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しま・しましま

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しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
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うたの日(6月30日「総」「同性愛」)


うたの日

昨日に引き続いて
6月30日に投票をしたもの。
今日は「総」「同性愛」の感想です。
「総」はともかく「同性愛」の方は
なかなか選ぶのが難しかったです。

ハートを入れたうた。
御泉水さんの
罪けがれ総て祓へと願ひつつ茅の輪ぐりて君健やかに
ええと、
まず、このうたは「茅の輪潜りて」の「潜」の一字が落ちてたそうです。
なので、正式には
罪けがれ総て祓へと願ひつつ茅の輪潜ぐりて君健やかに
なんですね。
っていうか全然気がつきませんでした!てへ。
6月30日は全国的にどこの神社でもそうなんでしょうか、
夏越の祓でしたね。
神社の境内とかに茅で編んだ大きな輪っかが置かれて、
そこをくぐることで
半年分の罪けがれを祓って無病息災を祈る、
ってな行事ですね。
「罪けがれ」を祓うと言うとなんだか大層な感じがしますが、
日常の中で積み重なってきたささやかなもの、
ちょっと嘘ついたとか、ちょっとわがまま言ったとか、
虫を殺しちゃったとか、
たぶんそのぐらいの規模のものと思われます。
で、このうたなんですが、
季節感と緑の茅の輪の爽やかさ、
敬虔な思い(親として子へ出来るだけという発露かなって思います)
などが窺われて、しみじみといいうただなって思います。
構成もステキですよね。
「罪けがれ総て祓へと願ひ」
の、潜る前、潜っているときの心情から入って、
「茅の輪潜ぐりて」
で、アクションがあって、
そこから
「君健やかに」
でふわーっと未来へ目を向けたひろがりが感じられます。
茅の輪自体結構開放的な作りなので
トンネルをくぐるような、そんな雰囲気ではないんですが、
それでも幼い子供と一緒に、
子供の足元に気をつけながら茅の輪をくぐると
たぶん目線は下にいく、ような気がするんです。
そこからの「君健やかに」の広がり方がステキだなって思いました。
さはらやさんの
君のいう恋とはつまり同性愛何度も何度もその詩を読んだ
はっきりとこのうたの表現してるところが
つかめたわけじゃないんですが、
なんかぐっと惹かれるところのあるうたでした。
「君のいう恋とはつまり同性愛」
「何度も何度もその詩を読んだ」
と二つに分かれる形式なんだと思いますが、
最初にこのうたを目にした時は、
左から順番に読んで意味を取っていって、
君にとっての恋は、一般的に言う同性愛にあたるものなんだね、
つまり君は同性愛者なんだね。
今はまだそれがどういう意味なのか
はっきりとわからないわたし(あるいは僕)は、
何度も「その詩」を読んで、
「君のいう恋」を理解したいと思った……
みたいな感じかなって思いました。
が、そうすると「その詩」の「その」が何を指してるのか
さっぱりわからないんですよね。
だから、かなり
(こういうことが言いたくてこう表現してあるんじゃないかなぁ)
って想像で補って読んだ感じです。
で、そのあと、
「君のいう恋とはつまり同性愛」
というのが「その詩」の一節なのかも、
とか思いました。
その詩を読もうと思った理由は、
実在(うたの中の、ね)の「君」がその詩の中の「君」同様に
同性愛者であるとわかって、
その気持の一端でも理解したいと思ったから、
そして、そのために「何度も何度も」読んだ、
みたいな感じかなぁと。
でも、やっぱりはっきりそうだなって確信は出来なかったんですが、
少なくとも
「君」を理解したいという気持で
「何度も何度もその詩を読んだ」
っていう真摯な主体に惹かれて、ハートをつけさせてもらいました。

