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しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
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うたの日の感想(7月12日「しまう」)


7月12日のお題は「しまう」でした。

ハートを入れたうた。
きつねさんの
いつの日か忘れてしまう虹だろうそれでも僕はまた空を見る
めちゃ好きなうただなぁって思いました。
「いつの日か忘れてしまう」って、淋しいことですよね。
忘れてしまうからってしないでもいい、なんてことはなくて、
ちゃんと「また空を見」て、「虹」を探してしまうんだ
って、いいな、
短歌の内容にこういうことを言うのも
なんか変かもですが、
こういう姿勢って大事だなぁって思います。
で、
内容もいいんですが、
ゆったりとした詠み方がまたいいんですよね。
「虹」と「僕」と「空」しか出て来ないんだけど、
その全部がちゃんとそこにあって、
ふわーっとイメージが浮かんで来るような感じ。
このゆったりした感じが、
「いつの日か忘れてしまう」という
ネガティブな詠み出しなのにも関わらず、
明るくて前向きな感じが好きです。

♪を入れたうた。
森下裕隆さんの
長引いてしまうんだろう夏風邪も君に手紙を出さない日々も
このうたも、うーん、すてきだな
って思ううたでした。
長引いてしまう予感があるんだけど、
多分、このうたの主体は、
夏風邪を早く治すための何かも、
君への手紙を書こうとも
今はあんまり思ってないような感じがします。
その辺りが低体温な感じ。
なんとなく、
「手紙を出さない」ことに
それはそれで落ち着かないこともないような感じがして、
自分から終らせることもしないけど、
続ける努力もしない
みたいな、
ちょっとふわふわーっとした感じと
「夏風邪」の体調の悪さって合うなぁとか思いました。
ただ、
うーん、
「手紙」なんですよね。
今現在、「手紙」を書くことの重さってどんなもんなんだろうな
っていうような気もします。
「手紙を書く」特別さはあっても、
「手紙を書かない」特別さ……
あるかなぁ。
携帯電話もEメールもない時代ならともかく
というような気もうっすらしました。
でも逆に「手紙」がノスタルジックでロマンチックに響く
ということはあるかもですね。

須磨蛍さんの
気付くのが遅すぎたらしい僕宛ての寄せ書きをそっと机に仕舞う
めっちゃミニマムな描写で、
ただ「寄せ書きを」「机に仕舞う」というシーンを、
ホントにそれだけ描いてある
というすっきりさが魅力のうたって思いました。
なんの寄せ書きなんだろう、
この「机」っていうのはもちろん「僕」の机ではあるんだろうけど、
どこの机なんだろう
とか、色々とこちらが想像するしかないんですが、
それはさておき、
なんか気まずいような申し訳ないような、
ちょっと淋しいような複雑な主体の気持が漂っているようで
こういう感じ好きだなぁって思いました。

一〇〇八さんの
とけてしまうしんでしまうとクリームをひじまでたらすどこかのこども
面白いうたで妙に惹かれちゃいました。
初句二句の「とけてしまうしんでしまう」は、
結句の「どこかのこども」の言った言葉だと思うんですが、
初句6音の字余り加減が、
次の「しんでしまう」に気持ちかぶり気味につながるようで、
アイスクリームか何かが溶けてしまうことへの
このこどもの焦りぐあいが感じられるようで
面白いなって思いました。
多分、主体は知らないこどもが、
そうやって大騒ぎしてるのを、
少し離れたところから
なんとなーく見てるんでしょうね。
だから、
溶けたクリームがひじまで伝ってるのも見えた。
「死んでしまうって大袈裟なw」
ぐらいは思ったかも。
ええと、
この日の当日にうたの日に書いた感想では
「結句で「どこかの」とこのこどもと主体の距離がぐっと引き離されるのが残念だなっていう気もしました。」
とコメント入れたんですが、
今思うと、
その距離感はアリだな、と。
揺れちゃってすいません。
面白い観察のうたで、
臨場感もあって楽しいうたでした。
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