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しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
コメントとかすごくよろこびます。

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うたの日(3月7日「7音以上の名詞」)


3月7日のうたの日は「役」「ホーム」「蕾」「7音以上の名詞」でした。

「7音以上の名詞」
厳選を重ねてつくるシルバニアファミリーファミリーの終わらない春(しま・しましま)
昨日アップしたツイッターで遊んだお題募集のやつ、
あれが8音以上の名詞だったんですが、
その後すぐにこの
「7音以上の名詞」って題が来て
思わず飛びついてしまいました。
結果は置いといても、
楽しかった。
我が家ではお父さんはくま、
お母さんはきつね
子供たちはうさぎ
とか、家族がバラバラだったりしたんですよね。
シルバニアファミリー家族、
シルバニアファミリー一家
とか考えたんですが、
どうせ遊ぶんだったら
シルバニアファミリーファミリーって重ねてもいいかな
って。

ハートを入れたうた。
シュンイチさんの
ぼんやりと月夜あゆめばラスコーリニコフ心の路地に住むなり
「ラスコーリニコフ」
という長い名前。ロシア文学にうといわたしでも分かります。
ドストエフスキーの「罪と罰」の主人公の名前ですね。
このうたを読んで、
まず月夜の路地を想像しました。
うたでは主体がいる場所を路地とは特定されてなくて、
「路地」は後から「心の路地」として登場するんですが、
それが合わさって、まるで夜の路地を歩いてるように感じました。
そこに登場するラスコーリニコフ。
さて彼はいつのラスコーリニコフなんでしょうか。
ことを起こす前なのか、起こした後なのか。
どちらにしても心に住む人物としては重たい存在ですよね。
普段から、自分の心にはラスコーリニコフが住んでいる
とは主体は意識してなかったと思うんですがどうでしょう。
「ぼんやりと月夜あゆめばラスコーリニコフ」
まるで、ぼんやり歩いているとばったりと古い知人に出会ったような。
なんでここで彼が出て来るんだろう、
と考えて、
きっと自分の「心の路地」にずっと住んでいたんだろう
って思う、みたいな感じじゃないかって思います。
何か重なるところがあったのかも知れません。
さすがに人殺しを厭わないぐらいの独善さが彼と一緒
って程ではないと思いますが。
「月夜」が印象鮮明で、はっと思ううたでした。
ところでこのうた
「ラスコーリニコフ」が三句と四句に跨ってます。
人名を途中で割るのって変な気がするので、
「ラスコーリ」「ニコフ」と分けて読みたくないので、
わたしはここを一気に読んでしまいました。
えーっと、
ここでちょっと遠回りするんですが、
短歌のリズムって
57577ですが、
もうちょっと言うと、
5(+3音の休符)7(+1音の休符)5(+3音の休符)7(+1音の休符)7(+1音の休符)
じゃないかなって思ってます。
あ、これは俳句をそう読むので短歌にも勝手に当てはめてるだけですが。
●●●●●○○○●●●●●●●○●●●●●○○○
●●●●●●●○●●●●●●●○
という感じ。
それにこのうたを当てはめると、
ぼんやりと○○○月夜あゆめば○ラスコーリ○○○ニコフ心の○路地に住むなり○
となるんですが、
前述した通り、人名を割りたくない。
しかもけっこう間に休符を入れて読みたくない。
ということで勝手ではありますが
ぼんやりと○○○月夜あゆめば○ラスコーリニコフ○○○心の○路地に住むなり○
と、句跨りというよりはやや破調で読ませていただいたことを
ここに書いておきます。

音符を入れたうた。
睡さんの
ラブポーション・サーティーワンにかぶりつく 待つのはいつも私ばかりだ
ついこの間も
勢いがあって、明るくて、ピンク色がすき
って書きましたが、
そう、ホントそういうのがすきなんだなぁって
あらためて今思ってます。
「ラブポーション・サーティーワンにかぶりつく」
ってこの勢い、このアイスの色味。
アイスのチョイスいいですよね。
ハートがまぎれてるんですよ。アイスの中に。
恋する女の子のアイスにぴったりって思いました。
「かぶりつく」もいいなって思いました。
待たされてるっていういらだちを、
言葉じゃなくてアイスにぶつけてる感じが
めちゃかわいいなって思いました。
そこから一マス空けの下の句で、
でもやっぱりこういうの辛い
っていう心情がほろっと素直に出ちゃうとこもいいなって思いました。

けらさんの
チロリアンテープの赤い縁取りで少し跳ねてる上履き袋
「チロリアンテープ」!
かわいいですよね。もうそれだけでもかわいい。
しかも「赤い縁取り」の「チロリアンテープ」。
なんてかわいいんだろう。
手作りの上履き袋でしょうか。
そりゃかわいくてうれしくて弾んで跳ねちゃうなって思います。

小川けいとさんの
リュウグウノツカイはいつも目的を達成できず浜で死んでる
「リュウグウノツカイ」って、
そういえばわたしたちの目に触れるときって、
大体死んでしまった後ですよね。
浜というよりはわたし的には水揚げされてしまうイメージでしたが。
昔はこの魚が浜にあがってると、天変地異の前触れとされたとか。
まあ、そんなことはどうでもいいんですが、
この「リュウグウノツカイ」を
「いつも目的を達成できず」と捉えているところが
面白い視点だなって思いました。
「竜宮の使い」ですからね。
何かお使いの目的を持っていたと見るところ、
面白いなって思いました。
もしかしたら、
作者(と断定していいのかわかりませんが)は
なんとなくこの魚の死を自分に当てはめてるのかな
って気もします。
「目的を達成」出来た!って思えることって
あんまりないですし、
なんとなくもやもやっとした気持で見る
リュウグウノツカイの死は、
お使いの不達成であり、何か達成できた気がしない自分の投影かも
とか思ってしまいました。
深読みですいません。

木蓮さんの
君は今笑ってますか ふと白いナンジャモンジャノキを仰ぎ見る
わー「ナンジャモンジャ」!
ってちょっとテンションがあがってしまいました。
わたしナンジャモンジャの花大好きなんです。
満開になると白雲みたいなボリュームで、
ほんと、思わず「仰ぎ見」ちゃいますね。
この雲のような白い花を見てて
古い思い出がふーっと湧き出される感じ、
なんか分かるなぁって思いました。
そして、今も幸せでいてほしいっていう
切なくもやさしい気持になっちゃうなって思いました。

ところで、
こういう長い名詞を、
57577の定型の中にどう組み込むか
って結構難問ですよね。
ジャスト7音の名詞であれば、
とりあえず二句目、四句目、結句のどれかに
ぴたっとはまるかも知れませんが
今回の出詠を改めて見たところ、
結句に置かれてるのが6首。
二句目にジャスト7音で置かれてるのは1首のみ。
なんとなくほほぅと思わされました。
あえてなのかもしれないんですが、
破調にしてあるうたが
結構あった印象。
わたしの感覚で破調、
あるいは破調気味だなって思ったのは
10首ほど。
その中で、ちょっとおっと思ったのが
@aokikenichiさんの
赤丸がスリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ彼の地図帳どこか淋しい
でした。
「スリジャヤワルダナプラコッテ」って、
覚えるときについ、
「スリジャヤ」「ワルダナ」「プラコッテ」
って切ってしまいますが、
本当はこのうたの通り
「スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ」
中黒を付けなかったら、
多分、定型に当てはめて読んでしまうところですが、
これを敢えて定型を崩しても、正しく切れるところに中黒を置かれた
っていう姿勢、この都市への敬意が感じられていいなって思いました。
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