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しま・しましま

Author:しま・しましま
こんにちは
しま・しましまです。
2014年冬から短歌を始めました。
主にうたの日とツイッターで短歌をしてます。
コメントとかすごくよろこびます。

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過去の短歌(なんたる星大賞に投稿したやつ)


2015年の夏の、
なんたる星さんのなんたる星大賞に
出した連作です。

これは初めてわたしが賞と名の付くものに投稿した作品。
五首ではありますが、
連作を編む!という意識で連作を編んだのは
多分これが初めてだったはず。


「星だったはずだった」 しま・しましま
よっちゃんを違うあだ名で呼んでいたヨシフミくんが来てからずっと
星だったやっと掴んだはずだったプールの底の消毒錠剤
じゃんけんで負けて泣き出すよっちゃんの頭の傷だけ白かったこと
じゃあ死にたてに触ったことはあるの と聞かれるままにうんと答える
時々はわたしの中の少年が「こんにちはあ」のあを裏返す


最終選考まで残って、
なんたる星8月増刊号に掲載してもらって、
なんか色々と
思い出深い連作になりました。

過去の短歌(うたの日題詠派生の連作ふたつ)


わたしはあまり、どこかに出すための連作って
作ったことがなくて、
うーん、
多分、一番最近だと千原こはぎさんの「おいしい短歌」、
あと、同じくこはぎさんのネプリ「獅子座同盟4」
それと、なんたる星大賞と第二回ぺんぎんぱんつ賞に
チャレンジしたくらいですね。

で、遊びではちょこちょこ作ってて、
その中に、
うたの日の題詠から、
勢いあまって連作に仕立てちゃった、
というものがいくつかあります。
というか
過去、このサイトに掲載した連作のうち、
50音童話短歌
以外は、みんなそうかも。

「無題」
アーヴィングの海に漂う剥製のいぬの名前はソロー(悲しみ)という
(悲しみが沈むことなく漂うの、それって水より軽いからなの?)
たくさんのスプートニクに乗ってったそれより多くの犬たち(いぬたち)
(マイライフ・アズ・ア・ドッグってあったよね、イズ・ア・ドッグって思ってたけど)
クドリャフカ、バルス、リシチカ、プチョールカ、ムーシュカ今はいない名を呼ぶ
(時々は空を見上げていいんじゃない?開いた窓の前に立ってさ)
ライカ犬という呼び名でぼくたちは宇宙に漂うソローを思う

「月とりんご」
もう少しでザムザ氏を穿つところだったと窓辺のりんごがつぶやく月夜
青白い月の光のなかでさえほのかにりんごは赤さを増した
「それ以来わたしはザムザ氏を見ない」だから…とりんごが見上げる月だ
窓ガラス夜風が打てばカーテンのかすかに立てるカサという 音
「さあて、ねえ。わたしが知りうるザムザ氏は毒虫であるザムザ氏だけだ」
毒虫?いいえウンゲツィーファー(生け贄にできないほど汚れた動物或いは虫)
毒を持つ身はどちらだろうとりんごは笑う「なにしろわたしはりんごなのだし」
もう月がこんなに淡いぶるるるん身震いをして夜を払おう
朝になれば夜中眠っていたものが目覚める だけど昨日のままで?

50音童話短歌(ら~ん)


50音童話短歌


【ら】
「ラブ&ピース!」ハートの女王の法廷はかく開かれてゆく

【り】
リスボンは知らない国の首都だけどピッピがわたしに教えてくれた

【る】
るす番は七匹いても淋しくて ねえおかあさんかえってきてね

【れ】
練習でいちども成功しないなんてちいさなスニフはげろをはきそう

【ろ】
六月のこまかな雨に降り込まれ百エーカーの森のにぎわい


上から順に
不思議の国のアリス
長くつ下のピッピ
七匹のこやぎ
ムーミン
くまのプーさん
でした。


【わ】
わたしたちレタス畑のベンジャミンとピーターみたいに眠ってしまう

【を】
をを、を、を、を、をを トランプたちは散らばってバラを塗るのに一生懸命

【ん】
ンドゥールのうたう Ob-La-Di Ob-La-Da にふと重なって Bibbidi-Bobbidi-Boo


上から順に
ピーターラビットのおはなし
不思議の国のアリス
シンデレラ(ディズニーアニメバージョン)
でした。

というわけで、
50音童話短歌おしまいです。
最後の「を」と「ん」、
無理矢理感がひどいですね。
不思議な国のアリスとナルニア国物語、ピーターラビットが多いですが、
それはもともと、
それぞれプチ連作にして遊んでいたから。
一作一首しばりにしても良かったかなぁと
思いつつも、
それぞれ自分で好きなうたを
一首に絞れないところがあるんですよね。

50音童話短歌(ま~や)


50音童話短歌

【ま】
またあの男が若い娘を娶ったらしいあの古い鍵束をまた渡したらしい

【み】
水音にもめずらしそうに耳を澄まし床より上の世界は深い

【む】
向き合えばすぐに分かってしまうことアヒルの子しかアヒルにならない

【め】
目隠しをされているのはどっちだろう マクレガーさん、手の鳴る方へ

【も】
もう金の卵を産まぬにわとりの天を焦がれてなく夜がある

上から順に
青ひげ
床下の小人たち
みにくいアヒルの子
ピーターラビットのおはなし
ジャックと豆の木
でした。


【や】
やわらかい白パンあつめていたはずの戸棚がいつか蒼い蒼い空(そら)

【ゆ】
遊園地いつまでも遊んでいようロバのしっぽと耳を生やして

【よ】
夜がこわいとわかる前なら行けたのに右から二番目の小さな星へ

上から順に
ハイジ
ピノキオ
ピーターパン
でした。

50音童話短歌(な~は)


50音童話短歌

【な】
ナルニアへ盗んだ軍馬で走り出すさらばティスロック(みよとこしえに!)

【に】
にっこりのかたちの口の横の幅 かつてのカエルの名残の夫(つま)

【ぬ】
沼人のパイプけむりは低く垂れ旅の火口(ほくち)は湿らせぬまま

【ね】
ねえ、ジミニー・クリケットなら分かるよね たくさん泣くとよい子になるの?

【の】
のぞき窓ななめに覗いて確かめる(魔女の鼻ってときどき不便)

上から順に
馬と少年(ナルニア国物語)
カエルの王さま
銀のいす(ナルニア国物語)
ピノキオ
ヘンゼルとグレーテル
です。


【は】
はちみつをたらふく食べてはちみつの振りしてはちみつ採りに行くよ 蜂

【ひ】
ひとりでは生きられないと分かっててかしこい猫はひとりで立った

【ふ】
笛吹きがつれてきた子とねずみらのざわざわざわざわ笛吹きの家

【へ】
ベッドルームの灯は消さないで 何時(いつ)になれば影をさがしに来るんだろうか

【ほ】
ぼくがもし何も言わずに消えたならゲルダになれる強い君だよ

上から順に
くまのプーさん
長靴をはいたねこ
ハーメルンの笛吹き
ピーターパン
雪の女王
でした。

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