プロフィール

しま・しましま

Author:しま・しましま
こんにちは
しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
コメントとかすごくよろこびます。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

うたの日(10月6日)


10月6日のお題は「叫」「畑」「暗」「理想」でした。

「叫」
ミュートしたテレビで誰か叫んでる念入りすぎるテロップ付きで(しま・しましま)

ハートを入れたうた。
皆川せつさんの
意味をよく知りもしないで愛のこと叫ぼうとしてむせてしまった
このうたで、好きだなって思ったのは、
「愛のこと叫ぼうとして」のところ。
なにかに突き動かされて叫ぼうとして、
多分、途中まではちゃんと叫んでたんじゃないかな。
でも、ふと
「意味をよく知りもしないで」っていう自省が割って入っちゃったのか、
見切り発車で叫んだ言葉の続きでつまづいたのか、
「むせてしまった」
っていう、ほんのりしたトホホ感、いいなって思いました。
叫ぼうとした、最初の純粋な衝動を思う時、
なんかきゅんとするんですよ。

音符を入れたうた。
照屋沙流堂の
あの時はそう感じたが実際は唸って吼えていたようである
このうたも、なんかめっちゃ惹かれるうたで、
ハートを迷いました。
「叫」が「叫」に至らなかったことに関する、
the 体感
みたいなうたって感じたので。
「あの時」「そう」「感じたが」「ようである」
という、ほぼ具体性のない言葉が並んでるんですが、
その分ベクトルが自分自身に全部向いてるような
そんな感じがして、
うわーこの感覚好きだなぁって。
このうたも、
主体には何か叫びたい衝動があった、
っていう前提があって、
そこも好きポイントでした。

かつらいすさんの
叫んだら届くのだろう対岸のきみのスマホをふるわせている
うたの日のコメントに
叫ばなかったのは、照れからなのか、もともとそういう事をしない人だからなのか、「きみ」との心理的な距離がまだあるからなのか、青春のドラマがあるって感じですてきだなって思いました。
って書いたんですが、
一晩経って、補足を入れるとしたら、
距離感のことかなぁ。
「叫んだら届くのだろう」っていう上の句が
どことの物理的距離感を表わしてるんだろうって
改めて考えて、
「対岸」と「きみ」、
どっちかというと「対岸」との距離って取りたいな
って思いました。
大声で「きみ」に呼びかけられない心理的な距離と、
大声を出せば届く「対岸」っていう物理的な距離の対比みたいなのが
うねっと屈折した感じで好きなイメージかも。

こじこさんの
叫びだと認めもらうまでにあと何dBが足りないですか
このうた、最低一度は叫んでみてるんですよね。
その上で、それが「叫びだと認めて」もらえなかった、と。
そういうことってありますよね。
自分の言葉の自分なりの重さを認めてもらえないっていうか。
じゃあ、もっと声を張り上げれば届くんでしょうか。
声の大きさが足りないとしたら、
あとどのぐらい大きくすればいいんでしょうか
みたいな。
このうたがそういう悔しさを実際に滲ませてるのか、
読んでるわたしが投影されてるのかっていったら、
後者の方かも知れないんですけども、
そんなことを考えて、
通り過ぎることの出来ないうたでした。

さて、
何かと言うと、ブログの方向性で迷って、
これで決着がついた!
って思ったあともくよくよしてるわたしなんですが、
あれからまだ一週間も経ってないのに、
やっぱりくよくよしております。
なんかないかなぁ
と思ってたら、
「背筋が凍るような辛口評」
という案をいただいたので、
さっそく取り入れることにしました。
一回目は案をくださった方にささげます。

小川けいとさんの
泣き叫ぶみたいな音でシャッターが閉まって終わる焼鳥屋さん
ありますよね、凄いシャッター音がするところ。
うるさいよ 夜だよ クレ5-56さしなよ
ていうか背後からびくっとすんだよ
みたいな。
癇に障る金属のこすれる音なんですが、
それを「泣き叫ぶみたいな音」って表現するところに、
ほのかな哀感が漂うところがいいですね。
で、それがまた「焼鳥屋」というのがいいなって気がします。
これ、
作者が分ったあとで書いてる感想なので、
作者情報が多分に混入しちゃってる可能性がありますが、
それは駅通りか何かに面した焼鳥屋で、
仕事帰りにしょっちゅうそのシャッター音を聞いてる
みたいなところを想像します。
うーん、最初に読んだ時は、
仕事帰りとまでは断定してなくて、
単にいつも通る道に面した、
ぐらいに思ってましたが。
この店に終りまで居て、
出た瞬間背中でシャッター音がした、
みたいな状況ではない……
ような気がしますがどうなんでしょうね。
で、ですね。
そこまでは、いいなって実際のところ思ってました。
聞いてる方も侘しくなるような音を立てて閉まる焼鳥屋と、
その前を通って帰る、
それもある意味ちょっと侘しい帰り道
みたいな感じで。
わたしが気になったのは、
「焼鳥屋さん」のさん付けですね。
最後にほわっとやさしくなって
なんとなくあれれ?ってなってしまった感じがしました。
あれ?もしかして何かしら親しみを持ってるお店なのかな、
とすると、ここの常連さんなのかな?
って思ったら、最初の自分の読みがずれてしまって、
うーん、わかんなくなっちゃったな
と思って票を入れられなかった、
っていう感じです。
どうでしょうか。
背筋が凍るような辛口評にはほど遠かったと思いますが、
そこそこ辛口評になったかな。
あとね、
これはなぜ票を入れられなかったのかとか、
このうたをこう読んだんですけども
っていうことではなくて、
ちょっと気になるポイントがありました。
同じ「焼鳥屋さん」のポイント、
つまり結句なんですが、
これは
「やきとりやさん」でちゃんと七音あるんですが、
なんとなく半音ぐらい足りないような、
心細い感じがしちゃう。
あれって思って、もう一度読むと、
「焼鳥屋さん」を丁寧に読む感じになって、
最終的なイメージとしてシャッター音よりも
「焼鳥屋さん」の「さん」が印象に残るような
そんな感じがして、
なんだか不思議だなぁって思ったりします。

うーん、今回めっちゃ長くなっちゃったな。
反応しだいでどこかを削って、
毎回辛口おまけをつけるか、
また別の事をを考えるかしないといけないかも。
スポンサーサイト

<< うたの日(10月7日) | ホーム | うたの日(10月5日) >>


コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 ホーム