プロフィール

しま・しましま

Author:しま・しましま
こんにちは
しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
コメントとかすごくよろこびます。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

うたの日(1月8日)


うたの日

1月8日のお題は「焼」「最初で最後」

ゴムの焼けた匂いがするの一言にもろくもほつれてしまう団欒
子供の頃に掘りごたつを経験したせいか、
ファンヒーターではなくて灯油ストーブを使用してるせいか、
ゴムの焼けた匂いには敏感な方かも。
さすがにガスコンロでゴムは焼きませんね。

この日いいなと思った歌。
中牧正太さんの
焼け焦げて浜辺に着いた棒っきれ少しゆっくりしてったらいい
「焼け焦げ」が分かる状態で流れついた流木って、
あまり見かけないんですが、
何か話せば長い過去を持った流木ぽいですね。
でも、その辺りのことは詮索せずに、
「少しゆっくりしてったらいい」
という主体。
やさしいなぁって思います。
流木を「棒っきれ」っていうところの
ちょっとラフな感じもいいな。
ところで、
また!
また中牧さんの歌を採ってしまいました。
結果が発表されて、
あっまた中牧さんのだった
ギギギ……
って感じですよ。
どんだけ中牧さんファンなんだ。わたしは。
琥珀さんの
合併が決まった町の名を書いた最初で最後の転出届け
「合併が決まった町」は、
それだけで何か思いが感じられますね。
きっと名前が変わってしまう方の町なんでしょうね。
生まれ育った、子供の頃から親しんでいた町名を
最後に「転出届」という形で書くことになった。
っていう歌だと思われます。
まだ合併自体は先の話なのかも知れないけど、
こうやって書く事はもうないんだなぁって
しんみりしますね。
わたしはこの「転出届」を
結婚のために出したものかなって思いました。
もう、この町名とも、旧姓ともお別れ、
もしかしたら「転出届」を出すこと自体が
「最初で最後」なのかも。

西村曜さんの
ていねいに薄焼きたまごを折りたたむこれで涙は拭かないけれど
読んですぐ、
あっ、これは何かを思い出す……
と思ったけど、
ホットケーキ持たせて夫送りだすホットケーキは涙が拭ける(雪舟えま)
でしたね。
偶々似てしまったのか、
先行歌のオマージュなのか
その辺りが分からなかったんですが、
「ていねいに薄焼きたまごを折りたたむ」
のていねいな感じがいいなって思いました。
錦糸卵を作るための薄焼きたまごなのかな。
いかにも涙を拭けそうなぐらいきれいに焼けた薄焼きたまごを
涙は拭かずに細く切っちゃうのかな。
ちなみに、結果発表後の作者の西村さんによると
先行歌の本歌取りだったみたいです。
クララ・ゼーゼマンさんの
いさかひは季節を問はぬものでありふくれつつらで餅を焼きをり
夫婦喧嘩か、家族のちょっとした諍いでしょうか。
年中行事みたいなものだけど、
この季節ならではの、ちょっとしたユーモアがいいな。
「ふくれつつら」なのは奥さんなのかな。
表現に愛情がありますよね。
微笑ましい歌と思いました。
荻森美帆さんの
部屋にいて焼けたにおいがするときに確かめるキッチン異常なし
ふいに、なにか、モノが焼ける匂いのような
熱っぽい匂いのようなものを感じることってありますよね。
それを「部屋」で嗅いで、
「キッチン」を確かめるっていう、
その距離感が、
家族のある人っぽいなあって思います。
終栗夢さんの
五年ほど経ってもう会うことはないかもしれないと思い始める
いいなぁ。
「五年ほど」という具体的な数字がいいなぁって思います。
「もう会うことはない」「かもしれない」と思うのに、
「五年」は、なんとなく説得力があります。
しかし、お題の「最初で最後」は、どこに隠れているんだろう。
「五年ほど」会わなかった人と、会ったのが、
今思うと「最初で最後」だったってことでしょうか。
わたしは、一度だけ手紙(あるいは年賀状)を交わした人かな
って思いました。
次の年にはもうそれも来なくて、
自分も出さなくて
っていう年賀状付き合いの終わりフラグを経て、
もう五年。
五年前の手紙(あるいは年賀状)には、
「今度会えるといいね」
とか書いてあったけど、
これはもう会うこともないな
って思って、
古い手紙を処分するところなのかなぁって思いました。
真篠未成さんの
はじめての、さいごの、オムレツだと知っていたからゆっくり、ゆっくり食べた
どういう状況なのかは、
この歌の中で一切明かされていないけど、
とにかく
「最初で最後」のオムレツで、
主体はそのことをすでに分かっている
っていうのが切ないですね。
ひらがなを多用して、
その動作のゆっくりさ、心の痛みを表現されているところも
素敵だなって思いました。
「オムレツ」っていうのが、またいいですよね。
あんまり「ゆっくり、ゆっくり」食べるのにはむかない、
ふわふわでやさしいオムレツを、
しっかり「ゆっくり」を意識して食べるというのが
「最初で最後」を「知っていた」からこその
感じを増幅させてるように思いました。
スポンサーサイト

<< うたの日(1月9日10日) | ホーム | うたの日(1月7日) >>


コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 ホーム