音符を入れたうた。
温子さんの
泣くほどの悔しさなんてあれ以来あっただろうか夏の総体
このうたは
「泣くほどの悔しさなんてあれ以来あっただろうか」
と、初句から四句までたっぷり使って、
自分自身への問いかけになってます。
で結句にぽんと置かれたような「夏の総体」で、
一首のイメージを鮮やかに方向付けた、
そんな感じがします。
こういう形式のうたって、
たまに見かけます。
なんとなく結句が答え合わせみたいで
どうなんだろうなぁって思うこともあるんですが、
このうたの場合は上手く決まってる
って気がします。
「夏の総体」のイメージ喚起力のつよさでしょうか。
って、
実はわたし自身は中高と文化系の部活の
しかもほぼ幽霊部員で
高校時代に至っては
帰宅部が忙しくて他の事をするヒマがなかったぐらいで
「総体」どころか部活動そのものにも
あんまり思い出がないんですが、
うちの長女が小学生の頃から吹奏楽をやってたので
なんとなく「夏の総体」の熱い感じも
想像が出来ます。
「泣くほどの悔しさ」を感じたのも、
その頃の出来る限りの時間と体力を費やした結果だからこそ
って感じがしますね。
これは大人になると、
やりたくてもなかなか出来ないことで、
そういう悔し泣きを経験されたって
きっといい思い出ですよね。
綴紡さんの
10年間君の幸せだけ祈り新婦友情スピーチ終えた
友達として付き合ってきて、
ついに恋心を告白することが出来なかった、
THE純愛って感じがします。
「10年間君の幸せだけ祈り」の「10年間」が
これまでの10年間でもあり、これからの10年間でもあるのかな
って気がします。
「10年間君の幸せだけ祈り(ながら過ごした日々も)新婦友情スピーチ(も)終えた」
「10年間君の幸せだけ祈り(ながら過ごした日々を思い返しながら)」
とも想像できますが、
「(10年間君の幸せだけ祈り、今またこれからの)10年間(の)君の幸せだけ祈り(つつ)」
とも想像されて。
「新婦友情スピーチ」ってフレーズも
なかなか心情が想像されてぐっとくるなって思います。
もしかしたら普通に
そういう言葉があるのかもしれませんが、
(新婦側の)友人代表スピーチを
あえて「友情」という言葉を入れて、
秘めた愛情はこのまま自分の胸にしまっておく、
みたいな意志があるような気がしました。
多香子さんの
くちびるは私の方が紅いのね、セーラー服の似合う姉さま
大正昭和初期の吉屋信子的な世界観が、
あきらかにこれはフィクションとしてイメージを膨らませてます
って感じがして、
読む側のわたしもそこにイメージをのっけやすかった
という気がします。
びっくりするほど達筆の、
下級生からのラブレターとかが想像されますが、
「くちびるは私の方が紅いのね」の「紅いのね」という
いわゆるタメグチ的な言葉遣いに、
単なる憧れの上級生に対する下級生の恋心というより、
もうちょっと親密な雰囲気が漂ってて
ちょっとドキッとします。
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コメント

ありがとうございます(^-^)

.素敵な鑑賞を書いていただいてとても嬉しいです!
潜の文字が落ちてしまいましたが、
茅の輪潜りをご存知の方には
ちゃんと意味が通じていてホッとしました(*^^*)
ありがとうございました♪

Re: ありがとうございます(^-^)

ホントに全然気がつかなくて、
こんなにパッと見のイメージに引きづられて
読んでるつもりになってたんだなぁって
反省しきりでした。
それはともかく、
玉砂利の白さとか空の青さ、
周囲のあおあおとした感じとかまで
見えるようで、すてきな作品でした。
ありがとうございました。

とても長いご無沙汰でございました。
題が苦手ながらなんとかやっつけようと、吉田秋生「吉祥天女」か何かの女学生のイメージで詠みました。「唇を強く噛むと、とても赤くなるのよ」というセリフがあったような。
私は女学校でも「先生との恋愛が」表立たなければ禁止ではない学校だったので、百合とかBLって聞いたのは近頃だし、古典の世界で知っていると言う感じでした。

感想ありがとうございます!

感想ありがとうございます。
とても嬉しく思いコメントさせていただきました。
歌ひとつひとつ丁寧に読み込んでいる感想、すごいなあと思いました。尊敬。
私の歌、四句まで一気に詠むか悩んでいたのですが、「夏の総体」の言葉をより際立たせたくてここに落ち着きました。そしてそれに対して好感を抱いてもらえて嬉しく思います。ありがとうございました!

Re: タイトルなし

思ったよりも現代に近いところを想定されたうただったんですね。
というか!
「先生との恋愛」が禁止ではない学校ってすごいですね。
わたしはずっと共学でしたが、
先生との恋愛はたぶん明文化はされてないものの
あってはならないことだったと思います。
百合とかBLとか、比較的最近の言葉ですよね。
でも、わたしが中高校生の頃も、今で言うBL的なブームが
ちょうど少女マンガで盛りだったような気がします。
(萩尾・竹宮世代の後ぐらい?)

Re: 感想ありがとうございます!

「夏の総体」、際立ってました。
結句に置かれてきちんとその仕事が出来る、
そういう強い言葉なんでしょうねー。
すてきなうたをありがとうございました。

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