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しま・しましま

Author:しま・しましま
こんにちは
しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
コメントとかすごくよろこびます。

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うたの日(6月8日9日)


うたの日

6月8日のお題は、
うたの日OPEN800日記念で
「嘘八百を並べてください」。
182人182首が一挙に並ぶという日でした。

試験薬では好奇心陽性と出たから犬に生まれてきたの(しま・しましま)
「嘘八百を並べてください」というお題としては
「嘘」の捉え方が甘かったかなあって思います。

182首だったので、
わたしも普段より多めに音符を入れて、
音符を入れたものに関しては
一言でもコメントを入れさせていただきました。
楽しい嘘、切ない嘘、痛い嘘、
なんでそういう発想が出来るんだろうって思っちゃう嘘がいっぱいで
選するのがとても楽しかったです。
そんな中でわたしがハートを入れたのが
太田青磁さんの
神が来た!女将が来た!狼が来た!大女将が来た!おおおおかみが!
すべての句切れに「!」が入っているという
ハイテンションにもほどがあるうたです。
ベースになってるのはアレですよね。
イソップのオオカミ少年のお話。
そこから説教臭を一切取り払って、
スラップスティックなうたになってます。
「かみ」「おかみ」「おおかみ」「おおおかみ」「おおおおかみ」
と「お」が一つずつ増えていくという言葉遊びの面白さと、
「神」が(たしかに言葉としては一番短いけど)最初に来て、
「女将」(あわてることなのか?)が来て、
「狼」が(やっと定番来たよ、みたいに)来て、
「大女将」(は、たしかにちょっとびっくりするかも)が来て、
最後に「おおおおかみ」で、
うわずった「神」か「女将」か「狼」なのか、
「おおおおかみ」が来たのかわからないものが来るっていう
順番的な面白さと、
特殊なリズムに説得力があるところが
ただただ凄いなって思わされました。

これも凄いなって思ったんですが、
大野惠未さんの
ママだけはいつもやさしくしてくれてぼくはいつでもコロにやさしい
お題が「嘘八百を並べてください」ということも
もちろんあるんですが、
多分、このうた、お題がなくても、
なんとなく「ママだけはいつもやさしくしてくれて」は
本当のことではなくて、
主体である「ぼく」の願望なんじゃないかなって
思わせるところがあって、
まずそこが切ないうたって思いました。
で、
そこに重ねた嘘(だと思われる)の
「ぼくはいつでもコロにやさしい」が
めっちゃ切ないんですよね。
「ママ」が「ぼく」にやさしくいてくれることと、
「ぼく」が「コロ」にやさしくいてやれることが
密接に関連するんだなって。
「コロ」がなにかは明かされていませんが、
その名前からすると多分犬かなって思います。
でも、これが「コロ」と名付けられたぬいぐるみでも
何でもそれは変わらない切なさがあるなって思います。


6月9日のお題は「SEX」「薬」「&」「ロックンロール」でした。

欲しいもの見つかったかな駅裏のドラッグストアは夜の入口(しま・しましま)
ホントに欲しいものは無くって、
代用品を手に入れるしかない
ってことありますよね。
こんなに沢山商品があるんだから、
きっと欲しいものもあるはずって
そう思っちゃうから、
無いとわかったとき辛いし、
我慢できないんだろうなあとか思います。

ハートを入れたうた。
桔梗さんの
薬莢の転がるやうな音がした わたしの云つた言葉のあとに
いやー上手いうたって思いました。
場がにわかに緊張する瞬間が
「薬莢」という言葉でびしっと表現されてる!
という感じがしました。
その後の一マス空けがめっちゃ効果的だなぁって。

音符を入れたうた。
ミルトンさんの
もう二度と逢えないだろう階段をころがりおちる錠剤を追う
どういう状況で、
誰に「もう二度と逢えない」んだろう。
その誰かを追わずに何で「錠剤を追う」んだろう、
ていうか主体にとって「錠剤」ってなんだろう
って分からないことだらけなんですが、
ドラマチックでなんだか好きだなぁって思います。
「もう二度と逢えない」ことに目をそらすような
「錠剤を追う」視線、
なんかいいなって思いました。
西村湯呑さんの
金庫には胃散の缶が入ってて今ごろ気づく父の茶目っけ
本人不在で金庫を開けるということ、
「今ごろ気づく」という言葉から、
多分「父」の亡くなった後のことなんだと思います。
金庫をあけたら、そこに入ってたのが「胃散の缶」だった。
うん、やっぱりこれは太田胃散でしょうか。
遺産ならぬ「胃散の缶」。
ダジャレ……なんだけど、
金庫開けたら太田胃散の缶があったって、
映像的にインパクトあるなって思いました。
その真意を聞くことはもう出来ないけど、
それを「父の茶目っけ」なんだと断定する(しかない?)
というところが面白くて、
ちょっと切ない余韻を感じます。
天使きらりさんの
婦人科の美貌の女医の処方する珊瑚色した薬も綺麗
「美貌の女医」と「珊瑚色した薬」という
この組み合わせがいいなって思いました。
最近は病院では処方箋しかくれなくて、
一度病院を出て処方箋を扱ってる薬局で薬を貰うことが多いので、
薬とそれを処方してくれた医者とが
直接繋がる感じが薄いような気もしますが、
印象的な「美貌の女医」だからこその
「珊瑚色」って思います。
(まさかここでもダジャレが入ってる……
ってことはないですよね?
たまたまですよね。)
うたの日にも書いたんですが、
「薬も綺麗」の「も」は、
言わずもがなだったかなぁって思います。
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コメント

しま・しましまさんへ

私の拙い歌にコメント寄せてくださりありがとうございました。
しま・しましまさんのおっしゃる通り「薬も綺麗」の「も」は言いすぎですね。

処方された薄いピンク色のカプセルを見てそういえばあの女医さん若くて美人だったな~なんて思い出してできた歌です。

これからもどんどん選評お願いします。
短歌より選評の方が面白いときありますね。
特に先日の800回記念の選評は読み応えありましたね。

とにもかくにもこうして取り上げていただくことで励みになります。ありがと・・・しま・しましまさん。

Re: しま・しましまさんへ

ありがとうございます。
うたの日の選評、読むのが楽しいですよね。
800回記念は短歌も選評も山ほどあってほんと楽しかったですねー。


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