プロフィール

しま・しましま

Author:しま・しましま
こんにちは
しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
コメントとかすごくよろこびます。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

うたの日(2月11日「起」)


2月11日のうたの日は「起」「凪」「一万円」「お国自慢」でした。

「起」
ねえ起きて昼間みたいな雪明りきっくきっくとんとん遊びに行ける(しま・しましま)
折からの大雪で、
ホント夜中の窓の外が明るくてびっくりします。

ハートを入れたうた。
西村曜さんの
起きておきて、ホットケーキの日だよって朝の光がもう膨れてる
かわいくて、明るいところがとても魅力的なうたでした。
まずもう「ホットケーキの日」がいいですよね。うんすごく。
ホットケーキみたいな日なのかも知れないし、
ホットケーキを食べる日なのかも知れないけど、
とにかく「ホットケーキの日」、いいなって思います。
「起きておきて、」っていう初句の字余りですが、
文字数でいうと一字の余りなんですけども、
読点があるんで、キモチ七音みたいな感じに読めて、
リズムが悪くなってない
っていうか、逆に弾む感じになってていいなって思いました。
弾む感じっていえば、
「ホットケーキ」「だよって」の促音が並ぶところも
弾む感じでいいなぁ。
「起きておきて」「だよって」「膨れてる」
っていうやや幼い感じの言葉が、
無邪気で明るくてかわいいですよね。

音符を入れたうた。
多香子さんの
球根を掘り起こすとき手に匂う去年の冬の土の湿りよ
このうたの好きなところは、
なんといっても
「土の湿り」が匂うっていうところ。
しかもそれが「去年の冬の」っていうのが
なんかいいなって思いました。
これはわたしだけの感覚かも知れないんですが、
湿った土の匂いって、
なんとなくゴボウを思わせる清浄な匂い
って感じがするので、
冬のっていうのがすごく似合うなぁって。
それにしても何の球根なんでしょうね。
チューリップぐらいしか掘りあげた経験がないので、
ほかにどんな球根がいつごろ掘りあげるものなのか、
よく分かってないんですが。
で、
生意気にも
ただ「掘り起こすとき」なのに「手に匂う」というのは
少しだけ時間がずれているような気がしました。
なんてうたの日にコメントしちゃって、
おっとこれは大先輩のうただったか
ってちょっとおたついてるわけですが、
もうちょっと言うと、
「掘り起こすとき」って、作業してるその瞬間かなって気がするんですよ。
移植ごてを使ってるのか、
やさしく素手で土を掘ってるのか、
その辺りは分かりませんが、
手は自分の顔から離れてるんじゃないかと思うので、
その瞬間を切り取るとしたら手じゃなくて土が匂うかなって
思ったりしたわけです。
手からの匂いであれば、
「とき」ってその時間の幅を狭めない方が違和感ないかなぁとか思ったりして。

かんぬきたくみさんの
起き抜けのテレビ体操張り切って違えた筋とぶつけた小指
思わず笑っちゃううたでした。
でも、
「起き抜けのテレビ体操」
っていうのが、
早朝に起きてる、健康志向
って感じがして、
皮肉な笑いではない明るさがあっていいなって思いました。
「違えた筋」に「ぶつけた小指」っていう
複合的な痛さがまた面白いですよね。

真坂きみかさんの
真夜中に起きて去り行く一夜夫わたしの庭にアザミが咲いた
「一夜夫」、ひとよづま。
この古い言葉と、
下の句の現代的な言い回しのギャップから、
下の句の方は心象なんだって思わせるような気がしました。
「アザミ」がいいなぁって思います。
紫っていう色もあやしい雰囲気がありますし、
トゲトゲなのに花びらはとてもふんわり繊細なところとか
心の「庭に」咲く花って感じがします。
アザミは「浅む(あざむ)」って言葉から来た名前
とか聞いた事がありますが、
驚き呆れる、みたいな意味で、
花を摘もうとして痛みに浅むから
だとか。
同時に、さげすむ、あなどるって意味も「浅む」にはあるようで、
なんとなくとても複雑な花が咲いちゃったなって
そんな感じがしました。

塩麹さんの
真夜中に響く冷蔵庫の音があなたはここじゃない場所にいる
真夜中って冷蔵庫のコンプレッサーの音が
めちゃ気になりますよね。
題が「起」なので、
それで主体の目が覚めてしまったのか、
それとも音が「起きる」っていうことなのか、
どっちかなって思うんですが、
後者の方で読みました。
主体は眠ってなかったって感じで。
一人で家にいる時って、
いろんな音が大きく聞こえるような気がしますが、
中でも唐突に響く冷蔵庫の音って
孤独感を強く感じさせるような気がします。
本当は「あなた」もここにいて、
主体を淋しくさせてないはずなのに、
冷蔵庫の音が、淋しさをぶり返させるっていうか、
「あなた」が「ここじゃない場所にいる」ことを
改めて思わせてしまう
みたいな感じかなって思います。
「冷蔵庫の音が」
であれば
「と、改めて感じさせてしまう」
っていうような言葉が続くはずなんですが、
そこが全部省略されてるのかな。
って考えると、ちょっと省略しすぎちゃったかなって気がしました。
スポンサーサイト

<< うたの日(2月12日「ハンバーガー」) | ホーム | うたの日(2月10日「自由詠」) >>


コメント

しまさん、ごぶさたしています。
本当に久々に書いて頂けて、ありがたいです。
あの歌は過去歌である歌会で主宰級の方から点を貰った歌なので、「うたの日」向きじゃないなとか勝手に思っていたのですが、皆さん読んでくださって嬉しかったのでした。
「とき」のことは、ああ言われる通りだなと思ったのですが、歌を詠んでいる時はそんなこと考えずに仕上げちゃうんですね。言われて直し方もあるのですが、なんだかより平凡になりそうでやめました。
年齢だけの大先輩ですけど、ブログに年を出してから何だかあまり飛び跳ねるのもと失速しがちです。
またよろしくお願いします。

しま・しましま様
評をありがとうございます。
とても励みになります。うれしいです。
真坂きみか

Re: タイトルなし

コメントありがとうございました。
「うたの日」の得票傾向とか考えて投稿される方、
たまに見かけますね。
分かりやすくてエモーショナルな短歌が好まれる、みたいな。
でも、いいなって思うものに、
地味とかあんまり関係ないような気がしますよ。

Re: タイトルなし

コメントありがとうございました。
勝手に妄想を拡げたり、あっちこっちにとんだりしますが、
思ったことをつらつらと書かせていただきました。
すてきなうたをありがとうございました。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 ホーム 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。