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しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
コメントとかすごくよろこびます。

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うたの日(5月26日)


うたの日

5月26日のお題は「橋」「コーラ」「火」「絵」でした。

この日はですね、
うたの日ですごい記録がたてられた日でした。
なんと100回の主席!
中牧正太さんおめでとうございました!
このサイトでも中牧さんのうたを
たくさん読ませてもらってます。

この日は、本当は「コーラ」で出そうと思ってたんですよね。
知らない人の長所を力説されながら一口ごとに飲みこむコーラ
というのを。
ところが気がつくと投稿時間を過ぎていて、
あわてて「火」で詠むことに。
ガスの火の青さをいえばキッチンのなんて冷たい結界だろう(しま・しましま)

投票の方は、出すつもりだった「コーラ」と
出した「火」のふたつ、させてもらいました。

ハートをいれたうた。
タノウエチトセさんの
ペプシでは割らない主義です頑なにレシピを守る執着がある
カクテルレシピに「コカコーラ」ってあるものがあるんでしょうね。
たしかに、ペプシコーラとコカコーラは
味がかなり違うので、
割り材として使うのであっても、
その辺りは譲れないところなのかも。
このこだわりを「執着」ってしたところがいいなって思いました。
「コーラ」や「酒」という言葉を直接使わずに、
それらを強く想起させて、
「執着」という言葉で、
その奥の「こだわる自分」みたいなものを感じさせる、
的な感じがします。
「主義」「頑な」「執着」
同じような言葉が並ぶといえば並ぶんですが、
最後の「執着」のダメ押しがすごく好きだなって思いました。
西村湯呑さんの
炎さえきみはやさしく手なずけてぱらり炒まる雨の月曜
いいなぁって思いました。
チャーハンかなって思うんですが、
それを作ってくれる「きみ」も、
そんな「きみ」を
「炎さえ」「やさしく手なずけて」と詠んでくれる主体も、
なんてすてきなカップルなんだろうなって思いました。
チャーハンは火加減の料理、
みたいに言われますよね。
ただ家庭用のコンロだろうから、
本当は炎を手なずけるってほどではなくて、
ぱらりと炒まるのは「きみ」の手腕そのものなんだと思うんですが、
それも分ってての
「炎さえきみはやさしく手なずけて」
なんだろうなとか想像します。
結句の「雨の月曜」
最初は、「雨」はなんとなく合う気がするけど、
「月曜」はなんだろうなって思ったんですよ。
なんか意味があるのかな、って。
でも、だんだんと意味があるのかないのかはわからないけど、
「月曜」のチャーハンいいなって思いました。
なんとなく家庭的な感じがします。
恋人が振舞ってくれるチャーハンじゃなくて、
一緒に住んでる妻とか彼女のチャーハン、
って気がします。
「ぱらり」という擬音の置き方も好きでした。

