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しま・しましま

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しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
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ツイッターで遊んだものまとめ1


転載しておかないと忘れそうなので、
この間ツイッターで遊んでいたものを。

#1ふぁぼごとに存在しない句集の106ページ左端の句を書く
というハッシュタグ。
面白そう!って思ってやってみたんですが、
これが思った以上に楽しかった。
句集タイトルを付けるのが意外に難しくて、
なんとかタイトルをつけたら、
今度はその句集の表題作も詠んでみたくなって、
15の句集の106ページを書いたあと、
その句集の表題作を書く、に勝手に移行しちゃいました。


雛納めきみの釦をまぎれさす (106ページ左端)
ジャパニーズディライトさくらふぶきけり (表題作)
「ジャパニーズディライト」


イメージとしては十代後半の女の子の句集。
季語は「雛納め」(雛人形を片付けること)「さくら」。
ちなみに「ジャパニーズディライト」は、
ナルニア国物語に出て来るお菓子「ターキッシュディライト」から
思いつきました。日本の歓び、みたいな。

トランクス少年立たす春の海 (106ページ左端)
鎮魂感かすかに海水パンツかな (表題作)
「鎮魂感」


最初に句を作ったときはそこまでやりすぎる気は全然なかったんですが、
タイトルを「鎮魂感」としてしまったせいで、
暴走した感ありますね。
面白かったからいいんですが。
季語は「春の海」「海水パンツ」。

つぎつぎと雲を吐き出す辛夷かな (106ページ左端)
旅鞄ひとつまとめて夕焼けぬ (表題作)
「旅鞄ひとつ」


これは割と落ち着いた俳句を書かれる方の句集、
みたいなイメージ。女性の作品という感じで。
季語は「辛夷」「夕焼け」。
ちなみに「夕焼け」は夏の季語となっております。

泳ぐたびあふりか遠くなりにけり (106ページ左端)
もう半分過ぎてしまひぬ走馬灯 (表題作)
「もう半分」


割と自分、というかしま・しましまに近い句集ぽい。
タイトルの付け方も。
季語は「泳ぐ」「走馬灯」。
泳ぐはいいとして、走馬灯って季語なのかよ!
ってなりますが、
よく「これまでの人生が走馬灯のように」とかいいますけども、
本物の走馬灯は、回り灯籠のこと。
えっ回り灯籠ってお盆とかに飾るやつじゃない?
だったら秋の季語?
って思ったりするんですが、
どうも夏の夜の遊びみたいなものだったらしくて夏の季語となってます。

是非もなく飲み屋に集ふ雛の夜 (106ページ左端)
海近き町なれば驟雨も潮の匂ふ (表題作)
「驟雨集」


30代男性ぐらいを想定した挽歌を軸にした句集、
みたいなイメージ。
季語は「雛の夜」「驟雨(しゅうう)」。

夕顔のよこに氷の届きたる (106ページ左端)
スナックパブよしえのママの焚火顔 (表題作)
「スナックパブよしえ」


わたし自身、しま・しましまというよりももうちょっとわたしに近い感じ。
「スナックパブ」ってなんだよ
「パブスナック」だろ、普通。
って思うでしょ。実際に素で間違えてそう店名に入れてたママがいたんですよ。
季語は「夕顔」「焚火」ですが、
「焚火顔」とか勝手に作っちゃった。

「人生は一度きり」暗転 春の闇 (106ページ左端)
むかしむかしイタリアの木の人形に月おぼろ (表題作)
「ピノキオ句集」


これは今回新たに作ったものじゃなくて、
以前ネプリで出した「ピノキオ句」から。
なので、句集としては存在しないけど、すでに存在する句だったりします。
季語は「春の闇」「月おぼろ」。
「人生は一度きり」ってセリフは、
ディズニーの「ピノキオ」の中で、
遊園地でピノキオと一緒に悪さしてた悪童のセリフ。

林檎剥く真つ赤な舌でありにけり (106ページ左端)
スヰートピー誰へともなくしづくする
「しづくする」


これは二十代前半ぐらいの女性をイメージ。
「林檎」「スイートピー」が季語。

菓子鉢のルマンド順に割りて春 (106ページ左端)
蓑虫のまだ薔薇の木に夢を見て (表題作)
「薔薇の木に」


全体的にごちゃっとした感じの句集、
みたいなイメージを持ってます。
季語は「春」「蓑虫」。
花としての「薔薇」や、「薔薇の芽」は季語だけど、
この句では「薔薇の木」だからセーフセーフ。

