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しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
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うたの日(4月4日)


うたの日

4月4日のお題は「少女マンガ」「公園」「唯」でした。

安っぽい涙でいいよわたしが唯わたしのため流す涙だ(しま・しましま)
自分が自分のために用意するものなら
安っぽかろうがなんだろうがいい、
って思うんですよね。
しかし、
そんなことよりも、
安っぽい涙でいいよわたしが唯わたしのため「に」流す涙だ
の「に」を落としていたという
痛恨のミスがショックでした。

この日いいなと思ったうた。
きいさんの
唯一の味方と頼っているんだろう母の電話が今日もまた鳴る
この日は、このきいさんのうたと、
次のサリーBさんのうたでハートを迷いました。
「母の電話」は、母が所有する電話ということではなくて、
母からの電話という意味で使われているんだろうなと、
まずはそう考えて読みました。
これが母の所有する電話ということであれば、
謎のX氏の存在が登場するのでややこしいなと思って。
まあ、それについては置いといて、
母からの電話の線で読むと、
母親と主体との距離感が感じられます。
しょっちゅう母から電話が来るんでしょうね。
内容は近況報告や相談というよりは愚痴でしょうか。
子である主体なら、この愚痴を受けとめてくれる、
そういう拠り所なんでしょうね。
他の家族、特に夫に対する愚痴とかかなぁ。
対して、電話の受け手である主体は、
そんな母に対して、労りの気持はもちろんあるけれど、
やや疲れている、
そんな感じがします。
結句の「今日もまた鳴る」の「鳴る」が、
なんとなく圧迫感があるような気がしました。
頼ってくれることはうれしいんだけど、
ちょっと重たい、
でも無碍にはできない、
みたいな感じかな、だとしたら分かるなぁと。
昔の電話だと、出た後でないと、
相手が誰か分からないけど、
ナンバーディスプレイの入った家電話や
スマホや携帯電話などだと、
電話に出るまえに相手が分かりますよね。
液晶に表示された文字だけで、
もう疲れちゃうみたいな感じもあるかなって思います。
さて「母の電話」ですが、
やっぱり「母からの電話」だと、
はっきり分かった方がいいんじゃないかなぁ
って思います。
そこがめっちゃ惜しい気がします。

サリーBさんの
ただ団欒を見ていただけでリビングのこけしは静かに疲れていった
このうたもホントいいなって思いました。
うたの日の他の方の評で、
「アルバムをめくるように不思議に早送りされる時間の流れ」
とあって、
おおって唸りました。
わたしはこのうたで、
そういう風に捉えて読んでなかったんですが、
そう言われると、確かにそうとも読めるなって。
「こけしは静かに疲れていった」の「疲れる」が、
古びてくたびれて見えるってことですよね。
そうか、そうだよね、そうだそうだ。
わたしが当日に思ったのは、
家族の輪の外から、
リビングに飾られた「こけし」が
この家族の「団欒」を眺めてて、
それは幸せな風景のはずなのに
だんだんとそれを見る事に疲れてしまう
みたいな感じでした。
なんでしょうね、
このうたを見て、
自分の事みたいにも感じられたんですよね。
家族の団欒は多分偽りではないし、
家族が嫌いなわけじゃないし、
それはとても幸せな光景なんだけど、
時々それを外側から見てるような気持になって
なんだかずううんって疲れてしまう。
「こけし」もそうだけど、
主体もそうなのかな
って思って、胸にぐっと来るものがありました。
もちろん、
幸せな日々を積み重ねて年を経ていく家族を
「こけし」を通して詠まれた、
と読んでも本当にステキだなと思います。
真香さんの
唯でさえ眠りの浅い春だから月の灯りに濡れて目覚める
ふと夜中に目覚めた感じと、
春の朧夜のウェット感が、
きれいに詠われたうた、と思いました。
確かに春は特に眠りが浅くなるような気がします。
それを、そんなものとして捉えた上で、
美しい春の夜の感じを詠まれてるところが素敵ですね。
くろじたうさんの
唯一の持病は痔なり唯一の贅沢品は自動卓なり
おもしろわびしい感じがなんともいえないですね。
内容もそうですが、
すごく男性っぽいうたって気がします。
「唯一」「持病」「贅沢品」「自動卓」、
まあ一文字である「痔」は置いておいても、
漢字熟語が並んでて、動詞がない硬めな雰囲気。
「持病は痔」の「ZI」音から
「贅沢品」の「ZE」音、「自動卓」の「ZI」音に戻るところや
「贅沢品は自動卓」の「TAKU」の重なり。
語感硬めで音で遊ぶ感じって
男性の作品ぽいなぁって思います。
あと、面白いと思ったのは、
「痔」なんていう飛び道具にもなりそうなものを、
上の句に持ってきて、
下の句の「自動卓」の前振りにしてるところ。
この「痔」の軽い扱いがめっちゃ面白いなと思いました。
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