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しま・しましま

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こんにちは
しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
コメントとかすごくよろこびます。

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うたの日の人々 <多田なのさん>

多田なのさんは、
もともと鹿沢和元というペンネームで、
わたしはずっと
男子大学生を想像してました。
そうじゃなかったことを知ったときは
めっちゃびっくりしましたね。
多田さんのうたは
センシティブな青春性があって
そこが魅力的だなって思います。
言葉を繰り返すとか、
破調のうたとかが多くて、
そこも、
不安定な気持みたいなものが
感じられるような気がします。


2015年04月07日『地下鉄』
博物館帰りの地下鉄 ひょっこりと過去に来ててもいいなと降りる/鹿沢和元
博物館で「過去」を満喫した帰り、
SF小説みたいに
地下鉄を出ると「過去」だったらどうだろう、
それもいいな
って思いながら
いつもの駅、いつもの風景を見ながら思う
みたいな感じかなって思います。
「ひょっこりと過去に来ててもいいな」
の軽い感じが
ホントにふっとした思いつきっぽくて
楽しいうたでした。

2015年08月29日『ごはん』
「ごはんでも行こう」と言われ食欲は関係なしのごはんへ向かう/鹿沢和元
うたの日で見たときから、
あーこれ好きだなぁ
って思ったうたでした。
当ブログでも触れてますが、
その時はとても簡単な感想を書いてたんですね。
「ごはんでも行こう」って
デートの誘いとかそういう感じじゃなくて、
(誘った方は)お腹の減り加減と
そこそこの主体との親密さからの
「ごはん」の誘いだと思うんですが、
それに対して主体は
「食欲は関係なしのごはん」
っていうのが
すごく可愛くていいなって思いました。
お腹を満足させるごはんじゃなくて
気持を満足させるごはんだな、コレって。
しあわせな時間が想像されて
好きなうたです。

2015年10月03日『ピアノ』
ピアノにもパンダにもあるそれぞれの色が白黒印刷拒む
ピアノとパンダ、
色で言えばどちらも白と黒の組み合わせ
ではあるんだけど、
それをこのうたでは
「白黒印刷拒む」といいます。
うん、
たしかに、
黒インクかインク無しで印刷される
「白黒印刷」では
ピアノの白鍵と黒鍵とか
パンダの白い毛と黒い毛は
正しくは表現されませんよね。
なまじ
白と黒の組み合わせの色をしたもの
って認識されるものだからこそ、
白黒印刷、まんまやん!
って思われちゃったらかなわない
みたいな理由なのかなとか
思ったりしました。

2015年10月17日『ギリギリ』
ギリギリのところで星になれなくて地面に落ちた犬の遠吠え
このうたうたの日でみたときから
好きだったやつだ!
ってなりました。
とにかくまず、
「犬の遠吠え」が星になることがある
というのがうたの大前提としてあるらしいところが
面白いなって思います。
それが
「ギリギリのところで」なれなくて
「地面に落ちた」という。
で、
主体、あるいは作者は
この地面に落ちている「犬の遠吠え」を
多分見ているわけですよね。
それはそうとうに侘しい図なんではないかと思うと、
切ないなあって思います。

2016年06月09日『薬』
眠くなるくすりを飲んで君の言う「寝よう」は夢のほうの「寝よう」だ
「寝る」って
たしかにいくつかの意味がありますよね。
でも「夢」っていうのも
複数の意味があって、
結局、
正確にはどっちの「寝よう」って言ったと
主体が考えてるのかが
わからない罠、
みたいなところがあって
面白いうただなって思いました。
「眠くなるっくすりを飲んで」言うんで、
多分、「君」の意図する「寝よう」は
sleepの方の「寝よう」なんだろうなって思うんだけど。

2016年07月31日『イルカ』
イルカショー見終えたあとの涼しさでさよならを言いさよならをした
「さよならを言いさよならをした」
っていう下の句が印象的なうたって思います。
どっちかだけで、
意味は通ると思うんだけど、
ここをあえて重ねたことで、
さらっと空虚な感じがあるかなぁって気がします。
「イルカショー見終えたあとの涼しさ」
っていう感覚もいいなぁ。
「ショー」「涼しさ」が
下の句の「さよなら」の音と繋がって、
空虚さはあるけどウェットさがなくて
さらっと別れる感じに通じるように思いました。

2016年10月17日『答』
質問のかたちじゃなくてもいいからね全部にうんって答えていくよ
当ブログで感想を書いたとき、
これはなかなか攻撃的なうた
って書きました。
「全部にうんって答えていく」
って、全部肯定するよってことなので
それはとても平和な宣言のようにも
思えるんですが、
とにかく問答無用で肯定する
っていうのは
ちょっと挑発的だなぁって気もします。
「いくよ」の「よ」が
より挑発的に思わせるのかも。
しかも
「質問のかたちじゃなくてもいいからね」
っていう。
じゃあ、
どういう意味の「うん」なんだ
って思うと、
うーんこれはやっぱり攻撃的。
この攻撃的な感じが面白いなって思ったうたでした。

2017年07月20日『激』
雨降りのほうからやって来た人が「激しかった」と濡れたまま言う
言ってみれば、
ただそれだけのこと
のようにも思えますが、
なんだか妙に惹かれるものがあるうた。
全身びっしょりに濡れた人が
体を拭くとかもしないで
まず「激しかった」
って雨の情況を伝えてくれる。
このかぎかっこ付きの
「激しかった」
が臨場感あるなって思います。

2017年08月04日『真夏』
海へゆく途中で恋人ができて青より赤を見たくなってる
このうた、ホント
「真夏」っぽいなぁって思いました。
まずとにかく
うたの調べがスムーズで、
このなめらかなスピード感が
「真夏」だなぁって気がします。
「海へゆく途中で恋人ができて」
っていう強引な感じと、
海の青色よりももっと別の色が見たくなっちゃう
っていう理不尽さ、
いいな、好きだなあって思います。
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