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しま・しましま

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こんにちは
しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
コメントとかすごくよろこびます。

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うたの日の人々 <高木一由さん>

高木一由さん、あるいはかっちゃんさんは
どことなく童話の雰囲気のするうたが
けっこうあるなぁって思いました。
そのうたの雰囲気は
やさしかったり、切なかったりしますが。

2016年07月03日『ハンカチ』
結末がこんな悲しい物語(はなし)ならハンカチくらい用意したのに/かっちゃん
自分の涙を拭うために、
とも思えますが、
相手の涙を拭うためのハンカチ、
のような気もします。
それは本当に「物語」だったのかもしれないけど、
あえてそこに「はなし」とルビを振ってあるところから、
映画や小説みたいな「物語」ではないのかも。
「ハンカチくらい用意したのに」
の言い差しの感じが、
軽い驚きのようにも思えて、
涙を流してるのは相手かも
と思ったのかも。
「ハンカチ」で涙を拭うっていうところが
みょうにキチンとしてて、
そこが逆にウェットになりすぎない抜け感にも思えて
なんか妙に好きだなって思いました。

2016年07月29日『うっかり』
うっかりときみの名前を呼ぶことは陰膳に似たわたしの祈り/かっちゃん
このうた、うたの日で見て、
あーいいなって思ったんですよね。
「陰膳」なので、
「きみ」は今どこにいるのか、
元気にしてるのかわからない
っていう状態なのかなと思います。
ふっと、ホントに言い間違えぐらいのレベルで
「きみの名前」を口にしてしまう。
この「うっかり」な感じがいいなって思います。
ホント、
そういうつもりで口にしたんではなんだけど、
でも、考えてみれば
それも祈りのようなものなんだな。
どこにいてもいい、
せめて無事にやっててほしい、
そういう祈りなのかなって。

2016年08月24日『ダメ』
ダメんずを渡り歩いたボクだからあなたをダメにしそうで逃げた/かっちゃん
やさしいダメな人
って感じなところが好きだなぁ。
「ダメんず」って
倉田真由美の「だめんず・うぉ~か~」のアレ
だと思うんですが、
だったら
「ダメんず」ではなくて
「だめんず・うぉ~か~」を渡り歩く
っていうのが正確なところでしょうか。
うぉ~か~ウォーカー。
と、思ってちょっと調べてみたら、
「だめんず・うぉ~か~」な女性そのものも
「だめんず」っていうこともあるみたいですね。
まあ、とにかく
主体はけっこうダメな人で
相当に自覚もある、と思われます。
「あなたをダメにしそうで」
っていうの、
ある意味、別れるときの常套句的な感じもしますが、
ここでそれをはっきり言って別れるんじゃなくて
そう思って「逃げた」
っていうダメダメさ。
作中主体には惹かれないけど、
なんとなく惹かれるうたです。

2017年03月03日『耳』
パンの耳ばかり増えてく冷凍庫ニベアを塗った踵(かかと)が痛い/高木一由
このうたも、うたの日で見て、
いいなって思ったうたでした。
「パンの耳」って
残されるか切り落とされるか、
すでにそうされてしまっている状態か、
っていうモノだと思うので、
それだけでもう
なんとなく淋しい存在な気がします。
何かして食べるかもしれない、
で冷凍庫に溜めてあるパンの耳だと
それはもっと淋しいかも。
「パンの耳ばかり増えてく冷凍庫」

「ニベアを塗った踵が痛い」
のとは、
多分、因果関係は全くないと思うんですが、
その淋しさと、
いちおう手当てはしたけれど
ひび割れて痛い踵って、
なんとなく遠くの方で繋がってるかもしれない
って思う感じがします。

2017年03月26日『屋』
屋上は危険だからと施錠され暖かかった夕日が遠い
わたしの通った小学校も中学校も、
屋上には最初から行けないようになっていましたが、
多分このうたの屋上は、
最初は開放されていたんでしょうね。
だから
「暖かかった夕日」を知ってる。
すでに知ってるものを
まるでなかったかのように取り上げられちゃうと、
余計にその「暖かさ」が恋しくなるんだろうな
って思うと、
「夕日が遠い」
が切なく響くように思いました。

2017年04月22日『人魚』
断崖で人魚はシャボン玉を吹く(そう簡単に死んでたまるか)
おもわず、にやっと笑ってしまうような
()の中の人魚の心情。
いいな、こういうの好き!
って思いました。
童話の人魚姫も、
このぐらいの生きる気力があれば……
って思っちゃいますね。
(そう簡単に死んでたまるか)
の俗っぽい言い方に、
映画でよくあるような、
死んだと見せかけて実はラストシーンで……
みたいなどんでん返しっぽさもあって
たのしいうたって思いました。
泡にならずに「シャボン玉を吹く」っていうところも
皮肉がきいてていいなって思います。

2017年08月28日『踵』
帰るべき場所がどこかを知りたくてぼくは踵を3回鳴らす
「踵を3回鳴らす」
といえば、
「オズの魔法使い」ですよね。
ドロシーはあれでカンザスに帰ったわけですが、
踵を3回鳴らすと、世界中どこでも好きなところにいける
というルビーの靴で(銀の靴、でもいいですけど)
「帰るべき場所がどこだか」を
知ろうとする
っていうの、いいなって思いました。
ほんのりとした寄る辺なさ感っていうか、
何か心もとないような…みたいな感じ。
本当は「べき」場所なんてなくて、
あちこちに飛んで、見て、暮らしてみる、
そういうのもアリだなぁって思ったりして。
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