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しま・しましま

Author:しま・しましま
こんにちは
しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
コメントとかすごくよろこびます。

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うたの日の人々 <ハナゾウさん>

ハナゾウさんのうたっていうと、
まず浮かんで来るのが性愛のうた。
「性愛」っていう言葉、
短歌を始めるまであんまりわたしの周辺にはなかった言葉で、
それの差す正確な定義が
実はよくわかってなくて
それでも今回使ってるわけなんですけども、
なんていうか、
恋愛由来のセックス
(って言って伝わるでしょうか?)
を詠まれてるって感じがします。
正直言うとわたしは、
そういう方面のうたを読むのが
そんなに得意ではないんですが、
それでもハナゾウさんの性愛のうた、
ぐっとくるものが多いなって思いました。

2016年06月13日『蚊』
ふたりとも重なったまま耳すまし性欲よりも蚊を追っている
うたの日デビューのこのうたとか、
めちゃ生々しいなって思います。
蚊のぷうんって羽音って
聞こえた瞬間から、
すべきことの順位の第一位に
「蚊をなんとかする」
が来るぐらい気に障りますよね。
かすかな音だから、
自分たちで音を立てないようにして、
蚊の存在を耳で追ってる。
その間は、
もう本能かっていうぐらい無だったり。
その、一瞬の無の感じが、
行為そのものよりもエロいなぁって思います。

2016年07月24日『潰す』
潰すのはトマトにんにく日曜日君を待ってた私の気持ち
期待してた日曜が
多分「君」の都合で残念なことになってしまって、
この期待の行き場がない。
期待と、悲しさと、
あと、怒りとかもあるんでしょうか。
「トマトにんにく」ときて、
「日曜日」までいっしょにして、
その「気持ち」を潰しちゃうって、
なかなかパワフルで好きだなぁって思います。
谷山浩子の「土曜日のタマネギ」ってうたがありますが、
あれをふっと思い出したりします。
「潰すのはトマトにんにく日曜日」が
「サヨナラにんじんポテト」
を思わせるからでしょうか。
でも「土曜日のタマネギ」のポトフよりも
ずっと力強くて好きだなぁ。

2016年09月03日『百』
ぴんくいろ見上げればフリル百日紅やっぱ可愛く生まれたかった
「ぴんくいろ」「フリル」「百日紅」
重ねすぎじゃない?ってぐらいに重ねた言葉に
「やっぱ可愛く生まれたかった」
の「やっぱ」が響くなぁって思います。
もう、心からの「やっぱ」ですよね。
普段は、
「可愛い」以外にも魅力なんて色々あるんだから
って思ってても、
でもやっぱ……って気になっちゃうことって
確かにありますよね。

2016年09月21日『欠』
また爪が欠けたよ夜中に歯も痛いもしもし世界に誰かいますか
「もしもし世界に誰かいますか」
って問いたくなること
たしかにありますよね。
もう途方もなく孤独な夜って。
「また爪が欠けたよ」に重ねて
「夜中に歯も痛い」
っていう、
この身体的な欠落とか痛みとかそのものもですが、
「また」で「も」っていうところが
なんか圧迫感があって、
「もしもし~」っていう
下の句のやさしい言葉遣いとの間に
なんとなくズレがあって、
そのズレの部分に
思いがこもってるような気がします。

2016年10月18日『足』
ふたりして並べて見てるはだかんぼあしのゆびまでおとこのひとね
ひらがな多用で
「見てる」「はだかんぼ」
とか舌足らずな言葉遣いとか、
無邪気っぽさが装われているけど、
これはけっこうな使い手(何の?)だな
って唸らされます。
それはそうとして、
「あしのゆびまで」の「まで」が
そこへ行き着くまでの視線を想像させて、
印象的だなぁって思います。
前述のうたも
「また」「も」が印象的でしたが、
こういう「も」「は」「まで」「また」
みたいな言葉、
俳句では説明的になるとか
思わせぶりになるとかで
扱いがむずかしかったりするんですが、
短歌ではこうやって使いこなしてるんだなぁ
って思うと、
まだわたしは俳句の何かに縛られてるんだなぁって
しみじみ思ったりします。

2016年11月24日『ダイオウグソクムシ』
プロポーズありがと嬉しいでもわたし寝起きはダイオウグソクムシだよ?
「寝起きはダイオウグソクムシ」
この、想像出来そうで出来ない寝起きの感じが
めちゃ面白いなって思いました。
つまりどういう……?
みたいな。
ところでこのプロポーズ、
受けてもらえる未来が見えないきがするんですが、
このうたの言葉に続く答えって
どうだったんでしょうね。
すごく楽しいうたでした。

2017年02月01日『蟹』
夕焼けが背中に重い帰れないこのままここで蟹になりたい
このうた、
とっても好きなんですよね。
すでにもう二度も、
このうたについて言わせてもらってますが、
言葉のたたみかけがいいんですよねぇ。
「重い」「帰れない」「蟹になりたい」。
あと、
なりたいのが「蟹」っていうチョイスね。
大好きなうたです。

2017年03月26日『パン』
食パンを1斤飲み込む胃袋よ狂ってるのはお前ではない
今回、ハナゾウさんの
うたの日に投稿されたうたをまとめて読んでて、
一番胸にどーんときたうたでした。
パンを食べる
って行為をとばして、
胃袋と食パンとの関係だけにしぼってるところが
まず、おおぅって思ったところでした。
ウワバミが象を飲み込む
みたいな感じで
胃袋が食パン1斤を飲み込む
って聞くと、
なんだか胃袋がそれを求めていたみたいにも
思えるんですが、
ホントは胃袋の持ち主、この胃袋に呼びかけてる人が
食パン1斤食べちゃったんですよね。
たしかに、だからって1斤を受け止めてしまう胃袋も
それはかなり普通ではないかもしれないけど、
でも
狂ってるのは胃袋じゃないんですよね。
うん、どう表現していいのか分からないんですが、
すごく好きなうたです。

2017年05月13日『好きなパン』
海へ行くたまごサンドを持って行くひとりでも行く泣いても食べる
またまたパンのうたを選んでしまいましたが、
これも好きです。
「海へ行く」
「たまごサンドを持って行く」
「ひとりでも行く」
というたたみかけに、
何かもう意固地にも思える決心のほどが見えます。
が、
そのあとの「泣いても食べる」で、
ふっとずらして、
海へ行くかどうかの話じゃなくて
持って行くたまごサンドの話になってるところが
おおって思う感じ。
ほんわかした悲壮感があって、
いいなって思ったうたでした。
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