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しま・しましま

Author:しま・しましま
こんにちは
しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
コメントとかすごくよろこびます。

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うたの日の人々 <柊さん>

柊さんのうたは、
誰もが共感するところを詠まれたものが
多いかなって思います。
それと、
小説を題材にした作品が多いのも
楽しいなって思います。
作者である柊さんが
本当に読書好きなんだろうなって
同じ読書好きとして
より楽しく読みました。


2014年06月15日『おやつ』
その昔「3時」「おやつ」と名を付けしぬいぐるみ達何処へ行ったか
思い出のぬいぐるみや人形
ありましたよね。
もうずいぶん前に
そういう玩具から卒業したつもりで
ずっと半分忘れていた存在だけど
大人になってから、
あのとき一緒に遊んで
なぐさめてくれたりしたぬいぐるみの存在が
ふっと懐かしくなったりして。
きっと今、あの時みたいに
無条件に自分をなぐさめてくれるような
彼らが必要だったりするのかも。
「3時」「おやつ」
っていうネーミングが可愛くて
いいなって思います。
名付け当時、
好きなものを名前にしたんだろうな
とか想像されます。

2014年08月05日『箱』
品出しを終えて積まれた段ボール 高さと時給は比例しません
アルバイトとか
あるいはパートとかでしょうか。
積み上げられた空の段ボールの数だけ
その中身を店頭に並べた
ということだろうと思うので
目に見える仕事量、
って言えるのかも知れません。
ただ、
「高さと時給は比例しません」。
当然のような、無情なような、
下の句の断言が
侘しくも可笑しさのある感じで
面白いなって思いました。

2014年09月04日『くし』
あすの希望きょうの失敗のみ込んで焼き鳥の串噛んで引き抜く
このうたは
下の句の
「焼き鳥の串噛んで引き抜く」
という動作の描写が
いいなって思いました。
力強い、食べる動作。
やっぱり食べることって
生きる活力と直結しますよね。
「焼き鳥」なので、
その合間にビールとか飲んで、
その日あったことの憂さとか
ぱーっと晴らせてたらいいなって気がします。

2014年10月25日『パスタ』
巻きつけたパスタが幾度もほどかれて見つけられない話の糸口
こちらのうたは、
食事シーンではあるけども、
食べない動作
という感じがして、
いかにも
会話の弾まない場
って感じがします。
フォークに巻きつけては
また皿の上でほどく
みたいなことをしていて、
ぐちゃぐちゃに絡まってしまったパスタと、
どこからどう話をしたらいいんだろう
っていう感じ、
情景がホント浮かんで来るなあ。
もうパスタも美味しそうではないし
話も、
さほど楽しい話があるとは思えないです。
その途方に暮れた感じが
リアルでいいなって思いました。

2015年01月06日『ヒーロー』
震災のまっくらな夜照らす歌 アンパンマンが飛び回ってた
柊さんの作品には
いくつか震災を詠まれたものがあって、
もしかしたら実際に被害に合われた方なのかも。
東日本大震災のとき、
ラジオに
「アンパンマンのマーチ」のリクエストが殺到した
という話を聞いたことがあります。
せめて幼い子供には
いつも聞く耳なじみのある、
そして心やさしいヒーローである
「アンパンマン」のうたで
この怖い体験を少しでも安らげてやれれば
ということだったかも知れませんが、
きっと大人も、
勇気づけられたうただったんだと思います。
実際に電波にのって流れていたのは
「アンパンマンのマーチ」ですが、
本当にその夜空を、
あちこち助けるために
アンパンマンが飛び回ってくれた
と思われたのかも。
じんと胸に迫るうたって思います。

2015年01月20日『触れる』
ふと指に触れたページにある歌が鏡のように自分を映す
このうたでは「歌」とあるので
歌集を読んでいるのだと思いますが、
歌集に限らず、
本を読んでいて、
あっ、これは自分のことだ
って思うことってありますよね。
今の悩みとか躓きとかに
効果的な対処法が
そこにあるわけではないけども、
なんとなく
本の中、歌集の中に
自分を見つけると
はっとさせられます。
「鏡のように」
というフレーズが硬質なイメージで、
それは単純に
心なぐさめられる
というような心象ではないのかも知れませんが、
「ふと指に触れたページ」に
そのうたがあった
というのが
何かのみちびきのようにも思えるうたでした。

2015年02月22日『シャンプー』
髪の毛が林檎の香りに洗われてふと前髪を下ろしたくなる
島崎藤村の「初恋」を
連想させる
瑞々しい甘さのあるうたって思いました。
うたの日でハートを入れさせてもらって、
当ブログでも感想を書かせてもらったんですが、
少女性がよみがえる感じが
すてきだなあって思います。

2015年12月02日『ブーツ』
新品のブーツに防水スプレーと翼の生える呪文をかける
このうたも
当ブログで書かせてもらったんですよね。
新しいブーツを買った
その心の弾む感じが
「翼の生える」に出てるなぁって思って、
ホントいいなぁって思ったんですよね。
「新品のブーツに防水スプレーと」
の弾むようなリズムも楽しくて、
冬の天気なんかに妨げられたりしないで
このブーツで出かけちゃうよ!
みたいな楽しさがあるなぁ。
新しい靴を買うとうれしいので
最初から
「翼の生える呪文」
のようなものがかけてあるような気もしますが、
もっともっと
それが続くように、
改めて「防水スプレー」と一緒に
呪文をかけた
って感じがして
明るくて楽しいうたって思いました。

2016年08月09日『寄り道』
一行も入ってこないと知っていて陽が落ちるまで立ち読みをする
「立ち読み」って、
ざっと内容が知りたいときとか、
あと半端に時間が余ったときとかに
するようなイメージですが、
このうたの「立ち読み」は、
少々時間が長いみたい。
「陽が落ちるまで」
なので。
なのに、
「一行も入ってこない」し、
そうなることを「知っていて」
立ち読みを続けている、
という。
なんでしょうか、
ここで気もそぞろなまんまで
時間を潰していなければならない
そういう事情があるんだな
って想像してしまいます。
どんな事情があるのかは
このうたからは何も分かりませんが、
時間潰しに「立ち読み」をチョイスするぐらい
読書好きな人が
「一行も入ってこないと知っていて」
立ち読みを続けるのって
なかなかに辛いことだったのでは
とか思いました。

2017年02月19日『くじら』
聞こえない筈の歌声響いてるクジラの骨の標本の下
このうた、
ホント好きでした。
うたの日でも
ハートを入れさせてもらいました。
主体は
「クジラの骨の標本の下」
っていう場所に立ってるわけです。
博物館とか、
海洋生物の展示があったんでしょうか。
想像するだけでも
うわーいいなぁステキすぎる
って思っちゃいました。
きっと広々とした空間なんだろうな
とか思うと、
余計に気持がよさそう。
ところで
クジラは音でコミュニケーションをしてて、
その音が歌に例えられるわけですが、
それが会場に響いている
というわけではなくて、
「聞こえない筈の」
なので、
主体の頭の中に響いてるんだと思います。
骨だけのクジラではありますが、
そこに一頭の鯨の生前を想像して、
歌まで聞こえてきてしまう、
そんな主体の感覚が凄くステキだなって思いました。
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