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しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
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うたの日(6月22日)


うたの日

6月22日のお題は「堀」「チーズケーキ」「髭」「波」「架空の人物」でした。

もう少しでザムザ氏を穿つところだったと窓辺のりんごがつぶやく月夜(しま・しましま)
「架空の人物」というお題から、
好きな小説の登場人物を、
ちょっと離れたところから見る感じで詠もう
と思い立って、
このうたが出来たんですが、
その後、
なんだか気持がわーっと盛り上がっちゃって、
結局その後8首、
合計9首を作って、
タイトルまで付けて遊んでしまいました。
いやしかし、
わたしの過去の経験からすると、
一首が連作ちっくに作れてしまう作品は
あまり評価が良くないぞ……
と、ふと頭をよぎったんですが、
出来てしまったものは仕方ない。
とか思ってたんですが、
結果が出てみると、
意外な高評価でホントうれしいです。

過去の、うたの日からの連作的なものを
編んでしまったというと、
「蟻の巣は八月の学校にある 五ミリの穴にもっと光を」
「バナナ八本」
「占い」
などがありますが、
実はその他にも
「宇宙」のお題からの「無題」
「逆」のお題からの「ほしぶどう」
それから、今回の「月とりんご」ですね。
たぶん、たぶんですが私の場合、
頭の中にストーリーを作りすぎちゃうのと、
次のうた、次のうたに何かをちょっとずつ託しすぎて、
一首そのものに独立性が薄くなっちゃう
ということがあると思われます。

ハートを入れたうた。
ものかさんの
水の音わたしが流す水のおとユウジくんと一緒に「ゴォー」と言う
うーん、これはどういう状況なんでしょう。
たぶん「ユウジくん」が「架空の人物」なんだと思うんですが、
その「ユウジくん」と水が流れる音やその流れを見てる
という状況。
しかも川とか流れてる水を見てるんじゃなくて、
「わたしが流す水」を見て、聞いてるわけですよね。
洗面所かお風呂かトイレってところでしょうか。
「水の音わたしが流す水のおと」
最初端的に、つぎに具体的な情報を入れてくりかえされる「水の音」。
具体的だけど、何の水を流してるのかは
さっぱりわからない
っていうところ、
カタコトっぽいというか、幼い感じがします。
「ゴォー」っていうのは、
水が流れる音であり、「Go!(行け!)」の「ゴォー」かな。
ホントはちょっと怖くていやなんだけど、
そう言うことで、少し元気が出るのかな
って思って、
これはお風呂かトイレでの場面なのかなぁって思いました。
子供のとき、
空想上の友達がいたりする事ありますよね。
いわゆるイマジナリーフレンド(いわゆるも何も同じことじゃんという)。
もしかしたら主体にとって「ユウジくん」は
そういう存在なのかなぁ。
そいで、
トイレとかのちょっと怖い時に、
一緒に「ゴォー」とか言って
楽しくしてくれる。
もしかしたら主体は既に子供ではないのかも知れないけど、
今でもちょっと淋しいときに、
「ユウジくん」を意識的に登場させて
気持の向上を図ってるのかな、とか。
とか、相変わらず勝手に深読みしてるかも知れませんが、
不思議な感触の作品で、
いろいろと想像が広がるうたでした。

音符を入れたうた。
温子さんの
しょうちゃんの恋愛トークは甘すぎてきっと脳内彼氏の話
おおぅ…なかなかキツイ判定を下される…
とか思って面白いうたでした。
いや実際、
ナニそれ?なにその甘さ?
少女マンガの世界に生きてるの?
それとも彼氏は小沢さんなの?
みたいなあまあま恋愛トークをかましてくる
そんな友達いますよね。
それを
「きっと脳内彼氏の話」
と心の中で思っちゃうという
主体のちょっと意地悪な視点が面白いなぁ。
主体は女性で、
このあまあま恋愛トークの主である「しょうちゃん」も
女性で、ふたりは友達なんだと思うんですよ。
「しょうちゃん」
って具体的な名前、
しかも、ちょっと子供っぽい呼び方なのが
なんかいいなって思います。
幼馴染のにおいがするというか。
昔からの友達だから、
そうやって揶揄しても、
やっかみ感とか腹黒感がない、ような気がします。
ここが「しょうちゃん」じゃなくて
「岡島の」とか「同僚の」
とか入れてみると、
妙にじめっとした感じになっちゃう気がしません?
(人のうたで遊んでごめんなさい)
かなめゆきさんの
友だちがやってきたときだけ笑う102号室の斉藤
お題が「架空の人物」なんですが、
このうたで「架空の人物」って
どこに当てはめて考えたらいいんだろう……
って思った時、
なんかぞわっとするものを感じてしまいました。
このお題を抜きにして
このうたを読むと、
普段は全然笑い声を聞かないし、
笑い顔も見たことがない102号室の斉藤氏。
でも、コイツ実は友達が部屋に来たときだけは
楽しそうに笑い声とか上げてるんだよね
みたいな感じの雰囲気になるんじゃないか
って思うんですが、
ここに「架空の人物」というキーワードがちらつくだけで
いっきょにうすらこわいうたになっちゃうような
そんな気がします。
だいたい、「架空の人物」なのは
「友だち」の方なんでしょうか「斉藤」の方なんでしょうか。
っていうか、結句の字足らずがまたぞわぞわします。
架空の人物がこの欠けた三音のなかに隠れてる……わけはないか。
(追記)
この記事をアップした後で。
「102号室」は「いちまるにごうしつ」と読むんじゃないかと
指摘があって、
はわわーってあわてて今追記を書いてます。
たしかに!たしかに!
「いちまるにごうしつ」だと句またがりできちんと音が足りてますね。
なんかもう、へんにからんだみたいになっちゃって
作者の方には申し訳ないです。
すいません。
冬桜さんの
あっこれはたまたま君と一字違いだけど架空の人物だから
一読、あーかわいいかわいい!
ってなったうたでした。
実際にそういう経験がある訳ではないですが、
そんな感じの言い訳を
あわててしなくちゃいけない羽目になる
そういう場面って片想いしてたら誰にでもありそう。
しかし、
何か書いたものを見られたシーンと思うんですが、
何書いてたんでしょうね。
一応句またがりの入った定型で詠まれてはいますが、
一気に早口で読み下したくなるうたでした。
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