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しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
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うたの日(3月28日)


うたの日

3月28日のお題は「競争」「噴水」「虫歯」でした。

いつからが春というなら噴水が今年最初の水を噴く日を(しま・しましま)
「いつからが春」と
「いつからを春」で少し悩んだんですが、
「が」の方にしてみました。

この日いいなと思った歌。
吉川みほさんの
噴水が止まるということ わたしたちに見えない水の話をさせる
わーすごく好き!って思いました。
詩的だなぁ。
詩的というよりも、本当に一行詩って感じがします。
「噴水が止まるということ」という上の句、
これはすでに水が止まった噴水ではなくて、
ある噴水が止まるという話を聞いた、みたいな、
まだ止まってはいないけど、
止まることが既に決まってしまった噴水のことかと思います。
「噴水が止まるということ」を知らないとき、
「わたしたち」は、見える水の話を、
その噴水の前でしていたと思うんです。
そして「噴水が止まるということ」を知ってしまうと、
「わたしたち」は、
その噴水の周りに集まって、
まだ、水が出てるんだけどその水の話じゃなくて、
「見えない水」、過去の水、未来の出なくなった水、
そこから広がって、さまざまな、
目の前の今噴水が噴き出している水じゃない水の話をする。
きっと、完全に噴水が止まってしまったあとも、
この「わたしたち」は、
集まって水の話をしているんじゃないか
そんな感じがします。
そういうことを考えると、
不思議に心がざわざわしてきます。

永昌さんの
噴水に投げ込む硬貨 人々は祈ったことをすぐに忘れる
トレビの泉……と思いましたが、
それに限定する必要はないんでしょうね。
とくに願いが叶うって伝説がなさそうな噴水や池でも
コイン沈んでるのを見かけますし。
ぱっと見、
そんな人々を批判的に見た歌のようですが、
上の句「投げ込む」とあるので、
多分主体もその「人々」の一人なんだと思います。
でも、
「祈ったことをすぐに忘れる」ぐらいが
いいんだろうなとか思うんですよ。
ある程度満ち足りた人な感じがするので。
毅尚あかりさんの
おろかさをかくさず生きた 噴水のしぶきに首すじぬらされながら
初句の「おろかさを」という、
ぱっと目を引く印象的なフレーズと、
下の句の「噴水のしぶきに首すじぬらされながら」の
シーンが目に浮かぶような感じが
すごく好きです。
例えば、
何かあるいは誰かを待っているシーン。
噴水の前の待ち合わせで、
ただひたすら愚直に「噴水前」で待っている。
背中や首筋に、
噴水のしぶきが掛かるようだったら、
ちょっと移動したりするもんだけど、
それもしないで、
ただそこに立って待っている。
そんな人を想像しました。
待ち人は来たんだろうかって思うんだけど、
「噴水のしぶき」に
どこか爽やかさがあって、
「おろかさ」が、そこまでネガティブではないのかな、
随分待ったことは待ったけど、
ちゃんと待ち人に会えたのかも
って思います。
「生きた」は、ちょっと強すぎる言葉かなぁって
思うんですが、
多分作者の言いたいところがそこにあるんだろうな
とか、思います。
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