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しま・しましま

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しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
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うたの日の感想(7月11日「炊」「ストロー」)


7月11日のお題は「『炊』または『ストロー』 」
ひとつの部屋にお題が二つというのは
変則的ですがこういうのも楽しいですねー。
ちなみに、
わたしは「ストロー」で出しましたが、
票0のどんまいをいただいてしまいました。

ハートを入れたうた。
桔梗さんの
壊れたら今までよりも小さめの炊飯器を買ふのだらう、きつと
「炊」のうた。
なんかもう書きたい感想は
うたの日に全部コメントしてしまった気がしますが。
読点のあとの「きつと」の置き方がすてきなんですよね。
そこからふわーっと余情が広がるような。
「壊れたら~のだらう」で、
それまでとそれからを感じさせるんですが、
「炊飯器」っていうとても家庭的な電化製品についてなので、
家族構成とか家族の状態のそれまでとそれからを
想像させてくれるんですよね。
すでにもう今の炊飯器では大きすぎるなって
そう思っているのかも知れないし、
今使ってるものが壊れる頃にはってことかもしれないけど、
なんか家族に必要なご飯の量が減るって
それだけでも淋しい感じしますね。

♪を入れたうた。
金子りささんの
屋上は深すぎる海 ストローを咥えてあおむけに寝ころべば
「ストロー」のうた。
仰向けに寝転ぶって、何か青春性あるなぁって思って、
実はもうそれだけでも惹かれるものがあります。
啄木の
不来方の
お城の草に寝ころびて
空に吸はれし十五の心

もそうですし、
RCサクセションの
トランジスタ・ラジオ
もそう。
このうたでは、
「ストローを咥えて」
「屋上は深すぎる海」
っていうところに陰影があるのも魅力的だなって思いました。
ここからは勝手な想像ですが、
どこかの屋上にストロー付きの飲み物を持ち込んで
一人でのんびりしてる人とか想像します。
わたしの想像の中では、
紙パックジュースなんですが、
まあその辺は正直自分の体験と重ねてるだけなんですけども。
飲み終わって、
何気なくストローだけ咥えて寝転んでいると、
なんだか海の中でシュノーケルを使ってるみたいだ、
と。
ストローから吸い込む空気って
呼吸するには心もとない量ですよね。
しかも「深すぎる海」にいればなおさら。
何か息苦しさとそれもちょっと心地良いかな
って思ってるような感じがするなぁって気がするうたでした。

御殿山みなみさんの
怒ってる タピオカ用のストローをヤクルトに刺す うん怒ってる
「ストロー」のうた。
「ヤクルト」に「タピオカ用のストロー」
この組み合わせを見たとき、
ああっ!ってなりましたね。
実はわたしがこの日どんまいをいただいたうたも
「ストロー」と「ヤクルト」だったのでした。
勝ち負けがあるのかわからないけど、
少なくともわたしの中では、負けた……って感じでした。
まあ、票数で言えば参加者全員に負けてるわけですけども。
ってそんなことはどうでもよくて、
「タピオカ用のストローをヤクルトに刺す」
が、
ホント鮮やかでインパクトがあって、
いいなって思いました。
初句と結句に配置された「怒ってる」「うん怒ってる」が、
より二句から四句までのこのフレーズを引き立ててるような。
うん、めちゃ怒ってるって感じします。
誰が怒ってるのか、というポイントですが、
わたしは主体、ストローをヤクルトに刺してる本人が、
自分の怒りを改めて確認してるように思えました。

民生さんの
想い出もクリームソーダに溶け込んでストローのなか素直がとおる
「ストロー」のうた。
「ストローのなか素直がとおる」
っていう表現がすてきなうただなって思いました。
何の「素直」なのかっていうと、
「クリームソーダ」に「想い出」が溶け込んでいるので、
「想い出」の中の「素直」な自分、ではないかなって気がします。
どういうきっかけなのか、
なにか「クリームソーダ」に纏わる想い出だったのか、
とにかく昔のことが思い出されてしまって、
そのときの素直さについて特に思いが行ってしまう
というような感じに受け取りました。
で、
「ストローのなか素直がとおる」
いいですよね。
感覚を視覚的に表現してるって感じで。
もしかしたら色のついたソーダに混じった、
まっしろなアイスクリームの部分
だったりするかもしれないけど、
主体はそれを想い出の中の「素直」の部分だって
そう感じたのかも。

わらびさんの
解けかけた氷からころ鳴らしてる寂しがりやの赤いストロー
「ストロー」のうた。
このうたで好きなのは、
なんと言っても「赤いストロー」ってところ。
赤って強い印象の色なんだけど、
このうたでは、他に色がないような気がします。
何を飲んでいたのかは分からないけど、
「解けかけた氷」しか描かれてないので、
色と色がぶつからないというか、
結句まで無色の世界で
(というか、色彩を意識しないでいたところに)
最後にぱっと「赤いストロー」っていう色が来て、
あー情景に色がついた!
ってなったような。

笠和ささねさんの
クッキーがフラペチーノのストローを通過してゆく ゆるされている
「ストロー」のうた。
太めのストローを、
ぞぞっとフラペチーノが、
しかもクッキー入りのフラペチーノがあがっていく
っていうの、
結構質感というか重量感というか、
そういうものがありますよね。
その感じと
「ゆるされている」
と直感的に思う感じって
なんとなく分かるような気がします。
うん、
このうたは二通りに読めて、
どっちかなって思ったんですよ。
一つは、目の前にいる誰かのストローを見ていて、
その人から自分は許されたんだなって思う
という状況と、
このフラペチーノが自分の飲み物で、
特に理屈はないけど、
「ゆるされている」って感じてしまう
っていうのと。
わたしは実は後者で読んだんですが、
今改めて読むと、前者でもアリだなぁ。
うーん。
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