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しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
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うたの日(5月9日)


うたの日

5月9日のお題は「学校」「パスタ」「城」でした。

更に仰げば速き雲脚月山の城郭跡は風ばかり吹く(しま・しましま)
私事ですが(当たり前ですが)、この日は句会があって、
気がついたらもう「城」に出すしかない時間になってました。
城!
うーん、これは松江城しか浮かんでこないなって思って
しばらく悩んでたんですが、
以前行ったことのある月山富田城を詠んでみました。
松江城は江戸期に入ってから作られたお城で、
戦いを経験したことがない城なんですが、
月山富田城は、戦いの歴史のある場所です。
毛利と尼子?山中鹿之助?
歴史と絡めて詠もうかとも思ったんですが、
現在の城跡を直接詠むことにしました。
重ために初句を詠み出して、
歴史感が伝われば……って思いましたが、
やたらと重いですね。改めて読むと。

この日は「学校」と「城」の投票をしました。
ハートを入れたうた。
吉川みほさんの
学級会本日の議題「呼ばれるといやなあだ名」で埋まる黒板
もう、読んでるだけで心がざわつきますね。
「学級会」、担任教諭の指導なのか、児童主体で行われるものなのか、
どっちなのかはわかりませんが、
上から目線のいやな議題ですね。
自己申告で、
こう呼ばれるのはいやです
っていう名前を集めるなら、まだマシな気がしますが、
黒板を埋める勢いがあるってことは、
これ呼ばれていやだろうなって
クラスメートがどんどん発言して埋まっていった、
みたいな気がします。
実際にそれを呼ばれている側は
もう身の置き所がないだろうなって辛い気持になります。
その辺りの心情を一切描かずに、
このいやな感じだけを詠まれているところが
いいな、いやでいいなって思いました。
静ジャックさんの
城跡をきずあとと読む戦いの歴史があった町に降る雨
「城跡をきずあとと読む」
という上の句がいいなぁって思います。
一般的にそう読むとか、
この町ではそう読むというのではなくて、
主体が特定の城跡を目にすると、
つい「きずあと」と読みたくなってしまう
ってことかなと思いました。
再建されなかった城の跡があるということは、
何かしら理由があって、
その理由の一つに敗戦の歴史があるんだと思います。
そのことに思いを馳せる主体と雨の
しっとりした淋しさがいいなって思いました。
歴史に思いを馳せたときに、
「きずあと」と思うっていうのもあるんだろうけども、
町のどこかに、
上書きされないで「城跡」として残ってるスペースって
それ自体が何かの「きずあと」みたいな気もしますね。
石垣だけが残ってれば、それがまた引っかき傷みたいな。

北大路京介さんの
腹話術専門学校卒業と思えないほど口動いてる
思わずふふっと笑ってしまう面白いうたでした。
「腹話術専門学校」という学校の存在自体も
めっちゃ面白いんですが、
「と思えないほど」に
口が動いてるっていう下手さ加減。
専門学校卒業したら、
その道のエキスパートになれる
ってなものではないだろうと思いますが、
そのあたりを加味しても
とにかく下手すぎるんでしょうね。
でも、それでも腹話術を披露してくれる
っていうところもチャーミングだなって思いました。
ぽつりさんの
出身の学校の名で人測る寂しい人にあいづちを打つ
まあ、そんな人って稀によくいますよね。
さすがにあからさまではないにしろ、
あっ、そういう視点を持ってる人なんだな
って思わされることもありますし。
このうたは、
「あいづちを打つ」という結句がいいなって思いました。
聞きたくもない、他人がする他人への評価。
それを聞かざるを得ない立場の主体ですね。
天野うずめさんの
雨の日に来てよかったと思ってる輝くほどの松江城立つ
おお!松江城!
と、まずそれだけでもピコンピコンってポイントがあがる
というちょろい地元民。
「雨の日に来てよかった」
がいいなって思いました。
松江はやたらと雨がちなんですが、
そう、雨に濡れた天守閣も綺麗なんですよ。
遠方からやってきて、
あいにくの雨模様だったことに対しての、
強がりとしての
「雨の日に来てよかった」
だけじゃなくて、
松江城の輝きに目を止めてもらってうれしいです。
雨宮司さんの
石垣は緑だったよ夏木立蔭に潜んだ高取城址
高取城址は奈良県にある山城跡ですね。
難攻不落の山城として、戦国時代を経て、
明治まで、ちゃんと殿様が居城されたお城だったみたいです。
それも、現在では
「夏木立蔭に潜んだ」城址。
夏草や兵どもが夢の跡(松尾芭蕉)
これは藤原氏の栄華の儚さを詠んだ句ですが、
これを彷彿とさせますね。
現代に生きる主体の、ややドライな感想としての初句
「石垣は緑だったよ」
も、それはそれで味があるなって思います。
星野ぐりこさんの
星の無い空を見上げる シンデレラ城の花火の音だけ届く
今回自分が和風の城を詠んだせいか、
そういう城を詠まれたうたに多く惹かれましたが、
このうたは「シンデレラ城」。
TDLのシンボル的なあれだと思います。
夜空と、花火の音だけしか登場しないうたなんですが、
ベランダに出て空を見ているところとか想像しました。
空は曇ってて星がまったく見えない。
主体の気持も、それに似たものだったかも。
そこにかすかに花火の音が聞こえて来る、と。
主体はそれが、TDLの花火の音だと分ってる。
もしかしたら、今ベランダで向いている方向と
逆のところにTDLがあるのかも。
こんな「星の無い」夜でも、
どこかで賑やかに誰かが遊んでる
そういう風に考えると、
なんだか妙にさみしさが募るような気がします。
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