどろむ眞晝
@aokikenichiさんの
ラムネ瓶 キ ラ キ ラ キ ラ とかち割ってビー玉を獲る縁日の儀
この二つのうた、
どちらもステキだなって思ったんだけど、
音符を入れるか迷って、結局入れなかったものでした。
佐藤さんの歌の、
真昼のゆったりとした屋形船での景。
これはもう天国状態ですよね。
わーステキステキって思いました。
特に「風に提灯吹かせしめ」の万能感がステキ。
@aokikenichiさんのの
「 キ ラ キ ラ キ ラ 」の
ラムネ瓶の破片の輝きの表現もステキでした。
幼い頃、縁日といえば主体にとって定番の「儀」で、
そのキラキラが今も心に残ってるんだなぁって感じで。
ただ、
ただですね、
この二つのお歌は、
お題の「夏にやり残したこと」というのを
前書き代わりに使ってあって、
この題がない場合、
やり残したこと、やりたかったことではなくて、
夏のステキな思い出
になるところが、
うーん、
どうなんだろうな、と悩んだわけです。
どうなんでしょうね。
そういう題の使い方も有りなのかどうなのか。
そういうのも「有り」ですよ
と、言われたとしたら、
どちらも絶対最低でも音符を入れます。
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