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しま・しましま

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しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
コメントとかすごくよろこびます。

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うたの日(1月14日~16日)


うたの日

1月14日のお題は「明」「暦」。

すそにまだカールの残るカレンダーめくって春を確かめてみる(しま・しましま)

この日いいなと思った歌。
前田沙耶子さんの
ゴーストが毎晩部屋にやってきて 破った日めくりまたくっつける
あっなんかかわいい
といううたでした。
キャスパーみたいなかわいいゴーストが
いたずらしに毎日くるのかな。
もっと怖い感じのゴーストもありかもだけど、
やってることが単なるいたずらなので、
怖いっていってもキャスパーのおじさんたちぐらい?
とか思って楽しかったです。
日めくりって毎日一枚破るものだけど、
それをゴーストがひろって「またくっつける」
としたら、最初は一枚破って、
次は前日の分とあわせて二枚、
となると、
その次の日は三枚?
とか考えて、
うーん、やっぱり面白い。
いやになって捲らなくなるというのがなさそうで、
人間側もなんとなく
のほほんとしてるところがいいなって思いました。

木原ねこさんの
花の名を数より先に子は覚えおえかきちょうを花暦にする
「花暦」
すてきですね。
お花を沢山描いた「おえかきちょう」を
「花暦」と捉えるお母さん。
木原さんのお子さんを描いた作品には、
歌人としてのお母さんの視線が、
びしっと感じられるうたが多くて、
ホントすてきだなぁ。
「うちのこ」として
自分と半ば一心同体に捉えるんじゃなくて、
自分とは違う人間だっていう
距離感があるようで、
そこに惹かれます。
桔梗さんの
保険屋の殺風景なカレンダーにあなたが記す未来のことば
実用一点張りの写真もイラストもない
そんなカレンダーの下の方に、
保険屋さんだとか酒屋さんだとか車屋さんだとかの
名前の入ったものってありますよね。
お部屋のムードとかインテリアに気を使う女性の部屋だと
そういうカレンダーがかけられることはない
ような気がして、
これは男性のお部屋のカレンダーかな
と、思いました。
まだ1月半ばだけど、
すでに色々と書き込みがしてあって、
それをペラペラ捲って眺めてたら、
なにか主体にとってうれしい予定が
書き込まれてるのを発見して、
殺風景なカレンダーが、
急にすてきなカレンダーにみえた
みたいな感じかなって思いました。
もしかしたら、
主体の目の前で書き込まれたのかも、ですが。
「未来のことば」が
少しふわっとしているので、
もしかしたら全然そういう意味ではないのかも
でも、そう読みたいなって思ううたでした。


1月15日のお題は「果」「違」

靴紐をいつもと違う順番で通して春に出遅れそうだ(しま・しましま)
この日は夜中まで句会に出かけてたので、
選が出来ませんでした。


1月16日のお題は「蒼」「黒」

くろいろの絵の具で空をぬらないで雪が汚れてしまいそうだよ(しま・しましま)
ふふふ。事実上の0票でした。
ぼんやりしてますね。
「空」は「夜空」のつもりだったので、
「夜」にしてもよかったかな。
でも、どこのポイントがという理由ではなくて
ダメだったのかも知れません。

この日いいなと思った歌。
こりけケリ子さんの
真っ黒に蟻のたかった飴玉の夢を見ているアリクイ姉妹
改めて読んでも、
やっぱりきもちわるいですね。
うたの日に
上の句の、きもちわるい情景をうっかり想像してしまって、うわっとなりましたが、こういうものを夢に見て、アリクイはきっとすてきなご馳走の夢を見たと思うんでしょうか。審美眼というよりは価値観の違いなんでしょうけれど。
アリクイが姉妹そろってそんな夢を見てるのが面白いなと思いました。女の子たちっていうのもいいですね。女の子がキャンディの夢を見てる、とも言えますよね。
と、コメントしましたが、
ホントにぞぞっとする情景を
「夢」でほっとさせておいて、
「アリクイ姉妹」という
なにやらキュートな存在で終わらせているところが
楽しいうたでした。
非常に個人的な話ですが、
任天堂のゲームに「どうぶつの森」というシリーズがあって、
そこにアリクイのキャラクターが出てくるんですが、
そのなかに「こまち」ちゃんというアリクイが、
以前のシリーズに登場してて
わたし、彼女が大好きだったんですよね。
なんとなく、こまちちゃんのことを思い出して、
こりけさんのうたのアリクイ姉妹の片方は
もしかしてこまちちゃんじゃないかと
楽しく妄想したりしました。

琥珀さんの
悲しみは人それぞれに違ってて喪服の黒は並ぶと違う
たしかに、「喪服の黒」って微妙に違いますよね。
「悲しみ」ももちろん「人それぞれ」。
何を悲しむかも違うし、
同じものを悲しんだとしても、
度合も表現も違う。
このうたの場合の「悲しみ」は、
下の句に「喪服」という言葉が出るので
葬儀でのものと限定してもいいのかな。
ああ、そうだね、分かるなぁ
ってうたでした。
ただ、
「悲しみ」「は」「違ってて」
という上の句に、
「喪服の黒」「は」「違う」
という下の句というところに、
微妙な違和感がありました。
すでに「違う」んだってものがひとつ提示されてるのに
また別の「違う」ものが、
「は」という助詞を使って、
並列な感じであるところ。
そこがなんか惜しいなって気がしました。
桔梗さんの
つかの間の休日に炊く黒豆にわづかばかりの皺をゆるしぬ
黒豆を炊くって、
なかなか大変なことっぽい感じがしますが、
それを
「わづかばかりの皺をゆるしぬ」
って、
おおーすごい、
普段から豆を炊いてらっしゃる方ならではじゃないかなって思いました。
わたしは黒豆を炊いたことがないので、
イメージだけなんですが、
時間をかけてゆったりと取り組む料理な気がして、
休日の豊かな時間の使い方だなって思いました。
「束の間」が、それを少し急かしてるかもですが。
404notF0816さんの
漆黒の椀に浮かべた柚子の皮 こんなちいさな欠片が香って
お正月の間、なんどか目にして、
その香りを楽しませてもらいました。
下の句はいわずもがなかな、
と思わないでもないけど、
それでもそれを言いたかった作者の心情はなんだろう
って考えて、
「こんなちいさな欠片」が、こんなに香ることへの
驚き?喜び?
喜びの方なのかもって思います。
刻んだ柚子が香ることは
当り前の話ではあるけど、
「こんなちいさな欠片」でも
こんなに香るということ、
それを改めて感じて
お正月からなにか背筋の伸びるような気持がしたのかな
って思います。
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