音符を入れたうた。
nu_koさんの
さよならは氷がとけて透明なコーラの味の水のようです
「透明なコーラの味の水」
あれだ、ってすぐに分る水です。
コーラの味の透明な水、という方が、
すっと分りやすいような気もしますが、
うたのリズム的にはそれじゃ乱れちゃいますね。
恋人に別れを告げられたか、
あるいは意を決して別れを告げたか。
一人残って、すっかり氷の溶けてしまった水をすすって、
微妙な後味を味わってる、
みたいな感じなのかなって思いました。
まあそういうストーリーを作らずに、
丸々比喩としても取れるけど。
終栗夢さんの
バースデーケーキの上のろうそくの火でも消えゆくことをいやがる
読んだ瞬間、
がーんというショックみたいなものを受けました。
ハッピーバースデー!
で、ケーキの上のろうそくを吹き消すって
めっちゃ幸せなシーンじゃないですか。
そんな幸せの象徴みたいな「ろうそくの火」に、
「消えてゆくことをいやがる」
と見る作者、すごいなって思いました。
ケーキにたてるろうそくって、
ほっそいですよね。
その分、普通のろうそくと較べても火が小さい。
しかも、その火は
吹き消すために点されるもの。
そんな存在でも、
「消えゆくことをいやがる」
うーん
確かに、確かにケーキの上のそうそくって
なかなか消えなかったりします。
でもそこを
「消えない」んじゃなくて、いやがっている
って見るところがすごいなって思います。
あまり擬人化は好きな方じゃないんですが、
一寸の虫にも五分の魂、とかいうように、
小さなろうそくの火に魂があるように詠まれてる。
「ろうそくの火でも」の「でも」が効いてますよね。
かっこよく言うと
「もののあわれ」
のうたって思いました。
ハートをどちらにするかとても迷ったうたでした。
ナタカさんの
ひとつずつやるしかないね牛乳をいちばん小さな火で温める
下の句の描写がいいなって思いました。
どんなことでもひとつひとつの工程をクリアしていくしかない、
というのはその通りなんだけど、
そこをあえて言葉にしてる、
これは自分に向けてというか、
脳内の話し相手に自分の決意として語りかけてるような
そんな気がしました。
自分に言い聞かせるというのと微妙に違う
この感じ、理解してもらえるでしょうか。
って人のうたなんですけどもね。
そこに持ってくる「牛乳」がいいですよね。
わたしはホットミルク用と想像しましたが、
用途は何でもいいんでしょうね。
牛乳をお鍋でとろ火で温める、
この丁寧な行為と、丁寧な描写がいいですよね。
レンジでピピッと温めるんじゃ、
この時の主体は駄目だった、
ちゃんと火にかけるという行為が必要だった
って気がします。
中山とりこさんの
禁煙はしない毎日火が見たい オール電化は青すぎるから
「オール電化は青すぎる」
雰囲気を掴むしかない抽象的なことばですが、
なんとなく分るなぁって気がします。
わたしはガスの火の青さを詠みましたが、
オール電化であれば、そのガスの火さえ点らない。
過ぎる「青」なのかも知れません。
そんな生活の中で、
小さいけれども、なにか、
電気に制御されない火をみていたいから、
煙草を吸い続けるんだって、
うん、いいなって思いました。
ささやかな、ささやかな野性がそこにあるんでしょうね。
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コメント

しまさん、本、メールは届いているでしようか。お返事がない物で。

それとは別に、ちらと「うたの日」のツイッターで「文語旧かな」はないと読みましたが、たしか「未来」で大島史洋さんの欄ですよね。今回の超空賞受賞の「ふくろう」角川で抄を見ましたが、文語新仮名でした。
私と一歳ぐらい違いの方で、私も文語新仮名ですが、論じると長くなるけれど、確固たる気持ちがあります。
人が何を使っても言うつもりはないのですが、師事すると決めた方がそうな場合どうするのですか。(論争する気はありませんし、真剣に聞いてみたいと思ったのです。お返事メールでも良いですし、これを削除しても良いです)

Re: タイトルなし

ああっ
取り急ぎ届きましたとメールしたんですが、
今確認したところアドレスが間違っていたみたいです。
普段あまりメールしないので確認が遅くなって本当にすいません。
届いてます。
本当に失礼なことをしてしまってすいません。


Re: Re: タイトルなし

文語新かなですが、
たしかに「ふくろう」は文語新かなですね。
ええと、
人様が詠まれる分には何も文句はないんです。
「ふくろう」はほんといい歌集でした。
ただ、自分がそれで詠むとなると、
うーん、ないなぁって思うだけで。
新かなで文語を使える自信がない、という感じですね。
文語と旧かながわたしの脳内にびしっと繋がってるんで、
文語で考えるときにどうしても旧かなになってしまうから。
よく言われる「ず」と「づ」の関係とか、
気になるところでもありますし。
というわけで、
個人的にないなぁと思う次第です。
個人的に、です。
師事する先生が、
「文語新かな」のみを標榜されているとしたら
ちょっと困るなぁとは思いますが、
選された欄に載っている他の方の作品を見ても
特にそういう事もなさそうなので、気にしてないんですが。
あ、もう一つ。
私が文語であれば旧かながいいなと思っている理由ですが、
文語は嫌いじゃないけど古語は苦手なので、
どうしてもかたい感じのものになる、
ような予感がします。
それを旧かながやわらかく見せてくれそうだとか
そんなことを思ってます。

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