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しま・しましま

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こんにちは
しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
コメントとかすごくよろこびます。

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うたの日(歯・温泉)


うたの日

12月18日歌題「歯」

まっすぐに突き通せない自己主張くし切りレモンに歯形を残す(しま・しましま)

この日のお題は「歯」「ヤンキー」
「ヤンキー」の方で、
かなり盛り上がっていたようで、
そっちに参加できなくて残念なような。

この日いいなと思った歌。
葵の助さんの
息をするたびこそばゆい風が吹く筆箱に歯を放り込んだら
小学生の頃、そういうことあったなぁって
懐かしく思う歌でした。
しばらく前からぐらぐらしていた歯が、
よりにもよって学校で取れてしまって、
しかたなく筆箱にその歯を入れておく。
うん、わかります。
なんか捨てられないですよね。
家に帰って、親に見せなきゃって気持になりますね。
手洗い場の鏡でイーして見たり、
すふーすふーと息をして、
その風の通り方を楽しんだり。
それに飽きた後も、
「息をするたびこそばゆい風」を感じるのは、
実際に風が抜けるのと、
赤ちゃんの歯と一つ別れたという気持からなのかも。

吉川みほさんの
恐竜の夢をみながら羊歯の葉は星空の下眠りに落ちる
羊歯ってやっぱり太陽の下よりは夜が似合いますね。
月もいいけど、もっと遠い星というのが
「恐竜の夢」の遠い過去のロマンに相応しい気がします。
恐竜の頃の羊歯よりはずっと矮小化してしまっていますが、
何か脈々と古代の記憶を受け継いでいるんだと
そう思うとロマンですよね。
すてきなお歌でした。
冨樫由美子さんの
歯科医院待合室にku:nelがあることだけを支へに通ふ
歯医者通いって、
大体の人が好きではないですよね。
歯の治療そのものも、
歯科医院の雰囲気も、
あと、ちまちま通わなければいけないわずらわしさも。
それを、待合室にある特定の雑誌を読む
ということを支えにして通うって
いいなー、それいいなって感じの歌でした。
その雑誌が「ku:nel」ってところがいいですね。
わたしは読まないんですが、
書店で、いつもセンスの良い表紙の本だなって
思ってました。
うたの日の結果が出て、
作者が冨樫さんとわかって、
軽く心の中でおおーって思いました。
「ku:nel」と冨樫さん、
なんかとても似合ってます。
大塚亜希さんの
歯の痕が残るまで噛む幸せでなくても帰りたい場所がある
小さい子供が、
言いたいことが満足に言葉で表現できなかったとき、
頭の中では出来ることを疑ってなかったのに
実際は自分の体の動きの拙さゆえに、
出来なかったときとか、
そのイライラを噛むことで表現したりしますよね。
大塚さんの歌の「噛む」も、
そういう噛むなのかな、
と思いました。
「幸せでなくても帰りたい場所」
それがどういう場所なのか
具体的には分からないけど、
今の場所にいる空虚さよりも、
帰りたいと思っている場所にいて
辛い思いをした方がいいんだと思うという
なんとなく、歯がゆい感じが好きです。
もうちょっと色っぽい方にも
読めるけど、
わたしの好みで、あえてそれに断定しないで
雰囲気を楽しみました。


12月19日歌題「温泉」

温泉旅館の裏で飼われているという半野良猿のこわいまなざし(しま・しましま)

この日のお題は「温泉」「噂」
ほぼ実体験の歌ですね。
まあ、割とわたしの歌は実体験であることが多いんですが。
温泉旅館の人が捕まえて飼っているという噂の猿が、
その旅館の裏手にいて、
子供のときに何度か見に行ったことがあります。
すごく気性が荒い猿で、
何気なく檻に近づくと、
ものすごい力で髪をひっぱられるという。
はい、
わたしも髪をひっぱられた一人です。
突然頭に衝撃的な痛みがきたと思ったら、
ばしっと体が金網にたたきつけられて、
マジで何事が起ったのかわかりませんでした。
ホント怖い猿でした。
今も生きてるんだろうか……そんなハズはないか。

この日いいなと思った歌。
照屋沙流堂さんの
海岸の海獣の群れにわれもいて温泉保養センターの午後
うおー、いいな!いいな!
という素敵な情景。
「海岸の海獣」は具体的にはなんだったんでしょうね。
アシカでしょうかトドでしょうか。
群の中に人間が入っていっても、
ちっとも気にしないんですね。
「温泉保養センターの午後」という下の句の、
なんともいえない鄙びた感じのほっこりした雰囲気も、
「海獣の群れ」に混じっている不思議な感じと合っていて
ホントに素敵でうらやましい情景でした。

笠和ささねさんの
制服も少し世慣れた香りする温泉街から通う級友
「温泉街」を、その外円から見たときの、
ちょっと特別な感じ、
あー、なんとなく分かるなぁって気がします。
高校生ぐらいでしょうか。
その級友が実際に
何か世慣れた感じの言動があったのか
なかったのかはわかりませんが、
「温泉街」から通ってくるというだけでも、
何か世の中の、自分たちの知らないことをしっていそうで
それが制服からも香っているように思ってしまう。
ありそうだなって思います。
見た目も少し垢抜けた子なんでしょうね。
藤 かづえさんの
冬枯れに灯りのやうなからすうり白濁の湯に肩までつかる
露天風呂の周囲に、からすうりがつるを這わせている。
夏場はきっと、キモチ目隠し的な存在になるのかも。
それが冬になると、周囲の草木が葉を落としたり枯れたりして
それはそれで風情のある眺めなんだろうなぁ。
からすうり自体も葉を落として、赤や黄色のからすうりの実だけが
あちこちで目立ってる
みたいな光景を想像しました。
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