プロフィール

しま・しましま

Author:しま・しましま
こんにちは
しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
コメントとかすごくよろこびます。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

うたの日(10月15日)


10月15日のお題は「鋭」「梨」「世界一」「栞」でした。

「栞」
君がさした栞はずっと動かないどうやら誰も死なないようだ(しま・しましま)
きつねさんから評をいただきました。
我が家では、ほぼ本を読むのはわたしのみ。
かろうじて、長女が読むかなぁって程度。
次女にいたっては、
マンガですら長くは読んでいられない
っていう。
幼い頃から、絵本や本が家に沢山ある環境で、
読み聞かせも「ねないこだれだ」から
「ハリーポッター」まで、いろいろしてたんですが、
うーん、
こういうのも個人差だなぁって思いますね。
これから話が大きく動くんだよ、始まるんだよ
ってところでずっと止まったままだと、
やっぱり気になりますね。

ハートを入れたうた。
宮本背水さんの
ふくろふの羽根をしをりにホメロスの叙事詩を猫に読み聞かせけり
音読ってけっこうハマりますよね。
出来れば聴衆が欲しくて、
わたしは家族に無理矢理聞かせたりしてましたが、
このうたでは「猫」に読み聞かせてる。
猫ですからね、
全然聞いてくれないどころか、
下手したら一章もまたずにあっちへ行っちゃうかも。
そうなるとやっぱり栞が必要になってきますよねぇ。
って、
かなり自分にひきつけて読んでしまいました。
とはいっても
このうたの場合はとにかく道具立てがステキで、
そんな自分の俗っぽいのとは全然雰囲気違うんですが。
このうたの
「ふくろふの羽根」
これはもう、ホメロスのために用意したものなんだろうな
って思います。
もしかしたら羽根が手に入ったので、
ホメロスの叙事詩を読もうと思い立ったのかも。
もしかしたら、
猫も、単なる聴衆として選ばれたんじゃなくて、
神話の登場人物から名前を貰った猫だったのかな
とか、
楽しく想像が膨らみました。

音符を入れたうた。
焼きみかんさんの
あなたから借りた歌集に挟まれた栞 DOUTORのレシート¥220
このうた、最初は
下の句、大胆な破調だなって思いました。
「あなたから/借りた歌集に/挟まれた/栞(…)DOUTORの/レシート¥220」
最後の「¥220」は「にひゃくにじゅうえん」って読むのかな。
さすがに結句でここまでの字余りは
字余りというよりも破調って言った方がいいぐらい。
どちらかと言えば目で読む系かなぁ。
でも、うーん
と、考えながらもう一回読んでみて、
「あなたから/借りた歌集に/挟まれた栞//DOUTORのレシート/¥220」
で全体的に字余りを分散させて読む方が自然かな
って思い直しました。
うん、すっきり読める気がする。
で、
このうたは、
借りた本にドトールのレシートが挟まれていて、
きっとこれを栞の代りにしたんだろうなって
作者が思ってるっていううたって思います。
もうちょっと深読みすると、
220円ってことは、コーヒー一杯ぐらいだから、
買ったコーヒー飲みながら歌集を読んでたのかな、
このページに気になるうたが載ってたのかも
みたいな想像がふくらみます。
「あなた」の私生活をちらっと覗き見したみたいな
ちょっとしたサプライズな栞って感じがします。

西淳子さんの
図書室で爆弾の絵が描いてある栞を本にはさみ立ち去る
うたの日で他の方も評にかいてらしたけど、
梶井基次郎の「檸檬」をふっと連想させるうたでした。
檸檬より直接的で、且つ迂遠な感じの
「爆弾の絵が描いてある栞」、
いいなって思いました。
書店でも図書館でもなくて
「図書室」っていうところ。
すぐに学校を連想して、
思春期の鬱屈をこういう形で晴らす
みたいな感じに思いました。
誰にも気づかれない、真意は伝わらないだろう形。
そして、
それにはやっぱり「立ち去る」までが
一セットだよなぁと
ひとりうんうんと頷いてました。

nu_koさんの
思い出の栞みたいなあの歌がふいにながれてラジオを消した
思い出の歌
っていうか、特定の思い出を引き出す歌って
たしかにありますよね。
それを
「思い出の栞みたいな」って表現されてるところが
いいなって思いました。
「みたいな」が好きだなぁ。
そこはさらっと触れるだけ、みたいな流し方って
そんな気がします。
このうたの眼目っていうか、
ここだよねっていうのは
「ふいにながれてラジオを消した」
にあるんじゃないかなあって思うので。
自分にとって大切な歌で、
折に触れて思い出すものではあるけど、
今ここで、「ふいに」聴かされたくないんだ
って感じがします。
結句の「ラジオを消した」
っていうアクションのその後の、
無音がじわっと余韻のように広がる感じもいいなって思いました。
スポンサーサイト

<< うたの日(10月16日) | ホーム | うたの日(10月14日) >>


コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 ホーム