プロフィール

しま・しましま

Author:しま・しましま
こんにちは
しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
コメントとかすごくよろこびます。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

うたの日(2月15日「見」)


2月15日のうたの日は「北海道」「すっぴん」「忙」「見」でした。

「見」
見飽きない世界ですがと会釈して一斉に飛び立ってゆく鳩(しま・しましま)
あえて「白い鳩」といわない場合、
わたしはつい土鳩を思ってしまいますが、
一般的にはどっちを連想されることが多いんでしょうね。
「白い鳩」っていうと、
なにか問答無用でひとつふたつ意味づけがされてしまうような
なんかそういう気がします。

ハートを入れたうた。
東風めかりさんの
ひつそりと役目を終へた廃ビルの窓に宿りし月を見つける
作中主体……というよりこのうたでは作者と言いたいですが、
作者の立ち位置とか視線の移動が、
ナチュラルに分かるなぁ
っていうのがまずいいなって思いました。
まず「ビル」があるわけですよね。
作者にとって何か意味のあるビルなのか、
別にそういうわけではないのかは分かりませんが、
少なくとも見知らぬビルではなさそう。
で、そのビルはすでに「廃ビル」なんですね。
「ひつそりと役目を終へた」
というやや主観的な二句までのフレーズから、
知らないうちに廃ビルになってしまっていたことに
何かしら思うところが少しあるような気がします。
そこであらためてこの廃ビルの全容を眺めようとして
視線を上げたところで、
どこの窓だかに月が映ってるのが見えた。
うたではここまでだけど、
もしかしたらその後振り返って本物の月も眺めたのかも。
でも、そこまでは言わなくて、
見つけた時の「あっ」ぐらいの感じがいいなって思います。
「宿りし月」っていう表現もいいですよね。
「廃ビル」に「宿りし月」。
言おうと思えばもっと情感的に描けるところを
さらっと詠まれてるところがすきです。

西村曜さんの
この魚、文字化けでしか見たことない! きみがはしゃいで指差す鱸(すずき)
言われてみれば、
たしかに文字化けの中に「鱸」って出て来るかも!
って思うと、このうたの「きみ」じゃないけど、
何かちょっとテンションがあがってしまいました。
ところで、このうたの「鱸」という漢字、
どういう状況で「きみ」が発見することになったんでしょうね。
何かの看板か、
おすし屋さんの湯呑み的なものの中から発見したんでしょうか。
「きみ」の無邪気さも、
「鱸」=「文字化けの中」という意外性も
楽しいうたでした。

龍也さんの
タバコ吸う隣りの母を見下ろして丸まる背中歳を感じる
うたの日にもコメントしたんですが、
ホント、
子供にとって親の老いって
なんか不思議にギリギリまで気がつかなかったりしませんか?
なんとなくいつまでも、
50~60代ぐらいのイメージのままで止まってたんだな
って気がついて、現在の年とのギャップにショックをうけたり。
わたしの場合は母を救急車で送る時に、
軽くパジャマから着替えさせた時という
ほんとにギリギリ状態の時でした。
あっこの人老人なんだみたいな驚き。
このうたでは、
さすがにそこまでギリギリではないようですが、
「丸まる背中」を「見下ろす」ときに「年を感じ」た、と。
なんでしょうね、なんとも言えない立ち位置で
母親の年齢を感じたんだなぁって思います。
ところで、
初句の「タバコ吸う」ですが、
これは連体形の「吸う」で、二句目の「母」に掛かってると
そう読んだんですが、
もしかしたら終止形で、タバコを吸いながら見下ろしている
ということなのかも知れません。
どちらが吸ってるのかはっきり分からないここと
「丸まる背中歳を感じる」という言いたいことは伝わるけど……
っていうところがちょっと気になりますが、
歳を取っていく母親に対する息子の複雑な気持
みたいなのが感じられていいなって思いました。
スポンサーサイト

<< うたの日(2月16日「空白」) | ホーム | うたの日(2月14日「つづきはWEBで」) >>


コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 ホーム