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しま・しましま

Author:しま・しましま
こんにちは
しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
コメントとかすごくよろこびます。

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うたの日(10月31日)


10月31日のお題は「わざわざ」「電柱」「漏」「深」でした。

「深」
根ざすものの深さを思う去年きみが落としたインクの跡が消えない(しま・しましま)
西村曜さんから評をいただきました。
言われてみれば、たしかに
「去年」は「こぞ」とも読めるといえば読めますね。
でも、字余りでも「きょねん」と読んでもらえるとうれしいです。
そこだけちょう古語だと、
ヘンですよね。
字数合せのためだけに引っ張り出してきたみたいで。

ハートを入れたうた。
かざなぎりんさんの
とびら絵の顔なき少女の胸にゆびを触れておもえり銀河の深さ
「とびら絵の顔なき少女」
そういうの、ありますよね。
顔が描かれていないということは、
読者に好きなように想像して欲しい
ということなのかも。
それが誰なのか、どういう表情をしているのか。
で、
もしかしたら主体は、
そのとびら絵の少女に、
自分の少女時代を重ねたのかもって思いました。
その「少女の胸にゆびを触れて」
「銀河の深さ」を思うって言うのが
ステキですよね。
胸と銀河って
なんとなく繋がってるような気がします。
俳句でいうと
解き髪流し眠るや銀河を胸(文挾夫佐恵)
乳与う胸に星雲地に凍河(対馬康子)
永遠と宇宙を信じ冬銀河(折笠美秋)
など、そんな感じがします。
ふっと銀河の深さへと意識が飛ぶ、
そのスイッチになる行動が、
「胸にゆびを触れ」ることだったっていうのが
ホントすてきでした。

音符を入れたうた。
大葉れいさんの
スプーンをバニラにさせば故郷から雪の深さを告げくる電話
「バニラ」
はっきりと詠まれてはいませんが、
これはやっぱりバニラアイスのことと思います。
冬に食べるアイスって、
なんとなくちょっといいバニラアイスが
似合ってるなって気がします。
そこにかかってきた「故郷から」の電話は
「雪の深さを告げ」るものだったと。
それは多分、その大変さを言った電話だったんでしょうね。
自分は故郷から離れて、
今暖かい部屋で冷たいアイス(ちょっといいやつ)を
食べようとしてるのに、
実家の方では……
って思うと、
胸をちくっとされたような気持になったかも
って想像します。
さりとて、じゃあこのアイスは自粛して
っていうものでもないし……。
ちょっとした陰影がいいなって思ったうたでした。

七緒さんの
月曜の深海展の薄やみをゆらりゆらりとおよいで帰る
深海展!
まずこの深海展っていうのがもういいなって思いました。
そうですよね。
やっぱり深海展っていうぐらいだから、
会場は深海のイメージで設営されてるんだろうな
だから「深海展の薄やみ」なんだろうな
って思います。
「月曜の深海展」っていうのも、
「ゆらりゆらりとおよんで帰る」ような
そんな気持にさせるのかもって気がします。
月曜ですからね。
他の多くの人は行きたくもない学校や職場にいるわけです。
そこに、主体は
深海展の薄やみの中で
ここちよく思う存分漂って、
そのここちよさのまま帰るんですよね。
「ゆらりゆらりとおよいで」
がやわらかく深海の人になってていいなって思いました。

葵の助さんの
「えいえんに人がしなない」仮定から深い話になる子との午後
「午後」という時間がいいなって思いました。
お休みの日の午後でしょうか。
何かの話題から
「えいえんに人がしなない」世界だったら……
って仮定の話になって、
そこから、
その子の年齢からしたら、随分難しい話にまで行っちゃったな
みたいな感じかなって思いました。
もしかしたら、
普段は言えないような深い打ち明け話になったのかも。
親と子の、二人だけの
濃密な時間があったんだなって思って
ステキだなって思いました。

東風めかりさんの
やはらかに甘みを秘めて届きたる深谷の葱が冬を報せる
きっと毎年、
どこかから葱が届くんだろうなって思います。
だからこそ、「冬を報せる」と
感じるんだろうなって。
深谷ねぎがいいですよね。
俳句でも、冬の季語に「葱」「根深ねぎ」がありますが、
中でも深谷ねぎは根深ねぎのブランドものって感じがします。
「やはらかに甘みを秘めて」
というのは、
もちろん「深谷の葱」の話だとは思いますが、
同時に、
このねぎを送ってくれた人の気持とか、
受け取った主体の思いとか
そういうものでもあるのかなぁ
っていったら深読みしすぎでしょうか。

温子さんの
地下鉄は地中深くてあたたかい暖房プラス地球の熱で
このうたは、
なんていうか、
今!今主体はこの地下鉄で
「あたたかい」思いをしてる!
って感じがして、
なんだか妙に好きだなって思いました。
「地下鉄」「地中」「地球」
ってどんだけ「地」って言うんだ
って感じだし
「あたたかい」「暖房」「熱」
っていうのも、
重ねすぎじゃないかって
そう思うぐらいなんですが、
それが逆に、
はー、今それであったかいんだよ
っていう感じに思えて、
面白いなって思いました。
あと、
「地下鉄は地中深くてあたたかい」
っていうフレーズ、
これもなんだか妙に惹かれるんですよね。
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