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しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
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うたの日(3月15日)


うたの日

3月15日のお題は「牛乳」「恥」「噛む」でした。

パーカーのファスナーシャツを噛みて春夕焼け色に飲み込まれゆく(しま・しましま)
どこで切って読むんだよ
ってところを狙ってみました。
パーカーのファスナー/シャツを噛みて/春//
夕焼け色に/飲み込まれゆく
と読むのがいいんだろうな、
って思わせつつ
「春夕焼」という俳句の季語を
(自分の頭の中では)取り入れて、
パーカーのファスナー/シャツを噛みて//
春夕焼け色に/飲み込まれゆく
感を出したかったんですが、
よく考えたら、
「春」「夕焼け」が並んでても
「春夕焼け」ってひとまとめにする人は
あまりいない可能性が高かったですね。
あと、このうたは地味な文語に仕立ててみました。
助詞を省く場合、文語の方が決まるような気がして。
どうでしょうかね。
そういうことを気軽に聞ける先生が、
身近にあると嬉しいんだけど。
ホント。まじで。

この日いいなと思った歌。
もりのさとさんの
幼犬に噛み砕かれた兵隊が散らばっているベトベトなまま
おっ、これは好きだなって思いました。
「噛み砕かれ」「散らばっている」に、
付け足された結句の
「ベトベトなまま」がすきです。
うたの日のコメントにも書いたけど、
無残な状態になったものが、
より無残な形のままで残ってる
ってところが、
何かぐっとくるものがあります。
多分、この兵隊はオモチャなんでしょうね。
オモチャがあるということは、
それで遊んだ子供がいるということ。
(まあ、その子供が今は成長して
子供そのものはいないかもですが)
その子供がこの情景を目にした時の気持みたいなものは、
一切このうたから感じられません。
ただその情景だけを描写してる。
犯人(人?)である「犬」についても、
「幼犬」としか表現されてなくて、
あんまり作中主体(あるいは作者)との
親しい感じは表現されてなくて、
どちらかというとかなり距離感のある感じ。
もしかして、
「幼犬」「兵隊」はそれぞれ、
何かの象徴として描かれてるのかな、
とも思いましたが、
どうなんでしょうね。
そのままの情景として、いいなと思いましたが。

小川けいとさんの
ごめんとも言えず視線も向けられず羽二重餅をむちむちと噛む
上の句の状況、
どういう状況なのかはわかりませんが、
とにかく気まずい雰囲気なんでしょうね。
「ごめんとも言えず」
ということは、
「ごめん」と、もしかしたら言う人もいるというような
そんな感じなんでしょうか。
言うべきじゃない場合なのか、
言える雰囲気じゃなかったのか、
言いたくなかったのか
その辺りはわからないんだけど、
相手>自分
という感じがします。
が、そこで
「羽二重餅」を食べちゃう人!
っていうのが可愛かったですね。
しかも「むちむちと」噛んでるという。
羽二重餅って
言われてみればいかにも「むちむち」噛む感じです。
「羽二重餅」ってチョイスも素敵。
唐突すぎるほどの純和菓子で、
非日常的なような、そうでもないような
素敵なところにあるのが「羽二重餅」って気がします。
わたし自身は求肥とか餅菓子系苦手なんですが、
こういう状況になったら、
むちむちしたくなっちゃいますね。
三田たたみさんの
こりこりと歯ごたえのある夢を噛み故郷の空を思い出してる
「ベトベト」だとか
「むちむち」だとか
そしてこの「こりこり」だとか
ちょっと擬音ハンターっぽいですね。わたし。
「こりこり」の「歯ごたえ」
って面白いなぁって思いました。
確かに「こりこりとした歯ごたえ」っていうのはありますが、
「歯ごたえのある○○」っていうと、
もうちょっとがっつり噛み応えのあるタフな感じ。
そして
「歯ごたえのある」何かが「夢」という
もやもやんとしたもので、
でもそれを「噛」んでるという。
このちょっとずつずらされる感覚が
めっちゃ面白いなって思いました。
下の句は、
「故郷の空を思い出してる」
と、やや甘め正統派にさらっと描かれてて、
多分「夢」と呼応してるんだと思います。
「夢」と「故郷の空」って組み合わせは、
なんとなく「カントリーロード」的な、
しんみりしつつ自分を鼓舞する
みたいな雰囲気あったりしますが、
「こりこり」から始まるこのうたに、
そういうウェットな感じはしないので、
そのあたりも面白かったです。
小宮子々さんの
何度でも噛む何度でも(よつぴいてひやうどはなつて)射落とす夕陽
うーん、不思議なうた。
()内のフレーズは平家物語の那須与一のくだりの一節。
授業でやったなぁって懐かしく思いました。
まあ、それは置いといて。
まず、なにを噛んだんだろうって思います。
しかも「何度でも」「何度でも」。
「何度も」ではなくて「何度でも」って
この違いの感じは、
ちょっと「噛む」ことにアグレッシブさを感じます。
そして
(よつぴいてひやうどはなつて)
の緊迫感と、読んだ時のスピード感。
そして、
「射落とす夕陽」(体言止めなのもポイントかな)。
なにか激しく青春性を感じるなぁって思いました。
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