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しま・しましま

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しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
コメントとかすごくよろこびます。

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うたの日の人々 <シュンイチさん>

シュンイチさんというとまず
青春を詠んだうたというイメージ。
野球のうた、将棋のうた、
横浜のうたとか、
細かく分けると色々あるけど、
それもだいたい青春ぽいなぁ
って感じがします。
あと、
ゆるめの文語使いのうたとかも
すっきりしてて好きな感じだな
って思ったりしてます。

2016年01月28日『切』
見えてきたゴールテープはもしかして白じゃないかもしれない 走れ!
シュンイチさんのうたの中で
一番最初にブログで感想をかかせてもらったのが
この作品でした。
とにかくこのうたの
勢いが好きです。
「見えてきたゴールテープはもしかして」
までのところは、
わりとゆったりめなんですが、
そこから
「白じゃないかもしれない 走れ!」
でどんどん勢いがついてって
最後命令形になる
ってところが好きなんですよね。
「ゴールテープは白」
じゃないかもしれない。
それも
もう「見えてき」ていはいるけども、
もっと近くに寄ったら
白だと思い込んでたものが
そうじゃないかも知れない。
自分の目で確かめろ
っていう感じと、
このうたの勢いがすごく好きです。

2016年03月26日『導』
引導を渡されました もう僕はブルドッグにはなれそうもない
「引導を渡す」って、
あれですよね。
なにかを諦めさせるための最終的な宣告
みたいなやつ。
誰にどういう「引導を渡され」たのかは
解らないんですが、
主体はそのために
「ブルドッグにはなれそうもない」
っていう気持になった、と。
不思議な感じのうたなんだけど、
惹かれるものがありました。
つまり、
主体は引導を渡されなければ、
ブルドッグになる
という未来もあった
ってことですよね。
文字通り、実際の犬種の一つである「ブルドッグ」なのか、
「ブルドッグ」がイメージさせるような
そういう在り方なのか
そのあたりも
はっきりとは解らないんだけども、
「引導を渡す」という慣用句って
結構強めの言葉なので、
幼い子供が大きくなったら強いブルドッグになりたいな
っていうようなことではなくて
後者の方、
ブルドッグのような在り方のほうの道を
閉ざされてしまったのかな
って気がします。
それにしても、
めっちゃぺちゃんこに凹んだ感じなのが
妙に面白いっていうか
いや、面白がっちゃこのうたの主体に
申し訳ないんですが。
ちなみに
このうたを読んだ時、
SCHOESの「Bulldog」って曲を思い出しました。
「Bulldog Bulldog やさしく吠えろ」
って歌詞があるんですが、
でもこのBulldogは
ペットショップで売れ残ってるブルドッグに
いつか自分をオーバーラップさせてる人
なんですよね。
だから何?って言われたら、
いや、思い出しただけなんですけども。

2016年06月29日『コーヒー』
さよならを溶かしたような黒だった 飲んだらちょっとだけ甘かった
このうたは、
題の「コーヒー」が
詞書のようにあるタイプの題詠。
うただけ読むと、
主体が飲んでみた黒いものが
コーヒーなのかなんなのか、
っていうか、
本当にそれは飲み物だったんだろうか
って思って、
それはそれで面白いな
って思いました。
このうたの場合はもちろん
「コーヒー」なんだと思うんだけど。
でも何か解らなくって、
ちょっとだけ飲んで確認してる
みたいな感じにも読めて、
ああ、そういう確認の仕方もあるな
っていう気もします。
下の句がいいですよね。
「飲んだらちょっとだけ甘かった」
まるで、
もともと甘い飲み物だった
んじゃなくって、
「さよなら」が溶けてて
それで甘く感じた、みたいな感じ。
「さよなら」を視覚的に見たら「黒」で
味覚的には「甘い」んだな
なんとなく、
なんとなくその感覚はわかるなぁって思いました。

2016年08月17日『ペットボトル』
分けあったアクエリアスのボトルから原始の海の匂いがしてた
あーって思ったうたでした。
「アクエリアスのボトル」
しかも「分けあってた」やつから、
「原始の海の匂い」
って、
あーっあーっ
分かるかも!
って感じでした。
「アクエリアス」
っていうのがいいですよね。
これがポカリスエットだと
ちょっと生々しいし
ゲータレードだと
そっちに意識が行って、
「原始の海の匂い」の印象が
薄れてしまいそう。
まあ、わたしの勝手なイメージですが。

2016年10月07日『光』
そして僕は光になって立ちすくむ深夜零時のファミリーマート
うたの日でハートを入れて、
当ブログで感想を
書かせてもらったことがあるんですが、
やっぱりいいなって思います。
まず、
絵が浮かぶ
って気がします。
「深夜零時」
そこへ行くまでの道も
大昔じゃないんだから、
そこそこ明るいとは思うけど、
深夜のコンビニの光は
暴力的に明るいですよね。
暗めの道を歩いてきて、
コンビニの白っぽい光の中に入ったときに、
一瞬、自分自身も
その光の一部になってしまったような気がして
入口のところで立ち止ってしまう
みたいな感じかな。
以前もブログで書きましたが、
そこに辿り着くまで
考えてたこととか、
「僕」っていう個そのものも
「光になって」
その一瞬とんじゃう、
みたいな。
うーん
すごく好きなうたです。

2017年01月14日『昼』
空の青とおくに見える屋上できみとランチパック同盟むすぶ
高校とかの屋上を思わせるうた
って気がします。
「ランチパック同盟」
っていいですね。
実際にそういうものがあるのかどうかは
よく分かりませんが、
ヤマザキのランチパックでお昼を済ませる同士、
(もちろん、ランチパックが好き)
みたいな二人って感じ。
boy meets girl的な情景が浮かんで来るような
でもまだ恋愛以前な感じがするところも
爽やかでいいなって思いました。

2017年01月22日『サンダル』
ランドマークタワーを青いサンダルで登った ひかりさす桜木町
シュンイチさんのうたには、
関東、中でも横浜の地名や
固有名詞が登場することが多い気がします。
郷土愛、地元愛からくるもの
と思います。
中でも
「ひかりさす桜木町」
がいいなって思いました。
ランドマークタワーから見える景色の中でも、
特に思い入れがある場所
って気がします。
「青いサンダル」の
爽やかさと日常感も好きだなぁ。

2017年03月07日『7音以上の名詞』
ぼんやりと月夜あゆめばラスコーリニコフ心の路地に住むなり
うたの日で読んで、
いいなって思ったうたでした。
「ラスコーリニコフ」
といえば、
ドストエフスキーの「罪と罰」の主人公。
高利貸しの老婆を信念のもとに
殺しちゃう若者ですね。
月夜の道を歩いていて、
ふっとこのラスコーリニコフが
頭に浮かんで来る。
彼はいつからか、
自分の「心の路地」に住んでいるのだ。
みたいな感じかなって思います。
前にも感想を書かせてもらったんですが、
今回読んでて、
ついある俳句を思い出しちゃいました。
前田普羅の
人殺す我かも知らず飛ぶ蛍
という句。
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