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しま・しましま

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しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
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うたの日(1月21日22日)

うたの日

1月21日のお題は「木」「平気」。

てつぺんに残つた柿の実おとしたらあとはがうがう風の木となる(しま・しましま)

この日いいなと思った歌。
西村曜さんの
歌いたいことほど歌にならなくてその日のぼくは楡の木だった
うたの日に比較的長いコメントを入れました。
上の句はストレートに共感しますが、「ぼくは楡の木だった」の「楡の木」をどうイメージすればいいのかなと悩みます。でも分からないなでほっとけないような魅力があるように思いました。
イメージとしては大きく枝を広げていい感じがするんですが、自分の代わりに風や小鳥に歌わせるということなのか、あるいは「楡家の人びと」とか、「エルム」から連想する暗さと繋がるのかなとも思ったり。多分違うと思うので、前者の方で読みました。
と。
今改めて鑑賞するんですが、
やっぱり「楡の木」をどう見るか、ですよね。
冬の楡の木か、
夏の楡の木か、でも
随分雰囲気が変るような気がします。
今は冬なので、冬の楡の木として考えると、
あちこちに広げた枝のどの葉も落ちていて、
そこに冷たい風が吹いてる。
ふっと「歌いたいこと」が風に乗ってくるんだけど、
枝は空しく風が抜けていくばかりだ。
みたいな感じにも取れます。
なんで「楡」だったのかは分からないけど、
作者の脳裏にもしも「楡」が浮かんできたのかもしれないし、
何か「楡」に意味があるのかも。
でも今回の読み方をした場合、
やっぱり「楡」がいいなって思います。
また春が巡ってくれば若葉が沢山茂っていく、
そういう未来の明るさを感じさせるような気がするので。

たかはしりおこさんの
木曜日生まれの人と知ってから雨粒さえも弾む木曜
うたの日にも書いたんですが、
マザーグースなどで何曜日生まれはなんとかかんとか
みたいなのありますが、
なかなか生まれた曜日って
自分のでさえ知らない人が多いような気がします。
まあ、今はネットで調べれば簡単に分かるんだろうけど。
このうたでは、すでにその情報をゲットしている主体。
誰のかって言えば、
多分好きな人あるいは気になってる人でしょうね。
直接教えてもらったのか、
生年月日を教えてもらって自分で調べたのか、
まあそんなことはどうでもいいんですが。
「木曜日生まれ」ってわかってから、
木曜が好きになる、みたいな感じだと思うんですが、
「雨粒さえも弾む」っていうのがかわいいですね。
週の真ん中。それが雨なら今まではどよよんだったのに、
この現金さがホントかわいらしい。
「あ(まつぶ)さ(えも)は(ずむ)」
のあ音の明るさの連なりもかわいいなって思います。
文屋亮さんの
芽吹くまで木は夢を見てゐるのだらう夢の狭間に鳥をとまらせ
下の句の「夢の狭間に鳥をとまらせ」
というフレーズがすてきでした。
冬の間、葉を落とした木が眠っている、
深い眠りではなくて、うつらうつらとしてて
その枝に鳥が止まったときは、
半分夢からさめたりするのかな。
一見さむざむとして見える木も、
中身はほんわりあたたかい夢ごこちなのかも。


1月22日のお題「印」「横」。

うそをついた印でしょうかさかむけがあとからあとからあふれる毎日(しま・しましま)
これを出した後で、
「さかむけ」って方言とまでは言わないけども、
全国的な言葉ではないと知って、
ちょっとあせっちゃいました。
「ささくれ」という地域も多いみたいですね。
わたしの中では「ささくれ」は、
木製の手すりががさがさになって刺がささるような状態になった
みたいな奴だったので、
「ささくれ」っていうと違和感ありますが。

この日いいなと思ったうた。
きつねさんの
美容室はつぶれたけれどオレンジの壁は変わらず目印となる
「オレンジの壁」がいいなって思います。
実景上でもハッと目を引くだろうけど、
短歌の上でも「オレンジ」の文字が真先に飛び込んできました。
この「オレンジ」が、うたの中でも目印になってるって
いいなって思いました。
オレンジの中身は変わって行っても
変わらずちゃんと目に飛び込んできてくれる。
そういう不変もいいですね。
「美容院はつぶれたけれど」と
きちんとそこにも言及してあるところを見ると、
少なくとも何度かは利用したことのある、
中身の方への思いも聞かれるようなところも好きでした。

柊さんの
コンパスの針で名前を削るとか先輩意外に普通の人だ
多分、
自他共にちょっと人と違う「先輩」だったんでしょうね。
主体はそんな「先輩」に憧れてた、
か、どうかは分かりませんが、
単なる学年が上の人の一人ではなかったのかと思います。
しかし、「先輩」の机を見たら、
本人の名前が彫ってあったのを発見。
うわ……コンパスの針でせっせと彫ってたんだ……
って感じでしょうか。
だっせ…と思ったのか、
親近感が湧いたのか、
どちらにしても「普通だ」というのが
感慨として出てくるところが面白いうたでした。
木原ねこさんの
「奥様の覚悟ですね」と行員は氏名を刻んだ実印に言う
うーん、情景がもやっと浮かぶような浮かばないような。
実印が苗字だけのものではなく
氏名が刻まれているのは普通かなと思うし
夫婦でそれぞれ実印を登録しているというのも
特に変わったところはないような気がします。
そうすると、
この行員さんが「奥様の覚悟ですね」と言ったのは、
印鑑についての言葉ではなくて、
実印を行員の前で押さなくてはいけない状況について
思わず口に出してしまったことなのかな。
何かドラマがありそうだけど、
それを明らかにしていないところに惹かれます。
奥様本人に言うのではなくて、
「実印」に向かって呟いたのを、
奥様は聞き逃さなかったというのも、
その場の緊張感があっていいなと思いました。
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