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しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
コメントとかすごくよろこびます。

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うたの日(12月25日)


うたの日

12月25日のお題は「おもちゃ」「25」でした。

この日いいなと思った歌。
雀來豆さんの
まだ暗い海に飛び立つ燕らにチャントを贈る玩具の笛で
明け方の「まだ暗い海」へ向かって、
「燕ら」が南方へと渡るのを、
「玩具の笛」で見送るという歌と思います。
主体は、
これから長い旅をするはずの燕に、旅の安全と、
また春になったら戻ってきて欲しいという願いを
持って見送る少年かな。
彼が出来る精一杯のはなむけが、
手持ちのおもちゃの笛を吹くことだった
と思うと、
あー、いいな
って思います。
「チャント」というかたかなのフレーズが
漢字の多い一首の中で浮き上がってきて、
主体の祈りの気持がクリアに見えてるところもいいなって思いました。
沼尻つた子さんの
笑える日ばかりじゃないけどママチャリのキー番号は2525にする
「ママチャリ」を愛用するのは、
ママだけじゃなくて、
学生さんとかもそうだと思うんですが、
この歌の「ママチャリ」の持ち主は、
ママなんだろうなって気がします。
仕事、家事、育児その他、
いろんなしなきゃいけないこと、したいことに囲まれて、
「笑える日ばかりじゃないけど」
やっぱり出来れば笑っていたい。
その決意表明としての
「2525(にこにこ)」なんでしょうね。
前かごに通勤かばん、子供座席に子供を座らせて、
出勤前に保育園に子供を連れて行くお母さんを
想像しました。

多香子さんの
野坂逝く「おもちゃのチャチャチャ」歌いつつ深くて暗い河を渡って
今月9日に亡くなった野坂昭如氏への追悼の思いの歌。
飄々としつつ、暗いカオスのただよう氏の感じが、
ほうふつとするような歌と思いました。
「深くて暗い河を渡って」
という77が味わいありますよね。
「男と女のあいだにはふかくてくて暗い河がある」
という「黒の舟唄」は、
野坂のために書かれた歌詞だそうですが、
この重たい河を、
軽快な「おもちゃのチャチャチャ」(野坂作詞)を歌いながら
舟を漕いで逝かれたと、
作者は考えられたんでしょうね。

小川けいとさんの
25分停まった電車は再開し「死んでないね」と誰かが言った
無意識の悪意、
というか悪意のない毒に触れて、
ひやっと体の芯が冷たくなるような
そんな歌でした。
裏を返せば、
それだけ電車での人身事故が多くて、
電車が突然長時間止まると誰もがそれに思い至る
ということだと思います。
だから、25分程度でまた運行が再開して、
ほっとする中で、
誰かの「死んでないね」の一言が、
自分の頭の中によぎったことと同じで、
ぎょっとするのかもと思いました。
「電車が再開し」というフレーズは、
ちょっと違和感があるかな。
ナタカさんの
昨日より悪い大人になりたくてコンビニで酒を買う25時
思わずふふっと微笑んでしまうような、
かわいい歌だなって思いました。
主体は「大人」になって、
まだあまり年数が経ってない、
フレッシュな大人なんだろうなって気がします。
「悪い大人」ってどういう大人だろう。
うーん、
誰かをがっかりさせるのが悪い大人かなぁって
思います。
そう考えると、
深夜1時に、コンビニでお酒を買うという行為は、
誰かというか、
自分をがっかりさせる大人になりたい、
そういう感じなのかなと。
たまに妙にやさぐれた気持になって、
その気持のはけ口としてではなくて、
その気持にもう一つヤケをのっけるために
「コンビニで酒を買う」って
やっぱり可愛いらしいなって思いました。
ところで、
「昨日より」の「昨日」って、
つまり何時の事?
って、ちょっと思ったりしましたが、
どうなんでしょうね。
「25時」と結句にあることから、
この時間は、一時間ちょっと前の日付と、
心情的には同日(のロスタイム)
かと思うので、
ええと、
いつ?
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コメント

本当にたまに引いていただけるので、たまーのコメントになりますが、ありがとうございます。
「おもちゃ」のお題が出た時から、あの歌が頭の中でぐるぐるしてしまって、野坂さんの事詠まなくちゃと思いました。私のアイドルは「永六輔」なんですけどね。
「うたの日」には、新旧色々な人が参加して、すこしづつ歌の傾向が変って行くような気もしますが、皆さんがそれぞれの短歌沼に嵌って行くのを見ているのは楽しいですが、私自身は押されて沈んでしまいそうです。
ツイッターをやらないので、傍から見ている人ですので、しまさんから小川けいとさんに、私がエールを送っているとお伝えくださいませんでしょうか。口語短歌に才があるだけでなく、古典にも精通しているのだから、良い師と巡り合われることを願っていますと言いたいのです。(老婆が心からうるさい)

Re: タイトルなし

うたの日、投稿される人の顔ぶれと選をされる人の顔ぶれで、
けっこう雰囲気が変ったりしてそこも面白いですね。
小川けいとさんにはさっそくお伝えしておきました。
小川けいとさんの歌、わたしも好きです。

しまさん、お使い立てして申し訳ありませんでした。
けいとさんが早速ブログに来てくださいました。
ありがとうございました。
またしまさんのお目にとまるような歌が詠みたいけれど、なかなかです。

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