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しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
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うたの日(10月2日)


10月2日のお題は「おばちゃん」「揺」「風邪」「99」でした。

「風邪」
例年に比べて三日遅かった今年の風邪に金木犀、燦(しま・しましま)
割と毎年、
季節の変わり目とシーズン真っ盛りに判を押したように
きちんと風邪を引くタイプです。
わたし的には好きな感じなんですが、
(特に結句)
残念な結果でした。

ハートを入れたうた
綿津見さんの
ふっと目を覚ませば遠く漂流中、平日昼のベッドは筏
風邪を引いて休んでる日の、
発熱して、眠っては目覚め眠っては目覚めるときの、
あの頼りない感じがあるなって思いました。
「ふっと目を覚ませば遠く」という、
ぼやっとした感じとか
「漂流」「ベッドは筏」という
ちょっとつらめのファンタジックなイメージが
あーなんか分る!って感じがしました。
孤独感があふれるところもいいですよね。
風邪引くと、ホント妙に寂しさが募ります。
このうたがそうだっていうわけではないんだけど、
子供のときの風邪のこととか思い出しました。
ただ、うーん、
「漂流中」という三句めを体言止めにしてあるのが
ちょっと惜しいなぁって気がしました。
「漂流中」「筏」と体言止めの二つのフレーズが並ぶと
歯切れ良くポンポンしすぎたリズムになっちゃって
ふわっとした不安とか漂う感じを殺いじゃう
そんな気がします。
でも、そういうわたし的なマイナス要因があっても
「平日昼のベッドは筏」、いいなって思いました。

音符を入れたうた。
黒井真砂さんの
風邪の日のきいろい桃が甘くって戦うときはいつもひとりだ
風邪に桃缶。
まあ、このうたでは別に桃缶の桃とは書いてないけど、
「きいろい桃」って
桃缶イメージがつよいです。
うん
昭和のど定番というかベタというか。
でもそこがいいんですよね。
この大正義の組み合わせから入って、
「戦うときはいつもひとりだ」っていう
フレーズに転換する感じ、いいなって思います。
やさしくて甘い桃の中でも、
ちょっと歯ごたえ強めの黄桃というチョイスが
この下の句の強さと響き合ってるなぁって気がしますね。
なので、
このうたのとにかくいいなって思ったところが
「きいろい桃」。
どことなく幼いような「きいろい」という表現だけど、
そこからぐっと気持の方が転換されるところも
ステキだなって思います。
実はわたしも
風邪・桃缶セットで二回ほど詠んだことがあるんですが、
どちらもめっちゃ自分に甘い感じだったので、
この決然とした感じに惹かれました。

淡海わこさんの
風邪引きも悪くなかった夢の中タモリにゲストと紹介されて
浅い眠りの中で、
現実に聞こえる音が夢の中に混じっちゃうことありますね。
それが笑っていいとものテレフォンショッキングだった。
ふわっと軽い可笑しさがいいなって思いました。
それにしても、
笑っていいともって終了したのは割と近年なのに、
この郷愁感、すごいですね。
さすが30年以上放送してた番組、なのかな。
テレフォンショッキングのゲストになる夢、
見たくても見れないし、
そもそも見たいとも思ってないだろうけど、
それがたまたま
風邪を引いて昼間にうとうとしてたから見る事ができた、
って確かにちょっと悪くない。
わーいラッキーっていうほどじゃないけど、
悪くない、って感じ。
で、勝手に深読みしちゃうんですが、
このうた、「悪くなかった」って過去形ですよね。
「風邪引きも悪くなかった」って、
なかなかしみじみとした感懐って気がします。
が、それが夢の中でタモリに~っていう
割と軽めの夢の話。
何年経っても、ああ、あの日のアレは良かった
って思うほどの事でもなさそう。
ってことで、
「悪くなかった」って思ったのは、
夢を見てあまり時間というか日にちの経ってない頃。
っていうか、
コレって子供、育ってても高校生ぐらいのことっぽく
わたしは感じてたので、
その当時、って気がします。
でも、こうやって一首になるのは、
それから何年も後になってからだった。
その間に主体も大人になって、
なかなか風邪引きも悪くないなんて
余裕のある風邪は引いていられない。
そんな二段階の感懐が感じられて、いいなあって思いました。
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