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しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
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うたの日(3月9日「恐竜」)


3月8日のうたの日は「ぐちゃぐちゃ」「掛」「軍」「罫線」でした。
わたしは「罫線」で出したんですが、
投票は出来なかったので、
自作だけ
「罫線」
細すぎるキャンパスノートの罫線じゃ支えきれない春昼の文字(しま・しましま)

3月9日のうたの日は「ノック」「個」「恐竜」「なし」でした。

「恐竜」
塩化ビニールラバーアンバーいつまでも恐竜たちを樹脂に固めて(しま・しましま)
樹脂と恐竜って相性いいなって思って詠んだうた。
塩ビとかラバーは形を模したおもちゃ、
アンバー(琥珀)はDNAが閉じ込められている可能性、
どれも本物の恐竜そのものではないけども。

ハートを入れたうた。
WPPさんの
恐竜を時代遅れと言うきみに語りたいカンブリア紀の愛
「恐竜を時代遅れと言う」って
めちゃ面白いなって思って、
もうそれだけでハート入れてもいい
って思っちゃいました。
それはもう、たしかに恐竜は時代遅れです。
恐ろしく時代遅れ。
もしかしたらこのうたの中の「きみ」は、
流行のアイテムとしての「恐竜」が時代遅れって
そう言ってるのかも知れません。
振り返ってみると、
たしかにちょいちょい恐竜ブームは来てました。
古いところだとヴィクトリア時代。
コナン・ドイルの「失われた世界」の時代です。
わたしの好きな児童文学に
女性の化石発掘家メアリー・アニングの少女時代を描いた
「海辺のたから」
って本がありますが、
これもそういえばその時代。
彼女は12歳でプレシオサウルス、イクチオサウルスの化石を発掘して
世界的に有名になった人なんですが、
その化石も、ドイルによる恐竜ブームが後押ししてくれたから
商売として成り立ったんでしょうね。
そして、その後もちょいちょいブームが来てるはずですが、
やっぱり新しいところだと
映画「ジュラシック・パーク」からの90年代恐竜ブーム。
この映画ももとを辿るとコナン・ドイルに行き着くわけですが。
まあとにかく、
この「きみ」は、
この90年代の恐竜ブームを念頭においての
「恐竜を時代遅れと言う」
なんだと思います。
さらにこのうたが面白いのは、
そこで恐竜のいた時代の愛を語るんじゃなくて、
それよりも、もっともっと古い時代の愛を語りだすところ。
「カンブリア紀の愛」ですよ。
まだやっとこ原始的な生物から進化したばかり
(っていっても恐ろしく長い年月があるんですが)
昆虫とか軟体動物とか節足動物とか、
爬虫類とか出てきてますかね、まあそんな感じ。
その頃に比べれば確かに恐竜の時代は新しい。
主体の古代愛が爆発してる感じがたのしいうたでした。

音符を入れたうた。
森下裕隆さんの
白亜紀の終わり少年期の終わり 滅びたものは愛しやすいね
このうたの下の句
「滅びたものは愛しやすいね」
には、わたし個人としてはあまり共感できなかったんですが、
そういう感覚もあるのかなって思います。
面白いなぁって思ったのは、
「白亜紀の終わり」と「少年期の終わり」を
同列に並べてあるところ。
「白亜紀の終わり」っていうと、
恐竜の時代の終わりですよね。
この大きな時代の区切りと、
「少年期の終わり」という、
傍目にはどこにその区切りがあるのか分からない、
超個人的な感覚の、
だけど超個人的にはとても大きな意味のある区切りを並べる
マクロとミクロ(というのは大袈裟かな)な感じ。

わらびさんの
同志だと信じてたのにティラノにも毛があったとか 隕石落ちろ
ティラノサウルスが実は羽毛ふわふわだったかも!
みたいな画像が出て、
みんなびっくりしたのはもうおととしぐらいの話ですが、
あれはホント衝撃的でしたよね。
キングオブ爬虫類みたいな姿で定着してたのが
根底からひっくり返されたみたいな。
いや、あれはあれでかっこよくて、
あれがティラノサウルスの真実の姿決定版!
というわけではないはずですが、
まだ何も恐竜については知らないことだらけなんだって
思い知らされたような感じでもありました。
そういえば、
他にも、同様にティラノサウルス羽毛ショックのうたを
詠まれてる方が複数ありましたね。
さて、このうたでは、
ティラノサウルスに羽毛が生えていた(かも)
というニュースを
受け止め切れないらしい主体。
「同志だと信じてたのに」
裏切られた感まんまんなところを見ると、
特に頭髪関係の親近感があったんでしょうか。
そういえば、
あの羽毛ティラノサウルスの画像、頭部ふっさふさでしたね。
で、このうたで一番面白かったのが、
結句の「隕石落ちろ」
っていう呪いの言葉。
いまさら!
っていうところがめちゃツボでした。

椋鳥さんの
本当のあなたがどんな姿でも好きでいるからティラノサウルス
このうたも、
前述したティラノサウルス羽毛ショックからの一首
と思います。
っていうか、ティラノサウルスの想像図って
どんどん変化してって、
もうこんなのわたしのティラノじゃない!
80c31225eadb3f9b9399a9f80560753acf8309141442149213.jpg
ってなってたりしますが、
このうたの主体は
「本当のあなたがどんな姿でも好きでいるから」
と、とてもけなげ。
恋する乙女のようなけなげさがいいなって思いました。

たかはしみさおささんの
風呂場から恐竜たちが飛びだしてゆく 足あとが成長してる
これはかわいい恐竜。
もう幼稚園なのに、もう小学生なのに、
まだ全然行動が幼いなって思う子供たち。
今もまた、風呂場からびしょびしょのはだかのままで
大騒ぎしながら飛び出していく。
(ここから妄想)
あーもう!
とか思って、
ちゃんと体を拭きなさい!パジャマ着なさい!
ホントに言わないとしないんだから、
いや、してやらないとダメなの?まだ?
みたいなことを思いながら
びしょびしょの床を拭いていて、
ふと、
床に付いた子供たちの足跡を見ると、
なんだ、もう随分大きくなってるじゃない……
って。
そういう情景を想像して、
ちびっこ恐竜さんたちのかわいらしさはもちろんのこと、
親としての心情にもほんわかしました。

のびさんの
カミナリを聞いた我が子が立ち上がり恐竜の声聞こえたと言う
それこそ恐竜ブームが現在来ているお子さんかな。
カミナリの大きな音を聞いて、
ハッ!がたんっ
「恐竜の声だ!」
ってなったんでしょうか。
めちゃかわいくてステキな連想だなって思いました。
うたの日にもコメントしたんですが、
うたには時間的なことが詠まれてないんですが、
夜の出来事って思いました。
夜って何かいろんなものを神秘的に思わせる
そんな気がします。
実はこのうたを見たとき、
レイ・ブラッドベリの短編「霧笛」をすぐに思い出しました。
毎年毎年、ある灯台の霧笛を仲間の声と思って、
遠くから一匹の恐竜がやってくる、
という話。
カミナリと恐竜の声は多分全然違うもので、
普段はお子さんもカミナリ=恐竜の声とは思わないんだろうけど、
夜の神秘性が、聞きたい音に聞かせてしまうのかも
とか思って、何かほろりとさせるうたでした。
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