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しま・しましま

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しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
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うたの日(5月27日)


うたの日

5月27日のお題は「山」「マナー」「ジェネレーションギャップ」「広島」でした。

ハートを入れたうた。
宮嶋いつくさんの
一息坂峠で仰ぐ大山に息が呑まれてゆく音がする
「一息坂峠」って多分固有名詞なんでしょうね。
山登りの途中でそこで一息つける、
みたいな場所だったんでしょうね。
わたしも割と大山に近いところに住んでるといえば住んでるんですが、
周辺の具体的な地名や峠の名前とかさっぱり分らなくて。
でも、初句に字余りな固有名詞を持ってきたことで、
その土地と作者の近さというか親しさみたいなものが
感じられるような気がします。
で、ですね。
「大山に息が呑まれてゆく音」
がめっちゃいいなって思いました。
実際の音は、作者が吐く息の音じゃないかと思うんですが、
それを
「山に息が呑まれる」
って感じるの、いいですね。
大山のパワーみたいなものを感じられたんじゃないかと思われます。
実は投票した時点で、
二句目で軽く切れているんだと思って、
ということは「一息坂峠」は「大山」の中にあるんだな
って思って鑑賞したんですが、
今日になって、
「一息坂峠で仰ぐ大山」で一繋がりの可能性高いな
と、思いはじめました。
そうすると、
もしかしたら登山ではないのかも。
そうすると、最初にわたしが感じた「息」とは
微妙に違う「息」かも知れないなぁ。
最初に思った「息」は、
登山中の短い呼吸、はっはっっていう、
あれかと思ってたんですが、
見晴らしのいいところで、大きく息をする
というような大らかな「息」だったかも知れないですね。
それはそれで気持のいいシーンです。
「山」を正面から詠んだきもちのいいうたって思いました。

音符を入れたうた。
三田たたみさんの
ヨガでいう山のポーズをとるわれと猫のポーズをとっている猫
「山のポーズ」をしている「われ」と
「猫のポーズ」の猫
という対比が面白いなと思いました。
投票をした時点では、
実は「山のポーズ」というポーズがどういうものか
よく分らなくて、
まあ、ヨガのポーズの一つなんだろうね
ぐらいな認識でした。
なので、
「ヨガでいう」という表現が、
ややまわりくどいかなぁ…
ヨガとして、あえてそのポーズを取ってるだろうと
思うのに、
ヨガをしているといわずに、
「ヨガでいう」っていうの不思議だな
ぐらいに思ってたんですが、
今日になって「山のポーズ」を調べてみて、
ああーって納得しました。
なるほど。一見ほぼ直立状態なんですね。
そこがわかると余計に面白いです。
人として自然なポーズをしている人間と
猫として自然なポーズをしている猫
って感じ?
ミルトンさんの
やりとげた顔をしながら山道をおりてくる人みな鎌を持つ
これは……
いやきっと、山にある公園や遊歩道なんかを維持させるための
草刈ボランティアとか、
そういう人たちなんでしょうね。
続々と鎌を持って、
「やりとげた顔」でおりてくる。
うん、多分そうだと思います。
思いますが、
言葉でそう表現されると、何か怖い想像しちゃいますね。
草刈ならぬ山狩りで収穫があった、みたいな。
シンプルな表現でまともな情景を詠みながら、
読者に怖い想像をさせる、
作者の狙いにハマったかなぁと
非常にやられた感がある作品でした。
こういう遊び心すきです。
久哲さんの
雛罌粟を知らない僕はクマだから山であなたを踏んだらごめん
不思議なうたですよね。
え、クマなの?
雛罌粟を知らないからクマなの?
クマは山で「あなた」を踏む可能性があるの?
という疑問が次々に浮かんで来ます。
ひなげしの花をみて、
それが「ひなげし」って名前の花だと分らなかったことについて
何かいわれた主体が、
そうだよ、そんなことも知らない僕は
クマみたいなものだよって
軽い意趣返しを頭の中でしてる、
っていう情景かなあと
想像したりしてみますが、
実際のところどういう意図なのかはわかりません。
でも、なんとなくキュートで
ちょっと怖い感じが好きだなぁって思いました。
ほのぼのとしつつ軽い嗜虐性がありますよね。
森下裕隆さんの
間違って買ったマウントレーニアのノンシュガー、でもちゃんと飲み干す
そういう「山」かー。
って思わずにこっとしてしまううたでした。
森永が発売してる、コンビニでお馴染みの
あれですよね。
間違ってブラックコーヒーを買っちゃうとか
ノンシュガーを買っちゃうとか、
自販機ネタである感じですが、
「、でもちゃんと飲み干す」が
なんとも言えない可愛らしさと味があって
いいなって思いました。
「ノンシュガー」を「間違って買」ってしまうこと
それ自体がほんのり幼さみたいな感じしますけど、
それ以上に
「でもちゃんと飲み干す」ところが、
生真面目さとか負けず嫌いさとかを思わせて、
可愛い雰囲気がします。
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コメント

熊もこくりこ

拙歌を何度かお取り上げいただき、感激です。ありがとうございます。

最近、とある人の歌を読んで花の名前を知らないあまり、取れな
かったと言うことがありまして、桜やひまわりぐらいしか詠んだ
ことのない僕は、意識して花を詠むようにしています。
スパルタ式花鳥風月学習法(特許はありませんw)

この歌は与謝野晶子の
ああ皐月仏蘭西の野は火の色す君も雛罌粟われも雛罌粟
の歌の超時空返歌でして。
単純に「えええ、晶子ちゃん 雛罌粟だったの!ボク山だしのクマ
だし、雛罌粟なんか知らないから、踏んだことあるかも」
が作者の詠みですが、もう少しファンシーに傾いた方が良かったか
もと思い直しています^^ ありがとうございました^^

Re: 熊もこくりこ

コメントありがとうございます。
そうか、あれはひなげしというよりもこくりこだったんですね。
ルビがふってあると分りやすかったかもと思います。
これから踏むかも、みたいな感じと受け取ったんですが、
踏んだかも、踏んだことあるかも、なんですね。
なるほど、なるほどです。
たのしいうたをありがとうございました。

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