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しま・しましま

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こんにちは
しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
コメントとかすごくよろこびます。

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うたの日の人々 <笠和ささねさん>

笠和ささねさんのどことなく湿り気のあるユーモアとか
陰のある笑いとかが好きだなぁって思います。
あと、
意外性の突き抜け方が思い切りよくて、
そこも好き。
そういえば、
うたの日の参加者さんの中には、
何人か男性なのか女性なのか
分からない人がいらっしゃいますが、
じつは笠和さんも、
はっきりと分からない人の一人。
でも、うたを読んでて
作者の性別なんてあんまり関係ないのかもな
って思わせるようなうたを
読まれる方でもある
って気がします。

2015年12月13日『的』
腰を落ち着けない君に当てるため門を叩いた流鏑馬の会
「腰を落ち着けない君」
なので、
実際に攻撃するための矢ではなくて
ハートに射る恋の矢ではないかなって思います。
が、
そのために
「流鏑馬の会」の門を叩く
っていう迂遠な方法というにも
ちょっとずれすぎてる発想が
めっちゃ面白いなって思います。
どことなく大真面目っぽくて
これは本当に(短歌上の事実としてですが)
流鏑馬の会に入会しそうな勢いがあるな
って思ううたでした。

2015年12月19日『温泉』
制服も少し世慣れた香りする温泉街から通う級友
このうた、
めちゃ好きですね。
「世慣れた香り」「温泉街」
に、
「制服」「級友」。
よく考えたら男とも女とも分からない
「級友」なんですが、
上村一夫の描くような
切れ長の目の少女とかが浮かんで来ます。
内心ちょっと憧れに似たモノを抱きつつ、
近寄りがたくも思ってる
大人びたクラスメイトを見るまなざし
みたいなものが感じられて
うーん、いいな
かすかな淫靡さがめちゃいいなって思いました。

2015年12月24日『前』
クリスマスケーキを君とわかち合ういちごハウスの夜景を前に
このうたも、
すごーく好きで
そうだ、ハートを入れたんだっけ
とか思い出します。
当ブログで感想を書かせてもらったんですが、
上の句の
「クリスマスケーキ」を「わかち合う」
っていうあたたかな情景と、
灯りのともったビニールハウスが並ぶ、
多分昼間見たらちっともロマンチックにならない風景
っていうのが
妙にリアルでいいなって思います。
わたしが田舎育ちだから余計に、かな。
ハウスの中でいちご栽培をしてるって
最初から知ってるというところから、
多分、このケーキを食べてる場所は
主体に自宅と思うんですよ。
クリスマスケーキにも多分いちごが乗っていて、
窓の向うには、
いちご栽培のビニールハウスが
夜を点してる。
なんかどう表現したらいいのか分かりませんが、
胸がほわっと温かくなるうたって思います。

2016年04月09日『土曜日』
土曜日のビームライフル実弾で人を撃つ日が怖くて行けず
「土曜日の/ビームライフル実弾で人を撃つ日」
というのがひとつながりのフレーズ
と、読めないこともないんですが、
「ビームライフル」で
「実弾」っていうのも変な話なので、
やっぱり
「土曜日のビームライフル/実弾で~」
という切れになってるんだろうなと
改めてまず思いました。
となると、
(土曜日の)「ビームライフル」と
「実弾で人を撃つ日」
は別の日、
多分後者は平日と思われるんですよね。
実際に
「実弾で人を撃つ」
わけではないにしろ、
平日の外の世界には
主体にとって怖いこと、
誰かを傷つけて、自分を傷つけるかもしれないことが
起る可能性がある場所で、
それよりはずっと
「土曜日のビームライフル」、
ゲーム画面などで架空の武器を使って、
架空の戦いをしている方がマシ
って思っているのかなって思いました。

2016年06月10日『自由詠』
髪型のせいかなぼくもラプンツェルだったと知らず読んでた童話
どうも、
うたの日で自分が票を入れたうたばかり
ここでも選んでしまうきらいがあって
どうしたもんかなぁって思ってます。
まあ、それはおいておいて。
このうたも、
ぱっと見に、
どこで切って読むのかなって
思ってしまうようなうたですが、
「髪型のせいかな/ぼくもラプンツェルだった
と知らず/読んでた童話」
と切って読みました。
「ぼくもラプンツェルだった」
という気付き、
意外性があって、おおぅって思いました。
ただ、
ラプンツェルのような
長い長い髪がなかったので、
そうだと気がつかなかった。
気がつかずに、
自分の物語であるはずのこの童話を
他人事のように読んでいた。
でも、あのころ「ぼく」は
たしかに「ラプンツェル」のように、
高い塔に囚われて育ってたんだ
みたいな感じかな。
「ぼくもラプンツェルだった」
ということ以上に、
それに気がつかずに、
その童話を読んでいたことに
主体の気持があるところがいいなって気がします。

2016年11月15日『悪』
ねぇ どうして インコがページ噛んだこと返すときうまく言えないんだろう
なぜドリカム?
って不思議な気持になるんですが、
「ねぇ どうして」「うまく言えないんだろう」
っていうスタイルが
じわじわ来るなって思いました。
「インコがページ噛んだこと」
って、なんか凄いなぁ。
なんか凄くて、可笑しくて、
じわじわかなしい感じがして
好きなうたです。

2017年01月22日『瞼』
ねえわかる?話を聞いてない君を瞼に描いた目で見ているの
このうたも、
凄くて、可笑しくて、
それから
うわーって悲しい気持になっちゃうた。
「ねえわかる?」
なんて言ってるけど、
こんなこと言わせるっていうことは
この「君」は
「話を聞いてない」だけじゃなくて
主体を見てもない
っていうことなんですよね。
つら過ぎる……
しかもそのつらいシーンに、
瞼の上から目を描いた女の子が
ずっと目を閉じながら喋ってる
かと思うと、
いたたまれないな
って思ううたでした。

2017年03月05日『館』
館の字が舘ひろしって見えたほど泣きたがってる 信号待ちで
「舘ひろし」っていうと、
今でもやっぱり「泣かないで」イメージ
で、いいんでしょうか。
何かの看板の文字なのかな
「館」という文字が
「舘」ではなくて、
そこを通り越してもう
「舘ひろし」に見えてしまって、
そこから
舘ひろしのヒット曲「泣かないで」が
多分脳内にふっと現れて……
っていうところも
まるっと通り越して、
ああ、自分はそうやって言われちゃうぐらいに
「泣きたがって」いたんだって
気がつく。
このスピード感のある飛ばし方が
面白くて好きだなぁって思います。
一マス空けの結句「信号待ちで」あたりで
ちょっとだけ落ち着いてる感じなところも
なんとなくツボでした。

2017年04月30日『糸』
冬鳥の旅立つ頃だアクリルの毛糸が指をやすりがけする
「アクリルの毛糸が指をやすりがけする」
っていうのが、
わかるようなわからないような
そんな情景なんですが、
例えば、
アクリルの毛糸で何か編み物をしてて、
指をこすっていく毛糸の摩擦を
「やすりがけ」
って表現されているのか、
あるいは、
アクリル毛糸って、ほら、
エコたわしとかつくったりするので、
そのアクリル毛糸製のエコたわしで
何かをこすってて指を……
ということなのかなと思ったりします。
どちらにしても
室内で多分一人でやってるんじゃないかな
って想像します。
で、
今ごろ冬鳥は……と想像してる。
その想像の飛ばし方が好きだなぁって思います。
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