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しま・しましま

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しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
コメントとかすごくよろこびます。

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うたの日(10月12日)


10月12日のお題は「おでこ」「関係」「ベッド」「燃」でした。

「燃」
どっちに付けば正解だろうこまごまと不燃可燃を分別しつつ(しま・しましま)
かざなぎりんさん、ぶ太郎すさんから評をいただきました。
自分ひとりのことだったら、
まあ適当でもよかったりするんですが、
相手がいることだと、
これがなんだかうだうだ考えちゃうんですよね。

ハートを入れたうた。
下弦さんの
「燃やしたいものがあるなら持っといで」青い帽子のおじさんが言う
一読して、ちょっとぞわっとするような、
でも考えてみれば普通の、焚火かなんかしてるおじさんか
と思ったり、
でもやっぱり
ちょっと怖いようなところがあるうたで
そのちょっと怖いところが魅力的なうたでした。
「燃やしたいものがあるなら持っといで」
という、
話し言葉がいいですよね。
ほんとにそうやって声を掛けられたみたい。
うちの祖母なんかも、
家の前にあるささやかな畑スペースで火を焚いて、
燃やしてあげるよって言ってました。
きっとそういう、「ついでだから」っていう感じで
声を掛けてくれたおじさんなんだ
って思うんですが、
でも、
なんでも燃やすことが出来るおじさん
という可能性が捨てきれない。
「青い帽子」も、
普通の作業用の帽子じゃなくて、
なにかあやしげにおもえちゃって。
この日常の中の景のようにも思えるけど、
もしかしたら……っていう怖さがすごく好きです。

音符を入れたうた。
梶原一人さんの
変電所どこかで燃えているらしいぼくのたい焼き冷たいままだ
ちょうどこの日、埼玉の変電所で火災があって、
そのために都内を含めた大規模停電が起きたんだとか。
わたしは関東から遠くに住んでるんで、
へー
ぐらいの感覚でニュースを見てたんですが、
このうたの主体は、
多分その影響下にあるどこかにいるんだと思います。
でも
「変電所どこかで燃えているらしい」
って、結構他人事っぽい捉え方。
そんなことよりも、
「ぼくのたい焼き」の冷たいままなのが
気になる事だから、
遠くにある原因よりも、身近なこの結果だから
みたいな。
この、時事ネタをさらっと詠み込んであるところが
上手いなぁって思いました。
ガタッと席を立つような勢いで詠むんじゃなくて、
さらっと触れて自分のフィールドに持ち込んじゃうところとか
こういう捉え方好きだなって思いました。
そういうものだよねって共感できるというか。
今日でなければ詠めない/読めないうたっていう
そういう作者と読者が同時に体験したことを読んでいるんだけど
今日でなければ読めないうたに留まらない、
そんな共感があるうたって思いました。
完全な他人事で、どうでもいいって思うんじゃなくて、
たい焼きが冷たいままっていう心もとない思いをしてる
っていうところもいいなって思いました。

たかだ牛道さんの
燃えやすいものから燃やす順番で桃色豚は一番になる
情景がぱーっと浮かんで来るうたでした。
うたの日に
このうたを読んで、いろんな不用品、思い出の品をどんどん焼いていく情景が浮かんできました。「桃色豚」は前の彼からのプレゼントのぬいぐるみだったりしてとか楽しく想像してしまいました。
ってコメントしたんですが、
この、わたしが思い浮かべた情景、
今改めて考えてみると
「桃色豚」というフレーズからの連想かなって思います。
「桃色豚」、ん、なんだろう
って疑問から、
ピンクのぶただな、ぬいぐるみかな
ってなって、
それが
燃やそうとした時に一番燃えやすいと判断される
そして一番先に燃やしてもいいやって思われる
ということは……。
みたいな感じでした。
そういう風に思うと、
あとからあとからわーっとその周りのドラマが想像されて、
楽しかったです。

ヤシローさんの
走っても走ってもおれの愛すべき脂肪はいまだ燃えず現役
面白くてつい音符を入れてしまいました。
ダイエット始めたら、誰でも思うところですが
「おれの愛すべき脂肪」っていうところがいいですよね。
おじさんぽいユーモアだけど、
そこがなんとも言えないとぼけた味になってるなぁ
って思います。
ちなみに、有酸素運動って、
まず血液中の脂肪から燃焼するらしいんで
皮下脂肪にあまり変化がないように見えても
血液はサラサラになってる
ってことはあるかも。
このうた、リズムも面白いんですよね。
句またがり句またがりでラップっぽくて。

票を入れなかったうたについても少し。
知己凛さんの
燃えるゴミ燃やせるゴミのどうせなら燃えるの方でお願いします
可燃ゴミの表記で、
「燃えるゴミ」と「燃やせるゴミ」って
どっちもありますよね。
このうたではそれを
「燃えるゴミ」の方にしてほしいっていう。
ささいなことだけど、
自分なりに理由があってこっちの方が好ましいんだけど
みたいなことってありますよね。
譲れないってほどじゃないけど、
できれば、みたいなそういう感じかなって思います。
そういう機微をすくった感じ、
好きな感じではあります。
ただ主体の「燃える」推しの理由がわからないのが
わたし的にネックになってしまいました。
「どうせなら」「お願いします」
という、唐突な陳情感。
「どうせなら」ってあるけど、
多分、表記を統一しようとか、
そういう提案があった、みたいな前提はないと思うんですよ。
でも「どうせなら」って言っちゃう。
これはかなり面白いなぁって思ったんですが、
同時に、
「どうせなら」っていうぐらいには
推したい理由があるんだろうな
なんで「燃える」の方がいいんだろう
って、つい疑問を持ってしまうんですよね。

票を入れなかったけど感想書いてもいいですか
ってお願いに、
挙手してくれた知己凛さん、ありがとうございました。
この間の小川けいとさん、塾カレーさんも
いいよって言ってくれたので、
書かせてもらいましたが、
ホントにありがとうございました。
なんでこのうたに票を入れなかったんだろうって
翌日になって読み返して、
それを文章にするって
なかなか刺激的でした。
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