寒林に弾き出されてしまひけり (106ページ左端)
(交はした会話が風に取られてかんばせ岬に集まつてくるといふ)
もう一度聞きたく岬の先のさき (表題作)
「かんばせ岬」


この句集もタイトルに造語を持って来て、
そこから楽しくなっちゃったもの。
「かんばせ岬」の「かんばせ」は
顔じゃなくてカンバセーションの「かんばせ」だったり。
前書きも付けるタイプみたいなのも
面白いかな
っていうか前書きないと通じないかもって思いました。
季語は「寒林」と、無季。
無季俳句も混ぜたかったんですよね。
喪失感みたいなものを軸にした句集とか
そういうイメージの句集でした。

啓蟄やトイレットペーパー最後まで白 (106ページ左端)
夏休み後半食べられないパンばかり (表題作)
「食べられないパン」


これもわりと自分が入ってるかなぁ。
ゆるい定型感で詠む伝統俳句みたいな。
季語は「啓蟄」「夏休み」。

塩袋に背骨のごとく秋の匙 (106ページ左端)
戻らぬと決めて桜の三分咲 (表題作)
わたくしへ桜咲く散る覆水祭 (表題作)
「覆水祭」


タイトルの「覆水祭」は造語。
覆水盆に返らず、の覆水です。
こぼれた水のことね。
離婚を決意した女性を想定して、
それを軸に編んだ句集みたいな感じ。
表題作が二つなのは、
「覆水祭」を詠みこんだ句一つだと、
ちょっと独立してなかったかな、と思ったからでした。
季語は「秋」「桜」。
「秋の○○」みたいな使い方、
本当は微妙にNGだったりしますが、
こういうのも入れてみたかった。

残雪のただひたすらに光りゐる (106ページ左端)
美作の三鬼の梅を見に行かむ (表題作)
「美作行」


岡山県美作市での旅吟をあつめた句集
みたいなイメージ。
「みまさか」って語感がすごく素適じゃないですか?
ちょうどこのくらいの季節に美作へ旅行へ行った感じで。
ちなみに、
「三鬼の梅」ですが、
ふるさとの美作の梅熟れにけむ(西東三鬼)
を下敷きにしました。
三鬼の「梅」は実梅の方なんですが、
この句集の表題作はあえての花梅と思って欲しいところです。

秋暑しレゴ基礎板の踏めば割れ (106ページ左端)
勇魚釣り冬の星座を欲しいまま (表題作)
「勇魚釣り」


ちょいちょい自分が登場しますが、
これもどちらかと言えばわたしの句ですね。
というか、勇魚釣りの方は、しま・しましまのツイッターで
過去に流したことのあるやつですし。
季語は「秋暑し」「勇魚(いさな)」。
「勇魚」っていうのは鯨のことです。蛇足ながら。

平成の次は相生明易し (106ページ左端)
ドドドドッピオの谺の戻る去年今年 (表題作)
「日常」


これは、あらゐけいいちの漫画「日常」の二次創作的なやつ。
ピノキオ句集と同じような感じですね。
季語は「明易し(あけやすし)」「去年今年(こぞことし)」。
あんまりなじみのない言葉かなって思うので補足しておきますが、
「明易し」は、夏の夜が短くてすぐに明けてしまう、というもの。
「去年今年」は、去年&今年のことではなくて、
大晦日の夜、去年と今年が入れ替わる時のことです。


黄砂降るわけても砂丘の駱駝らへ (106ページ左端)
「どうぶつ年鑑」

ジェイコブズラダーへ豆の蔓のぼる (106ページ左端)
「迷子札」

あたたかやしかけ絵本から指も出て (106ページ左端)
「こつんこん」


これらは15の句集を往復しおわったあとの、
ロスタイム(って今は言わないんでしたっけ?)みたいなもの。
「黄砂降る」「あたたか」が無理のない季語ですね。
「豆の蔓」は超アヤシイ季語。
というか、認定されないかも。
一応「のぼる」って付けたので、
大体季節感は出てるんじゃないかと思いますが。
で、この句の「ジェイコブズラダー」はアレのことです。
日本語にすると「ヤコブの梯子」。
「天使の梯子」とか「日矢」とか「薄明光線」とか言いますが、
雲の間から光が漏れて地上に一条の光が射してるヤツのことです。
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