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しま・しましま

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こんにちは
しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
コメントとかすごくよろこびます。

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うたの日の人々 <ゆらさん>

ゆらさんはうたの日の初期メンバーのおひとり。
皮膚感覚で詠まれたような、
ひりひりした思い
みたいな感じがするうたが特に印象にあります。


2014年04月24日『関西』
徳島は関西じゃないと騒がなくなったあたりで始まる初潮
「徳島は関西じゃない」っていうの、
多分住んでないと分からない
ことなのかも知れませんが、
徳島は関西
という意識があっての
「じゃない」
なんでしょうね。
地理的にも近いですし
きっと文化圏が関西寄りなんだろうな
って思います。
で、ある程度大きくなると、
地理的な分類では
関西ではなく四国である
って分かるようになるんだろうけども、
まだそれでも、
でも関西……
みたいな気持があるんじゃないかと
想像してみます。
それがだんだんと
そうだよ、四国だよ
って受け入れられるようになった
「あたりで始まる初潮」
っていうのがいいなって思います。
小学校高学年から中学のあいだの、
どこか、なんでしょうね。
「初潮」でまためんどくさいことを
飲み込んで生きていかなくちゃいけない
みたいなコトが始まると思うと、
可笑しくて切ない感じもあって
いいうただなって思いました。

2014年07月12日『ナイフ』
フォークには希望がなくて仕方なくナイフでバニラアイスを食べる
「フォークには希望がない」
っていう感覚、
これは作者、あるいは作中主体の
独自の感覚なんだろうと思うんですが、
なんとなく、
あーたしかに……
とも思えるから不思議。
なんでしょうね、すくえないからでしょうか。
「希望」がないから使いたくなくて、
「仕方なくナイフで」食べる
というのはまあ、
そういう流れなら
とも思うんだけど、
「バニラアイス」かーい
っていう。
そうなんだ、
スプーンはなくて、
選択肢に入れることができなかったのか
って思うと
これもやっぱり切ないなぁ。
すくったもののホールド感のない、
平らなナイフで
すぐに溶けて落ちてしまいそうな
「バニラアイス」を食べなくちゃいけない
この息をつめてやらなくちゃ
って感じがなんともいえないなぁ
って思って好きなうたでした。

2015年02月02日『負』
不死身とは言えないむしろ負死身って感じで今日もお皿を割った
ゆらさんのうたには、
多分実際のご職業に関連するのかな
って場面も
多く詠まれているように思います。
お皿を割るっていうのは、
日常生活でもあることではありますが、
このうたの場合は、
やっぱり職業詠としてのお皿かな
って気がします。
「不死身とは言えないむしろ負死身って感じで」
の「負死身」の当て字が
つらくてちょっと面白いなぁって思います。
「って感じで」
ってフランクにつなげてますが、
そういう感じだから割っちゃうのか
お皿割っちゃう自分だからそうなのか、
どっちにしても
しんどいところを詠まれてるうたって思いました。

2015年05月26日『ボタン』
ブラウスにたくさんボタンをつけている たくさんの色さえずる初夏だ
うたの日でハートを入れたうたでした。
初夏の明るさ!
って感じがします。
「たくさんの色さえずる初夏」
って、いい表現だなぁって思います。
空の青、若葉の緑のグラデーション、
花の色とか、もちろん道行く人の服装も。
そういう色んな色が「さえずる」っていいなぁ。
主体も、その初夏のために
「ブラウスにたくさんボタンをつけている」
んでしょうか。
夏への期待感と祈りのようなうたって思いました。

2015年07月25日『スカート』
わたしまだ少女だろうか夏前にグレイのチュールスカート買って
うたの日でハートをつけて
当ブログで感想も書かせてもらいました。
なんていうか、
胸にぐっとくる美しいうたって
思ったんですよね。
「グレイのチュールスカート」の
繊細な感じと、
「夏前」っていう微妙な季節の表現がいいんですよね。
「わたしまだ少女だろうか」
っていう疑問も、
多分まだ少女の範疇にいるからこそ
出て来る言葉って気がします。

2015年10月20日『テレビ』
ベッドまで歩けないんださっきからCMばかり見てる気がする
うーん、
めちゃ共感するうたでした。
ベッドまで、
もしかしたらそんなに距離がない
っていうか、
もしかしたらもしかしたら
立ち上がって三歩あるいたら
もうベッドがあるかも知れないけど、
その移動がおっくう
っていうぐらいなんだか疲れ果てちゃうとき
ってあります。
テレビの前っていうか
テレビの見える位置の、
いつも座る場所に腰を下ろしたら
もう動けなくなってしまう
みたいな。
テレビもね、
つけてるけど見てるわけじゃない。
だから
急にキャッチーな音で意識が引き戻されるCMだけが
妙に印象に残っちゃったりする。
そういう感じかなぁって思いました。

2016年01月30日『駄目』
くちびるがもうダメいやだと言うたびに湿気るマフラーくらいさみしい
実はゆらさんのうたの中で、
一番印象深いのがこのうた。
なんどか感想書かせてもらったことが
あるんじゃなかったかな。
もうね、
勝手に情景がわーっと浮かんで来るんですよ。
バイト帰り(と勝手に仮定しますが)
深夜のうす暗い住宅街を
とぼとぼ一人で歩いてる
みたいな。
マフラーを鼻が隠れるか隠れないかぐらい
深く巻いて、
その中で
「もうダメだいやだ」
って呟いて、
その呼気でマフラーがしけっちゃう。
あのいやな感じといやな気持を
「さみしい」と捉えてあるところ、
ぐっとくるなぁって思います。

2016年05月04日『カフェ』
かなしみは食べれば癒えるものであれオーダー季節のスイーツたっぷりプレート(プレート)ハウスブレンド(ハウス)ふたつずつ(ツーツー)
面白いつくりのうたって思います。
「季節のスイーツたっぷりプレート(プレート)
ハウスブレンド(ハウス)ふたつずつ(ツーツー) 」の
()内の言葉(ルビでしたが)は
お店独自の略語だと思います。
っていうことは、
客としての立場ではなく、
オーダーを通すウェイトレスとしてのうた
ではないかと思われます。
「かなしみは食べれば癒えるものであれ」
は、
客の何かしらのかなしみが癒されて欲しい、
もしかしたら
ひいては、そうであったら自分にも
それが当てはまって欲しい
って気持もあるでしょうか。
まあそこまで想像すると
勝手に妄想しすぎかも。
「オーダー」は、
その後つづく(プレート)(ハウス)(ツーツー)
と一緒に、
実際に口にされた言葉じゃないかなって思います。
なので、
頭の中でこの「オーダー」を
強めに読んでます。
巫女がご信託を伝える瞬間みたいな感じで。
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